『ブレンド・S』  第七話「バナナにイチゴで、いそがしい」


 ある日の朝、こんがり日焼けしちゃってる夏帆さんが出勤して来ました。
 この分だと、苺香さんもこんがり南国風へモデルチェンジしているのではっ!? と期待する店長ですが、苺香ちゃんの焼け方はなんか勇ましいな。トム・ソーヤ的な野生感が醸されてます。

バナナにイチゴで、いそがしい


 出会い頭のこんがり夏帆を見て「なにいきなりギャルになってんだっ!?」っと驚く秋月さん、発想が古い。夏帆の言う通り、今時こんなギャルいませんよね。現実では「奇跡のロリ三十路」と同じくらいいませんよね。

 そんな夏帆に「ちゃんと日焼け止め塗らないと、年取ってシミになるわよ」と助言する麻冬さんですが、接客時と完全にキャラ逆転してますね。ナチュラルにお姉ちゃんです。
「あのベタベタが好きじゃなくって」と渋る夏帆に、同じく年上の美雨からも何か言ってやるように促す麻冬さんですが、


夏帆さん夏帆さんっ! 日焼け跡、胸のトコの日焼け跡見せて下さぁいッ!!」


 とまぁ見事に人選を誤りました。
「ちょっとだけ剥がさせてもらっても……!?」と鼻息荒い美雨の後ろ姿を見やる麻冬の眼差しったらありませんよ。死んだ魚の目に映ったビー玉みたいな視線ですよ。ある意味、苺香を超えるS視線なのでは。

 そんなIQの低いやり取りを聞いていたディーノ、「良いこと思いつきましたっ! 明日を楽しみにしていて下さい」と述べると、足取り軽く何処かへと去って行きましたが、うん、不安しかねぇ。


 翌日。
 秋月がスティーレの薄い扉を開けると、そこはジャングルだった。夜の底が白くなった。

 とかふざけてる場合じゃありません、なんでしょうコレ。店内が南国風な植物に支配されてます。「ピーピー」とか「パオー」とかの奇声が響いちゃってます。

 実はこれこそ、昨日ディーノが閃いた「期間限定・ジャングル喫茶」だったのです! 一日でこの仕上がりです! ディーノはもっと社会貢献のためにこの実力を発揮すべきだと思います!

 これなら日焼けも似合う夏帆ちゃんです。
 これでも勇ましさが出てる苺香ちゃんです。

 

 お客さんがやってきました。「思ったよりジャングルっ!?」とビビってます。

 苺香が席へ案内するも、何故かトイレやら出口やらに辿り着いてしまう。探検家か。
「お店の中で迷ってしまうなんて、店員失格です……」と落ち込む苺香ちゃんですが、いやアナタはそれ以前なツッコミ所が割と満載ですよ?

 

 さらに、草陰から現れたのは、猿っ!
 着ぐるみを来た、麻冬猿っ!
「今日は妹猿だよー」って麻冬さん、意外と身体張った接客してますね。

 

 一方の美雨お姉さまはというと、あ、お客さんにバナナを剥いてあげてます。そして「あーん」ですね。
 流石18禁(健全)お姉さま……! 男女どちらのニーズにも応える、奇跡の感性の持ち主……!

  そんな美雨に、苺香は憧れの視線。「負けないように頑張って接客しないと!」って、アナタがそんな感じで張り切るときは必ず惨事が起こりますから気をつけてね。
「鶏のから揚げとふんわり卵のオムライス」をお客さんに持って行く途中、バナナの皮で滑って転びます。しかしオムライスは死守! えらい! でもケチャップで顔が大惨事ッ!! 

 責任を持って料理を届けた苺香ちゃんですが、その猟奇的な接客に「(鶏、)獲り立てっ!?」と勘違いされてしまうのでした。言わんこっちゃない。

 


 ジャングルの中を手探りで彷徨う秋月は、夏帆の胸をつかんでしまう。普通に困る夏帆に対して、この世の終わりみたいな顔で絶望する秋月。

 「お前ツンデレだろ? アクシデントで胸触られたら、原型なくなるまで殴らねえの?」
 ってそんな「過剰制裁型ツンデレ」は2次元内にしかいませんから安心して。現実には「無口・無表情キャラ(主人公に片思い)」と同じくらいいないから。

「秋月さん、女の子への耐性なさ過ぎてネタキャラですねぇー……」と怪しく腐る美雨お姉さま、いやらしくバナナ剥いて「あーん」してたヒトと同じとは思えません。女って怖い……!(秋月と同じ間違いを犯すヒダマル)

  

 Bパート。

 スティーレに事件が起こる。
 苺の発注が抜けていたのだ! これでは苺パフェが作れない!
 スーパーへ買い足しに走る店長だったが、麻冬の提言「一人で行かせると食玩とか要らないもの買ってくるから」と苺香も付き添うことに。子どもかあの人は。

