『ゆるキャン△』 第四話「野クルとソロキャンガール」


 校庭、その隅っこにて。
 焚火でお湯を沸かしつつ、野クル会議が始まりました。あ、野クルというのは「野外活動サークル」の略です。

千明「よぉーしお前らよく聞けー? 野クルも3人になったことだ。本格的に、冬キャンの準備を始める!」
あおい「押忍っ」
なでしこ「おーす!」

 仕切るのは、部長の大垣千明ちゃん。
 やる気満々で手を挙げるのは、新メンバーの各務原なでしこちゃん。

 

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〈公式サイトより引用〉Ⓒあfろ・芳文社/野外活動サークル

 

「部長っ! いつキャンプやるんですかっ!?」

ち「今週は流石に厳しいからー、ま、来週かその辺りだっ」

「部長っ! どこでキャンプやるんですかっ!?」
「ん。これから決めていくぞー?」

「部長っ! キャンプご飯は何にしますかっ!?」
「ん。それも決めるぞー? 落ち着けー?」

「部長っ! おやつは
「お前ちょっと黙ってろや」
「ふん!(黙)」


 なでしこちゃん、野クルでの初キャンプが待ちきれません。疑問に感じたことは積極的に聞いていきますよ。当事者意識があればこそですね。
 昔からよく言います、聞くは一瞬の恥、知らぬはいっsy


「部長っ!!」


 分かったからっ!
 今キーボード叩いてるからちょっと待って! 落ち着いて!!

 

 

 

 

 

あおい「じゃあ、持ってくもんのチェック始めるでー?」

 焚火で淹れたコーヒーを飲みながら、物品チェックリストを確認する野クル部。
 キャンプに必要な物は、

・洗面用具
・着替え
・シュラフ
・テント
・トイレットぺーパー
・ごみ袋
・焚き火道具
・調理道具と食器
・レジャーシートとサンダル
・ランプ類
・救急セット

 最低限、こんなところだそうです。勉強になるアニメですね。
 登山では「」「リュック」「雨具」が「三種の神器」と呼ばれますが、キャンプの方が色々必要なんですね。まぁ泊まりますしね。


 テントは980円のがありますし、コンロはなでしこが持ってます。前回、鍋作ったヤツ。
 問題は「シュラフ」ですよ。寝袋。
 野クル部には、夏用しかないのです。冬に夏用を使うとどうなるかと言うと、

千明「低体温症で死ぬ」

 最悪の場合ですが。

 

 


 最悪の場合を避けるためにも、対策が必要です。
 キャンプ雑誌のシュラフ特集を眺める3人。シュラフには「封筒型」「マミー型」「人型」の三種類があるそうです。「人型」とかあるんだ……

なでしこ「ねぇねぇ! これ来たら、みんなで月面着陸ごっこ出来るよ!」

 人型、確かに見た目宇宙飛行士っぽい。

 

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〈公式サイトより引用〉Ⓒあfろ・芳文社/野外活動サークル

 


 冬用シュラフは底値で5000円くらいするんだとか。出費を避けるため、他の方法で寒さをやり過ごせないか考えます。創意工夫です。
 例えば、

あおい「使い捨てカイロ」
なでしこ「湯たんぽ」
あ「温泉」
な「激辛スープ」

千明「うーん……

な「……おしくらまんじゅう」
あ「……乾布摩擦」
な「ぅ……、プロレスごっこ!」

千明「いや、無いなら無理に出さんでええわ

 

 

 

 

 ともかく。
 手近にある物でシュラフの保温効果を増強し、夏用でも寒さを凌げないかやってみることにしました。物は試しです。


 現在の気温は8℃
 夏用シュラフ(780円)を外で使ってみると、

あおい「どんな感じ?」
千明「普通に寒い。特に肩から上が」

 まぁ、当然です。
 これにプラスして、ニット帽とマフラーを装備。

千明「全体的にまんべんなく寒い」

 効果なし。


 次の案。
 非常時に使う保温用銀シートを、アルミホイルで代用してみましょう。元気ななでしこちゃんに取ってきてもらいました。
 アルミホイルを、シュラフの上から巻いてみます。

千明「さっきより、あったかく、な…………。やっぱりよく分かんね

 むぅ、これもダメか。
 次。

 

 検索によると……(岸辺露伴をイメージ
 空気の層を作ることで、断熱効果が得られるのだとか。体温を逃がさない作戦ですね。梱包用のプチプチでやってみましょう。元気ななでしこちゃんに、事務室まで走ってもらいました。

 プチプチを、アルミホイルの上から巻いてみます。

千明「お……。これ、なかなか暖かいわ!

