『ブレンド・S』  第四話「後輩はお姉さん(健全)」


 新キャラは、店長の希望通りに「お姉さん属性」でした。しかし(健全)ってどういう意味だろう。

後輩はおねえさん(健全)

 スティーレにやってきた新しいホールスタッフ、天野美雨(お姉さん属性)。その姿を見て「せ、制服を縛る本の方ああああぁぁぁぁぁぁ!!」と絶叫する苺香。いかがわしいタイトルの本を書く天野さんも大概ですが、それを大声で叫ぶのも結構恥ずかしいのでは?

 一方、秋月は神妙な面持ちで彼女に近づき、サインをねだる。天野美雨、ペンネーム「花園フォルダ」の、実はファンだったらしい。あの様子では、前回の忘れ物の同人誌もさぞかし読みたかったことでしょう。よく我慢できたな。

 

 バイト初日にして、自らの役割「お姉さん」を完璧にこなしながら、見事な接客を見せる美雨。席への案内、髪をかき上げる仕草、お客様の汚れた口元を優しく拭ってあげる優しさと余裕の笑み……! なんか、苺香ちゃんとは違う意味でM心を掻き立てられるのはヒダマルだけでしょうか。

 

 その完璧な接客を目の当たりにし、苺香は自分も見習おうと一念発起。
 お客様の口元がケチャップで汚れているのに気付き、さっそく「お姉さん」全開の行動に移ります。そう、さりげなく指摘した後、本人の承諾を待たずに優しく拭き取ってあげるのです……。まさにお姉さんです、年上の余裕を持ったお姉さんです……。でもね、でもね苺香ちゃん、お客様のお顔を拭いている布、それは、「台布巾」と言うのです……!
 汚物を拭き取るためのアイテムで、頬を容赦なくゲシゲシされるお客様でした。いやぁ今日もドSが安定してます。

 さらに、お客様に嫌いな食べ物を伺う苺香ちゃん。弱点に配慮してくれるなんてまさに「お姉さま」じゃないか。
「サンドイッチ、ピクルス抜き、トマト多めで」というオーダーを取り、厨房へ伝えに行きます。しかし、忘れないように繰り返しているうちに、いつの間にやら「トマト抜き、ピクルス多め」にすり替わってしまい、一人伝言ゲーム状態に。
 嫌いな物のみを挟んだ「地獄のサンドイッチ」を食べる羽目になったお客様でしたとさ。文句言わないんだからいい人たちだー。

 その夜、天野さんは早速新たな薄い本の制作に取り掛かるのだった。

 
 普通、バイトを始めるのはズバリ「お金のため」ですが、彼女の場合は事情が違います。「生の女子高生と触れ合える」「漫画のネタを仕入れる」という別な目的があるのです。
 そして話題はカップリング論争へ。腐女子界のイザコザから距離を取り、今はオリジナルキャラで書いているから平穏だと漏らす天野さんです。だからネタが足りないんですね。
 うぅむ、ヒダマルにはよくわかりませんが、これも知らぬが仏と言うヤツなのでしょう……。知ったら戻って来られない気がする……。
 それにしても、女の子同士のスキンシップを見て、硬く手を握り合う男二人は何をしているのでしょうか。通報しなくていいのでしょうか。おまわりさーん。

 

 お客様の声を集計したところ、スティーレの方針を見直すことになった。どうも、苺香のドSっぷりを更にハードにしてほしい、という声が多いそうだ。さらなる罵倒を求めているというのか……! この店、どういう客層してるんだっ……!?


 しかし苺香ちゃんのドSは果汁100%なので、自覚的にレベルを上げることはできないのです。ほら、恥ずかしそうにしてます。今回のハイライト的な表情まで見せてくれちゃってます。いいぞ、もっとやれ。

 

 なんやかんやで「女王様」へと変貌を遂げる苺香ちゃん。

  ディーノを椅子にして、鞭。献上されたサンドイッチは、顔にべちゃり。ディーノは喜んじゃってますが、イカン、これは何かが違うと慌てた面々が、苺香の洗脳(?)を解きます。目を覚ました(?)苺香ちゃんですが、店長の後頭部を足蹴にしている辺り、外しません。

 

 ED後には「水責め」という新たな拷問接客方法を開拓した苺香ちゃんでしたとさ。

 四話目にして「ドS&女王様」属性という無敵形態へ危うく進化しかけた苺香ちゃんでした。