『ゆるキャン△』 第二話「ようこそ野クル部へ」


「はじめてのアウトドアレシピ」なる本を読みつつ廊下を歩く志摩リン。コッヘルひとつで出来る簡単料理を探しているのです。ラーメンは飽きたのです。

 ラーメンと言えば、

リン(あいつ、うまそうに食ってたな……)

 元気でタレ目な少女の笑顔が浮かびます。
「一回くらい誘った方が良いんだろうか」と悩む彼女の前から、元気でタレ目な少女が駆けてきて、すれ違いましたが――、

リン(暖かくなるまで、まだいいか……)

 2人とも、また気付きませんでした。
 色んな意味で、すれ違ってます。

 

 

 

 各務原(かがみはら、と読むみたい)なでしこが急ぐ場所は、野外活動サークル。部室棟の奥に構えた扉の前に立ち、視聴者の為に説明台詞です。

 なんでもこの学校にはアウトドア系の部活がふたつあり、「登山部」は体育会系だけど、この野外活動サークル(通称・野クル部)はまったり系なんだとか。

 まったりキャンプに憧れて、門徒を叩くなでしこ。「こんにちは~」と中を覗きますが、

 

 せまっ。

 

 幅が極端に狭く、そのくせやたらと奥に長く、片側に置かれた背の低い戸棚がただでさえ狭い空間を圧迫しています。天井近くにある窓からは、まっすぐに日が差し込んでいました。
「鰻の寝床」の代表として辞書に載せたい空間です。

 類い稀なる狭さに驚きつつも、なでしこは棚に入っている本や薪などの物品を検分していきます。
 流石は野クル部、それっぽいものが揃っていますね。あ、松ぼっくり。


 なでしこが室内を見ていると、突然、勢いよく扉が開きました。しかしここは鰻の寝床、隠れる場所はありません。そういえば、隠れる必要もありません。

 

 


 扉を開けたのは、野クル部メンバーの一人「大垣千明」。「デコ眼鏡ツインテール」です。黒フレームの大きな眼鏡と、ぱっちりした瞳が印象的です。

 もう一人のメンバー、「犬山あおい」も加わり、彼女たちに志望動機を語るなでしこです。前回、行き倒れかけた夜に見た富士山がよほど綺麗だったんですね。

 

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〈公式サイトより引用〉Ⓒあfろ・芳文社/野外活動サークル

 

 ちなみに、犬山さんのビジュアルは「片側結びの三角太眉毛」です。あと、たわわ。
 口元の八重歯も特徴ですが、「唇の線でそのまま八重歯を表す」のって、最近の漫画表現では普通なんでしょうか。分かり易く例えると、ポケモンの「ルギア」みたいな。
 今期始まった『スロウスタート』のたまちゃんも同様の口元でしたが、まだちょっと慣れないヒダマルです。

 あっ、忘れてはいけません、あおいの喋りは関西口調、声優は「豊崎愛生」さんです。『ゆるゆり』の池田千歳ですね。気持ちいい声ですよね。好き。

 

 

 

 ともあれ。
 なでしこの入部は、千明から「うち、部員募集してないんだよねえ……」と断られてしまいました。
 俄かに落ち込むなでしこ。

 そんな彼女に聞こえないように、小声で緊急会議です。

あおい(ちょっと、なんで断るんよっ?)
千明(だって、部室超狭くなるじゃんっ)

あおい(人が増えたら、部に昇格して大きな部室もらえるやん?)
千明(はっ……。何人になったら昇格するんだっけ?)
あおい(確か4人以上)

 

千明「実は、君のような逸材を待っていたのだよっ……! クッキーとか食う?」

 

 ハンドレット・ガントレット(手のひら孵し(誤植に非ず))……!!

 

 

 

 


 無事、野クル部に迎え入れられたなでしこ。
 自己紹介と共に「ようこを野クル部へ!」と歓迎の言葉をもらいますが、みんなで動いた拍子に腹とか膝とかにダメージが。狭いトコではしゃぐから。

千明「問題ないぞ各務原……。部室がいくら狭かろうが、活動場所は結局……、外だっ!!

なでしこ&あおい「「確かにっ」」

 


 さっそく外へ。
 野クル部、普段は落ち葉を集めて火を起こし、コーヒーとか飲んでるそうです。ラーメン作れるといいですね。

 しかし、今日の校庭には落ち葉がありません。1枚たりと。
 昨日焚火したので無いそうですが、落ち葉くらいその辺の道で集めてくればいいのに。ボランティアにもなって一石二鳥。冬だから無いか?