 手応えありっ。
 この上から段ボールでも巻けば、更なる断熱効果が期待できそうです。ここはやっぱり元気ななでしこちゃんに(さっきから率先して走ってくれてるだけで、パシリとかじゃないですよ)


 段ボールを、プチプチの上から巻いてみた(大塚ボイス)。

千明「おおっ! これマジ暖かいぞっ!?」

 大成功ッ!!
 しかし、

ち「これ、トイレ行くときどうすんの……?」

 あー。

ち「ていうか。ばっちり梱包されて、私はこれからどこへ発送されるんだ……?

 あぁー……。

 

 

 

 

 本屋さんでバイトするリンちゃん。
 お金を溜めて狙う次のキャンプ予定地は、なんと長野だそうです。ぜっっったい寒いですよね。攻めますね彼女。

 絵本の入った箱を開けると、『さんびきのくま』が入っていました。大中小のくまが出てくるヤツでしたっけ。

リン(くま……? あの山、熊とか出るとか書いてあった気も……)

 段々不安になってきました。
これは何、伏線? 何フラグ?」っていう状況、日常生活でも多々ありますよね。ありません? ヒダマルの妄想癖が酷いだけ?
 あっはっはそんなまさか。

 

 

 

 ホームセンターで、買い出しを終えて。
 冬用シュラフを手に入れて。

 野クル部のキャンプは、いよいよ明日です。

 

 そして、同じ夜。
 荷物満載の原付に乗り込む、ひとりの少女がいました。母(声・水橋かおりさんっ!)に見送られ、ソロキャンプへ出発です。目指すは、長野。

 そう。

 彼女、免許取ったのです。

 

 

 

 

 

 薪がタダで、
 温泉が近くて、
 夜景がキレイで、

千明「一泊1000円!!

 ナイスなキャンプ場ですね。駅からは4キロありますが、ちょっとした遠足だと思えば道程すらもまた楽し。

 

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 〈公式サイトより引用〉Ⓒあfろ・芳文社/野外活動サークル

 

 

 しかし。
 中間地点「笛吹公園」に到着した頃には、千明とあおいの2人は登り坂にバテバテ。なでしこだけが唯一元気です。
 富士山が見える絶景スポットで一休みする千明&あおいと、はしゃぎ回るなでしこ。

千明「ほんとに元気な子じゃのー……
あおい「儂らも昔はあーじゃった……

 一気に老けるご両名。
 若い奴が、みんな元気と、思うなよ。

な「あ、中のカフェでスイーツも食べられるんだぁー!!」

ち&あ「「うおぉぉーー!!」」

 お婆ちゃんズ、猛ダッシュ。
 若い奴が元気とは限りませんけど。ま、若いんですよね。

 

 

 

 その頃、志摩リンちゃんは。
 一休みのため、こちらもカフェに入店します。暖炉に火が燃えていて、木組みの内装が素敵です。きっとコーヒーの良い香りが充満しているのでしょう。

 

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〈公式サイトより引用〉Ⓒあfろ・芳文社/野外活動サークル

 

 ここで軽くお昼を摂るつもりが、 

(ボルシチ、1300円……ッ!?)

  高い。
 高いです。高校生のランチ代で、4桁乗るとか。

 しかし。今のリンには、「バイト代」という強力な武器があるのです。

(金はあるんやっ……!)

 しっかり食べて、体力をつけましょう。

 

 

 


 初キャンプに挑む前に、ほっとけや温泉へ向かう野クル部。変な名前だ。しかし、ここでゆっくりし過ぎないように注意ですよ。すべての意欲を根こそぎにされますからね。
 その時、なでしこのスマホにリンからの連絡が。

 長野県は霧ヶ峰のライブカメラを通して、「ここにいますよ」のメッセージですよっ。リアルタイム画面の中で、リンが手を振っています。おぉー、こんなこと出来るんだ……。すごいなスマホ……。

 

リン(返事がないけど、見えてる……、よな……?

 

 ちなみに、ヒダマルはスマホとガラケーの中間みたいなヤツ持ってるんですが、アレには霊が憑りついてるので使い物になりません。
 何も触ってないのに勝手に文字が入力されていくのです。保存した覚えのない画像が待ち受けに設定されてます。お手上げです。誰かどうにかして。

 

 

 

 

 

 野クル部員とリンのキャンプが、同時進行でスタートしました。このまま後編へ続くみたいですね。
 このアニメ、今のところ一話完結なのは初回放送のみです。このまま二話セットで進行していくんでしょうか? まったりのったりしてるので、あんまり話が進まない傾向がありますよね。だがそれが良いッ!! という面もありますが。

 あと、本文には書きませんでしたが、野クル部とリンの行動は度々お互いに伝えあっていたのです。そんな重要な描写を何故に省略したかというと、本屋での「妄想癖がどうこう」というネタを優先したがためですね。自己主張の激しいヒダマルですね。みなさんはこんなヒダマルにならないように。

 次回、「二つのキャンプ、二人の景色」。