『わかばガール』 第一話「夢は女子高生です」

 
 2015年夏に放送された、『きんいろモザイク』の原悠衣さん原作アニメ。
 BS11の「ウルトラスーパーアニメタイム」というショートアニメ枠で流れていましたが、なんであの枠なくなっちゃったんでしょうね。

 10分アニメ×3という新鮮な構成に新しいアニメの形を感じていたヒダマルです。『宇宙パトロールルル子』とか大好きでした……。
 まあ、「ショートアニメ」という形では『アホガール』とかが追随している事ですし、アニメの可能性はまだまだ広がるぜっ。

 

 

 春。
 桜舞い散る麗らかな朝、「白詰女子高等学校」の生徒たちは朗らかに挨拶を交わします。

友人1「おはよ!」
友人2「おっはよ~」
友人3「おはよ~」

 

???ごきげんよう~」

 

友人一同「「「!?」」」

 

 

 まさかの「お嬢様挨拶」をかました女の子は「小橋若葉」ちゃん。この物語の主人公で、黒髪パッツンお嬢様です。

 友人1は「真柴直」ちゃん。読みは「なお」です。パッツンショートの三編み眼鏡さんです。なんだか頭良さそうですね。あと、ちょっとクールな印象も受けます。

 友人2は「黒川真魚」ちゃん。読みは「まお」です。ちょっとギャルっぽい女の子です。スマホとか使いこなしてそうですね。ちな、語尾は「~っす」で統一っす。

 友人3は「時田萌子」ちゃん。ふんわりおっとり女子高生です。あ、やっと普通なキャラクターが出てきた。うん、この子は「振り回され役」だと思われます。

 

 お嬢様感あふれる若葉ちゃんに、

真魚「若葉ちゃんってさ、良いとこのお嬢様?」
直「なんか、来る学校間違えた感じあるな」
真魚「水蓮女学院とか通ってそう!」
萌子「あのお嬢様学校の?」

 と女子たち興味津々です。
 実際、若葉の第一志望はそのお嬢様学校だったんだとか。どうして白詰女子高に来たのか無邪気に問いますが、

 

若葉「頭が悪くて……
真魚「えっ……、ごめん」

 

 小橋若葉ちゃん、おつむは残念みたいです。
 大丈夫、人生決めるのは学歴じゃなくて自分ですからね。強く生きて。

 

 

 地雷を踏みかけた学友は、黒川真魚さんに話を振ります。JKの危機回避能力の高さ。

 真魚の志望理由は「制服が可愛かったから」。真柴直さんも同じ理由だったみたいです。「私も同じだ」と喜ぶ直さんですが、

真魚「ほぇ? 直くんったら、セーラー服が趣味なの?」
直「くん言うな!」

 軽くイジられちゃいました。
 というのも、直さんは「ボクっ子」なんですね。自己紹介の時、「ボク」と「私」がごっちゃになってアタフタしてたんです。

 高校生にもなって自分のこと「まお」って呼んじゃう人も大概ですが。

 

 そんな何気ない会話に、「これがガールズトーク……。素晴らしいですわ」と眩しい表情の若葉ちゃん。
 そう、何を隠そうこのお嬢様、「普通の女子高生」に憧れているのです。
 自己紹介でも、「将来の夢は女子高生です!」と高らかに宣言していたくらいですから。将来も何も、もう現役女子高生なんですが。

 しかし、目指すはただの女子高生ではなく、

若葉「もっとこう……ジャム! みたいな」
直「ギャルな

 だそうですが。
 ううむ、お嬢様属性キャラがギャル属性にコンバートするのは骨が折れそうです。

 

 進路希望調査票を睨みつつ下校する4人。
 真魚は「将来の夢は? みたいなノリでいいんすよ」と、

第一希望「探偵」
第二希望「怪盗」
第三希望「思いつかない。」

 入学早々呼び出されること必死な回答を並べています。大丈夫か。

 

 

 同窓生と別れ、自宅へ帰った若葉。
 うつむき加減な足取りでリビング(!? 広ッ!)に入る若葉に、家族が心配の声をかけます。
 瞳に涙を溜めながら、母と姉へ報告する若葉。

 

若葉「私……、お友達が出来るかもしれませんっ!」

 

 

 その夜。
 机に向かい、進路希望調査票に書き書きする若葉ちゃん。


第一希望「女子高生」
第二希望「女子高生」
第三希望「ずっとこの学校にいられますように」


 ふ……。
 この純粋な願い事に、「どんだけ留年する気だ」とか「学校への嫌がらせか」とかいうツッコミは無粋というもの。

 小橋若葉ちゃんの幸せJKライフを、ヒダマルは温かく見守って行く所存です。