 

 

 

 部室に戻って、雑誌のテント特集を見るなでしこ。

 大きく分けて「自立式テント」と「非自立式テント」があるそうですが、ヒダマルが選ぶなら、基準は「どっちがキノっぽいか」です。「どっちがスナフキンっぽいか」でもOK。


 千明さんの提案で、「夏休みにキャンプやろーとしてネット注文したのに、9月に届いてほったらかしにしとった激安テント(byあおい)」を組み立ててみることに。

 値札には「¥980」とありますね。安い。

 

 

 

 

 ということで(大塚ボイス)。

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〈公式サイトより引用〉Ⓒあfろ・芳文社/野外活動サークル

 

 実際に、中庭で組み立てますよ。ジャージに着替えてレッツアウトドアな3人の様子に、

リン(あいつ……。ここの生徒だったのか……)

 ニアミスしていた志摩リンさん、やっと気づきました。中庭に面した図書室に居たのです。
 そして、彼女の背後には親友の「斎藤恵那」さんが立ち、リンの髪で遊んでいます。リンのお団子係でしょうか。というか、遊ばれてますよね?

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 〈公式サイトより引用〉Ⓒあfろ・芳文社/野外活動サークル

 

 

 ポールを地面に固定する段まで来ましたが、うまくいかずにポールが折れてしまいました。慌てふためく3人。

 図書室で見ている2人は、

恵那「ああなっちゃったらどうするの? 買い替え?」
リン「まあ、メーカー送って修理かな……。でも、こんなパイプがあれば一応、応急処置も出来るけどな(スマホ画面で説明中)」
恵那「こーゆーの?」
リン「なんであるんだよ」


 人付き合いが嫌そうなリンの代わりに、恵那が助けに行くことにしました。なでしこに対して「見つかったら面倒臭そうだから気をつけよ」と独り言ちるリンですが、受け身型っぽい思考回路ですね。

 

 


 恵那の助けにより、980円テントはなんとか完成しました。救世主に尊敬のまなざしを注ぐ野クル部員ですが、恵那の指は「あそこの子に聞いたのよ」と図書室へ。

 そこにいたのは……、

なでしこ「同じ学校だったんだ!!」

 なでしこさん、リンへまっしぐら。再開の喜びに突き動かされます。

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 〈公式サイトより引用〉Ⓒあfろ・芳文社/野外活動サークル

 

なでしこ「こないだ、ありがと(ずべしっ)

 

 窓に激突しました。
「後先」という言葉を、知らないみたいです。

 

 

 

 

 


 荷物満載の自転車に乗り、リンは今日もキャンプ場へ。富士山を望む、開放感のある場所です。
 テントを張って、バーナーとコッヘルを準備。片手には、例の「はじめてのアウトドアめし」が一冊。

リン(今日はインスタントじゃない、アウトドアご飯……、作るぞ……!)

 クールに気合いを入れるリンです。冒頭で考えてたやつですね。
 しかし、

(……と、思っていたが。来る途中一軒もスーパー無くて……、結局コレですわ

 定番のカレーメン。
 今度から、本気出す。

 

 

 散策して撮った写真を、恵那さんへ送るリン。

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〈公式サイトより引用〉Ⓒあfろ・芳文社/野外活動サークル

 

 アウトドアなリンに対し、恵那は愛犬と布団で丸くなります。寒波来てるそうです。

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〈公式サイトより引用〉Ⓒあfろ・芳文社/野外活動サークル

 

 リンは節約のため、今回は焚火しないことに決めていますが。
 大丈夫か、リンちゃん。

 

 

 

 

 大自然の中、「徳川埋蔵金の謎」を読みふけるリン。前回は「古代文明Xの謎」でしたが、歴史が好きなのか謎が好きなのか。
 時刻は4時。夕日に染まってピンク色になった富士山を見ると、思い出されるタレ目があります。

 

 

 学校で謎の少女と再会した時、「私たちと一緒に、野外活動サークルやろう」と誘われていたのです。
 しかし、「ええ~……」と超絶嫌そうな顔で言外に断ってしまいました。

(ひとりキャンプの時間、脅かされるのがなんか嫌で、つい顔に出てしまった……。ちょっと悪いことしたな……)

 冷たく接してしまったなでしこのことを、実はちょっと気にしているリンちゃん。今も、彼女が呼んでいるような気がします。

「リ~ンちゃ~ん……」
(もう、分かったって……)

 呼んでいるような、気がします。

「リンちゃ~ん」
「だから分かったって、」

なでしこ「やっぱりリンちゃんだ!」
リン「うおっ!?」


 目の前には、各務原なでしこ。
 いつも通りの笑顔で、タレ目で、両腕には大きなカゴを抱えています。「斉藤さんが教えてくれたんだ!」だそうですが、あの人は何考えてるかイマイチ分かりませんね。

 

「リンちゃん。今からお鍋、やろっ!?」

 

 

 

 

 


 案の定、なでしこが乱入してきました。
 まぁ、リンひとりでは、絵的にも物語的にも持ちせんよね。次回は約束のキャンプです。そしてアウトドアめし。

 あと、感想としては「キャンプってお金かかるんだ」です。
 テントで数万円、キャンプ場利用料二千円、薪と焚火台で二千五百円……。やり方にもよるんでしょうけど、気軽に参入できる趣味じゃないですよね……。
 経済力のある大人はともかく、リンさんは偉い。


 次回、「ふじさんとまったりお鍋キャンプ」。
 リンの食生活に新風が吹く模様です。