 苺香とのデート気分を味わうディーノ。
 しかしどこへ行っても売り切れの連続で、デートが続いて嬉しそうなディーノ。誰か、彼に「本末転倒」という日本語を教えてあげて下さい。

 売り切れ続きにイライラする苺香ちゃんは、「ドS睨み」をきかせて店員の土下座を引き出してしまいます。

 
 なかなか戻らない店長に痺れを切らすスティーレの面々。「戻ったらパニッシュメントを与えなきゃね」と麻冬。
 スティーレは、この危機をどう乗り切るのかっ……。そして、ディーノの命運は如何にっ……。


麻冬「バナナクレープ、お勧めなのっ……(うるうる)」

 

夏帆オレンジタルト、お勧めなんだけど……。ちょっ、何勝手に聞いてんのよっ! 独り言よ独り言! あんたたちにお勧めなんかする訳――、ないでしょ?」

 

美雨「バナナクレープにしてくれたら、お姉さんが食べさせて、あ・げ・る♥」

 

 うおぉ、意外となんとかなってる。驚異の接客技術で、イチゴ関連のオーダーを阻止してます。しかし、コレがどこまで持つかっ……!


 一方その頃、苺香は遂に苺を発見。しかし、女の子と同時に手がかかる。子ども相手にドS視線を発動してしまい、あー泣かせたっ。そして親御さん来たっ!
 代表してディーノが誤ると、そのキラキラ笑顔にお母さまメロメロ、「むしろお譲りしますっ」と譲り受けることに。

 
 夕暮れの帰り道、自分は接客には向かないのではと悩む苺香。目つきが悪いせいで子どもまで泣かせてしまったのだ。
 そんな苺香を励ますディーノ。

 「そんなことないですよ。私は、苺香さんのその目が大好きです。だから声をかけました」


「きっと、お店に来る人も、その目が大好きです」


「それに苺さんは黒髪ですし」


「黒髪ロングで――、セーラー服で――、敬語キャラでっ――、真面目なのに天然ドSなギャップがっ――、最高に萌えて、大好きでぇーすッ!!」

 

 などと大声でのたまう変態店長は、無事お巡りさんに連れてかれましたとさ。
 めでたしめでたし。

 

 なお、少女に不審な行為をしていた外国籍の男(自称・喫茶店店長)は「黒髪は正義です。反省はしていません」などと意味不明な供述をしているとのことです。

 

 

 今日はなんだか忙しい。店長が真面目に働いてるくらい忙しい。
 店内の混雑を案じた苺香ちゃんは「いらっしゃいませ。他のお客さまのご迷惑にならないよう、隅の席へどうぞ♥」。
 今日もキレッキレだなあ。
 公式サイトの「マイカレンダー」を彷彿とさせる罵倒後だなぁ。

  そして、忙しさのあまり、ついつい普通にオーダーを取ってしまう夏帆

夏帆「オッケー、いいよ」
お客「あれ、ツンデレ属性は?」
夏帆「うっ……、いいよっ!!」
お客「逆切れッ!?」

 そして、忙しさのあまり、ついつい本性を覗かせてしまう麻冬。

お客「あと、お水お替りお願いします」
麻冬「水、セルフサービスだと楽なのにね(ぼそっ)」
お客「ま、麻冬ちゃん……?」
麻冬「……!! 麻冬、お水二つなんて重くて運べな~い!」


 忙しい一日が終わり、
こう忙しいと、キャラ演じながらの接客はなかなか難しいわね」、ってもうハッキリ言っちゃったよ麻冬さん。
ハイッ。私もお客様に、ついヒドイことを言ってしまいました!」、っていやハッキリ言ってアナタは良い味出してますよ苺香ちゃん。

「普段から酷いことを言っていれば、忙しくて集中力が切れた時は逆に優しくなれるのではなかろうか」と考案する苺香。正直なに言ってるか分かりませんが、面白いので泳がせてみましょう。

「いらっしゃいませ。目立たない席へどうぞ」
「あ、注文は筆談でお願いします。なんかちょっと匂うので」
「ありがとうございましたっ。さようなら~(塩ッ!)」

 

 怒涛のドS3連発。
 うん、苺香ちゃんはこのままで無問題です。


 新しいスタッフを入れるとして、新属性について話し合うメンバー。
 秋月は、属性はともかく厨房に入れる男が欲しいと発言するが、あ、コレは餌食だ。美雨さんの餌食なパターンだよ、うわっ、あーやっぱりだ。

 間をとって、「男装女子」を推してくる美雨。
 そしたら、男二人は女装になるのか。店長はなんでノリノリなんだ。


 そして、ED後のCパート。
「アルバイト募集」の張り紙を前にして、不敵な笑みを浮かべる謎キャラは、「ボクっ娘」?

 

 ヒダマルの内容予想は「店長が苺香を励ます」部分しか当たりませんでしたが、いやー良かった、『ブレンド・S』は今後も安泰ですよ。

 そして次回、新キャラ登場です。OPにも出ている主要キャラですね。犬はいつ出てくるんだろう。