『ゆるゆり』 第九話「今年の夏は怖くない」


「「「アッカリ~ン……」」」
「は~い! ってなにこれ!?」

 

 なんだかおどろおどろしい雰囲気なタイトルコール。背景が墓場です。
 ビビりながらも、恐る恐る使命を果たすあかり。その肩に青白い手が置かれましたが、ここは見なかったことにするのが賢明な視聴者です。

 

 

 夏の暑さを乗り越えるため、「怖い話をしよう」と持ち掛ける京子。「くり済ませり」の時と同じく、京子の持ち込み企画ですね。
 しかしながら、本当に月日の流れが速いですよねこのアニメ。五話から九話の間にほぼ一年経ちましたよ。まぁ、『ゆるゆり』は年月が過ぎても年を取らない「サザエさん方式」なので問題ないんですが。


 綾乃&千歳をターゲットに、怖がらせる作戦を練るごらく部。

結衣「怖そうな仕掛けってどんなだろう」
京子「テレビの中から、」
結衣「やってみろ」


 ちなつは「トイレのレバーを引くと、あかりに大量の水が降ってくる」という仕掛けを提案するも、

あかり「あかり限定っ!?」
京子「え、それコントだよね?」
結衣「ていうか、イジメっぽいかも……」

 と大不評。
 ナチュラルに黒ちなつが出ちゃいましたね。この熱さに猫も剥がれ落ちたか。


 色々と策を練るも、「準備が面倒臭いからやらない」という結論に達しました。京子による鶴の一声です。言いだしっぺのくせにコレですよ。

 

 

 あまりの暑さにノックダウン状態なごらく部。
 納涼のために「逆に「寒い」と言ってみる」とか「靴下脱いだらちょっと涼しい」とか試行錯誤しているうちに、結衣が二つ結びになりました。
 興奮するちなつ。うん、これは「セミロング二つ結び最強伝説」ですね。


あかり「何か涼しくなる方法ないのかなぁ……」
京子「全裸で川に飛び込んだらいいと思う
あかり「そっかぁ!」
結衣「「そっかぁ!」じゃねえだろ。露出狂か」

 髪型が変わっても、律儀にツッコむ性格は変わらない結衣にゃんです。

 


 話題が切れた時のためにと、「話題ボックス」を作る京子さん。
 あ、これは第二話で「めだちたgirl」、第七話で「抽選ボックス」として使用されていた箱ですね。頑張ってますね。もはや準レギュラーですね。

 暑さが苦手なちなつちゃんを見かねて、ひんやり冷たい膝枕をしてあげる結衣先輩。そして、クーラーのある生徒会室へ涼みに行こうとする京子。

ちなつ「待ってください! 今、良い所なんです!」
京子「……知らんがな」

 

 


 怖い話を再開しながら歩みを進める京子たち。生徒会室の扉を開けると、そこには謎の黒髪パッツン色白無表情少女(注・「閻魔あい)ではありません)がッ……。

 幽霊が出たと勘違いした4人(主にちなつ)は、叫びながら逃げ出します。廊下をダッシュ。途中であかりがコケて脱落するも、

ちなつ「あかりちゃん、ありがとうっ!!」
あかり「なんでお礼!?」
京子「あかりの犠牲は忘れないよ~!」
あかり「ま、待って~!!」

 もうてんやわんや。

 


 一方、生徒会室にいた地獄少女謎の少女は、読んでいた書類をクールにまとめます。
 更に、そこへ現れたのは白衣の煤けた女性教員。実験に失敗して爆発したそうですが、なんでしょうその漫画的理由。

 黒髪少女に親し気に語りかけ、科学のポリシーを訥々と喋る女性教員・その名も「西垣奈々」ですが、返事はありません。どうも無口キャラみたいですね。『涼宮ハルヒの憂鬱』の、長門有希くらい喋りません。話を聞いてる雰囲気はあるんですが。


 そこへ、生徒会副会長・杉浦綾乃がやってきました。
 黒髪少女に書類の扱い方を訊ねる綾乃ですが、え、「会長」って呼びましたか今。なるほど、この方こそが「七森中学生徒会会長・松本りせ」なんですね。というか、さっきから会長の席に座っていますね。

 書類についての手ほどきを受ける綾乃ですが、松本さん、口は動いているんですが声が小さすぎて何言ってるか全く分かりません。
 戸惑う綾乃に、「「その書類は、該当項目にマーカーで線引いて期日までに職員室に持って行けばOK」だそうだ」と通訳する西垣先生。
 どうして分かるんでしょう。


 どうも、この西垣先生は生徒会の面々とは顔見知りなようです。理科室が一週間使用禁止になったので、その間生徒会室に居座るのだとか。

 室内で怪しい実験をしている西垣先生。早速ですね。松本会長と話していますが、何故か会話が成立している模様。

 

 

 犠牲になったあかりを助けに戻って来たごらく部の3人。その時、生徒会室の扉が黒煙と共に吹っ飛びます。


 煙の充満する室内で「やっぱり爆発は必須か……」と呟く西垣先生ですが、松本会長が焦げて転がってますよ。助けてあげて。
 会長の無事を確認する西垣先生に、綾乃は視聴者を代表して質問します。

綾乃「前から思ってましたけど、先生と会長、仲良いですよね……?」
西垣「いけない関係というやつだ。開発中の薬を試してくれたり、色々世話になってる」
綾乃「それは、本当にいけませんね……」
西垣「あと、よく一緒に爆発する。あれだ、爆友?


 なんか、京子が大人になったような人ですね。

 

 

 幽霊の正体は生徒会長だったことを知り、安堵の息を漏らすちなつ。
 この会長、実はいつも生徒会室にいたそうです。何故これまで誰も気づかなかった。 

 四話で海に行った時にも一緒に来てたそうです。あの謎の手や、9分割されたスイカの理由は彼女だったのか。
 まさか、『ゆるゆり』にこんな伏線があったなんて。

 


 それにしても、あかりはどこに行ったんでしょう。京子は「まあいいじゃん」と楽天的ですが。

 あ、櫻子&向日葵と一緒に歩いてきました。顔をみるなり「今日はごめんね」と誤った来ます。
 あかりに謝られる理由が分からない3人ですが、

あかり「だって今日、部活に行けなかったから。先生に頼まれて、お手伝いしてたんだよ?」


 えっ。
 じゃあ、今までのあかりは……?

 

 


 いや、まさか『ゆるゆり』こんな伏線があったなんて(2回目)。
 生霊になっても影の薄いあかりでした。

 次回、「修学旅行というが、私たちは一体何を学び修めたのだろう」。
 修学旅行ということは、二年生ズがメインでしょうか。予告に復帰した途端に出番が怪しい主人公(笑)です。