『ブレンド・S』  第九話「オーナー就任、シスター襲来」


 クラスメイトとお喋りする苺香。友人からの指摘により、店長との関係について考えます。まあ、普通は彼氏じゃない男・あるいは好きじゃない男と水着を買いには行かないでしょうね。でも小悪魔ですからねこの人。


 悩みつつ出勤する道すがら、一頭の犬と出会う苺香。段ボールに入って「ひろってください」って書かれた、なんか今時見かけないっていうか都市伝説みたいなワンちゃんです。

オーナー就任、シスター襲来

 なしくずし的にスティーレに同伴し、みんなに総ツッコミを受けてしまいます。

秋月「なに連れて来てんだっ!?」

苺香「ええと、多分、ハスキーです」
ひでり「ハスキーにしてはもふもふ……」
夏帆「他の犬種も混じってない?」
麻冬「コリーかしら」

秋月「種類を聞いてんじゃねぇよっ!」


 ……女性の価値観に圧倒される男。
 こうなったら勝ち目はありませんね。「この子まつげが長い」だの「目が苺香ちゃんに似てる」だの超どうでもいい話題が繰り広げられます。こういう時、男はね、にこやかに「うんうん」頷いて建設的議論の口火を待つしかないのです。

「目つきが似ている」という意見に、「なるほど。だから捨てられてしまったのですねッ……!」と共感を覚える苺香。うん、これはもう飼う流れですね。レギュラーメンバー入り決定です。伊達にOPに出てねぇぜっ(幽白風に)。


 しかし、苺香のお兄さん方は犬が苦手なため、家では飼えないとのこと。せめて里親を募集しますが、

秋月「俺はアパートで一人暮らしだし、無理だな……」
麻冬「うちも余裕ないわね……」
夏帆「うちは、ペット禁止で……」
ひでり「客の萌え豚に押し付けちゃえば良いんじゃない?」

・問1、
 4人の中に仲間外れがいます。その人物の名を答えなさい。

 

 うぅむ、里親が見つかりません。このままでは、また「ひろってください」の箱に逆戻りです。なにか良い案はないものでしょうか……、あ、店長がいた。
 うん、もう店長でいいよ。

「人がいない所で何勝手に決めてるんですか。美雨さんだっているでしょう」と反論するディーノ。おお、「流れ星より流される」と評判の店長さん、今回は自我を保ちました。

「犬の目元が苺香に似ている」ことを推され、戸惑いのあまり抽象画へ変貌しますが、持ち直しました。彼も成長してますね。

 しかし、「ディーノの自宅はスティーレの2階」という事実も相まって、スタッフ一同から期待の波が押し寄せます。苺香からの懇願も手伝い、とりあえずは店長ん家の様子を見てみることに。

 ……この人たち、ヒマなんでしょうか。

 

 ディーノの自宅へお邪魔する苺香と秋月&犬。
 苺香は「靴、脱ぐんですね……」とご不満な様子でしたが(日本ですからね、ここっ(byディーノ))、意外とサッパリした空間です。苺香も犬も気に入ったみたいで何より。

・問2、
 さっきから部屋のクローゼットが「ぎしぎし」言ってる理由を、挙動不審な家主の様子を踏まえて40文字以内で答えなさい。


 まだ飼うとは決めていなかったディーノですが、苺香の残念そうな表情に再び抽象画になった後、しばらく面倒を見ることを宣言しました。
 ハイやっぱり流されたー。流石は「残り湯よりも流される」と噂の店長だー。

 しかしこうなると、犬の名前を決めないといけません。ヒダマルとしても、いつまでも「犬」って打ち込んでるのも心苦しいので助かります。

 名前は苺香の独断により「オーナー」に決定しました。ディーノより立場が上ですね。今回初めてのドSを見ましたね。
 ただ相手を落とすのではなく、周辺の存在価値を上げることにより相対的に対象へダメージを与える新技ですね。


 無事ディーノを丸め込んで一安心の苺香と秋月。店に戻る途中、苺香が意味深な発言を投下します。

苺香「これから、店長さんとずっと一緒だなんて、オーナーが少し羨ましいですね」

 ……水着選びのお出かけは、小悪魔だけが理由じゃなかったみたいです。

 


 オーナーとの共同生活が始まったディーノ。朝は5:38に起こされます。そう、散歩の催促です。

 起床を渋る店長に対し、フィギュアを人質にとるオーナー。うん、肩書通りの序列ですね。

 へにゃけた顔でオーナーに引っ張られるディーノさん、犬相手に全力でツッコんでます。なんのかんの言って仲良しさんです。


 早朝の散歩の為に深夜アニメをリア帯で観れず、オタクの質が落ちて大変なディーノ。「早起きは三文の徳」と言いますが、彼には当てはまらないみたいです。

 ぐったりしているディーノの様子を見て、オーナーの世話を押し付けてしまった責任を感じる苺香ちゃん、持参していた手作りクッキーをプレゼントします。
 涙して喜ぶディーノですが、脳裏によぎるのはあの「激マズパフェ」。今の消耗状態で「激マズクッキー(仮)」を口にしようものなら、まさに泣きっ面に蜂です。

 しかし、覚悟を決めてクッキーを食べる店長。実ッ食ッ!
 果たして、その味は。


ディーノ「美味しいですぅッ!!」

 こっそり練習してたんですね。えらい。オーナーのお礼に、これからも手作りお菓子を作ってきてくれるという苺香ちゃん。
「三文どころか、桁違いの徳が来た」と喜ぶ店長でしたとさ。まあ、このくらい報われてもいいでしょう。

 

 

 妹が「店長にお菓子を作ることになった」と聞いた愛香お姉さん、「初っ!!」と渾身のリアクション。
 ディーノを始めとした苺香の職場に興味を持ち、遊びに行くことを決めます。


 翌日。
 黒服・グラサン・オールバックと三拍子揃った護衛に囲まれたお姉さんが襲来します。普通に来れないのか。

 ことあるごとに苺香を呼び、どうでもいい話題を吹っかけるお姉さま。接客の邪魔になっちゃってます。「苺香苺香」言ってくるうざい姉に、流石の苺香も毅然とした態度を取りますよ。

苺香「お姉さまっ。呼ぶのは用がある時だけにして頂けませんかっ」
愛香「出ましたねドSキャラっ」

 お姉さん、ちがうちがう。

 

 男性客と楽しそうに会話をする妹を見て、「これは店長さんが心配するのでは」と案じた愛香お姉さん、ディーノを呼び出します。
 ちなみに店長は、お姉さんに良い所を見せようとして厨房を秋月に任せようとして拉致られて縛られて皿洗い中です。……店長さんが心配するというか、店長が心配になってきました。

 緊張の面持ちで愛香のもとへ向かうディーノですが、「苺香は一途ですから、安心して下さいねっ」と励まされただけでした。


 苺香を泣かせたと勘違いされた店長が愛香さんに薙刀を振るわれて死にかけた以外、大過なく過ぎた一日でしたとさ。

・問3、
 上記の一文に対するツッコミとして相応しくない点を、選択肢の中から答えなさい。
1、薙刀で襲われたら大事件である。
2、どこに薙刀を隠し持ってたんだって話である。
3、あれは薙刀ではなく、道蓮の馬孫刀である。

 

 度重なる苺香の手作りお菓子により、太ってしまった店長。脂肪燃焼のためにオーナーと走り込みです。やはり、三文の徳なんて都市伝説なのか。

 EDでは、苺香ちゃんはオーナーに乗ってましたね。これで完成かな?