『ゆるキャン△』 第五話「二つのキャンプ、二人の景色」


 前回、「ほっとけや温泉」に到着した野クル部。
 しかし、賢明な視聴者であるヒダマルは知ってます。後編は、「温泉から上がった後」から始まるということを。

 こういう緩いアニメって、意外とサービスシーンは少なかったりするのです。アクションやバトルものだと明らかに男性向けなシーンが多い傾向にありますが、正直ヒダマルはそういうの若干苦手だったりします(嫌いではない)。

 

 翻って、『ゆるキャン△』はきららアニメ。湯船に入る描写なんかすっとばして、冒頭からまったりのったりしている事でしょう。

 

 

 

 

 

 ……と、一週間前に予想してたんですが。

 

脱いでるっ!?


あおいちゃん、超サービスしてるッ!?

 

 

 

 

 

(あと40キロか……)

 長野、霧ヶ峰。
 寒空の下で原付を走らせる志摩リンちゃんですが、体感気温はどうなってることやら。そういえば、なでしこは温泉に寄るとか言ってましたっけ。 

(私も向こうに着いたら、ぜっったい温泉入る……!!)

 決意を胸に。
 走れ、シマリン。

 

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 〈公式サイトより引用〉Ⓒあfろ・芳文社/野外活動サークル

 

 

 

 

 

 リンちゃんに間に入ってもらったおかげで、ちょっと落ち着いたヒダマルです。

 しかしまぁ、予想に反して温泉入ってますよこの子たち。あからさまに見せつけるような演出ではないんですが、約一名のお胸がどうしてもこう、見えちゃいます。視界に入って来ます。ヒダマルのせいじゃないんです。


 富士山を望む露天風呂を堪能するなでしこ、千明、あおい。目的地の「イーストウッドキャンプ場」までは残り1キロを残すのみなので、

千明「管理人さんには昼過ぎに行くって言ってあるから、まだまだここでのんびり出来るぞ~?
なでしこ「そっかぁ~!
あおい「あかんわ~。悪魔の囁きや~

 悪魔はアンタだ、あおいちゃんっ……!

 

 

 

 湯上りガールズ、ぽかぽかで上着も要らないくらいです。

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〈公式サイトより引用〉Ⓒあfろ・芳文社/野外活動サークル


 あ、ここでご飯も食べられるみたいですね。ほうとうとか売ってます。食券機に引き寄せられる3人。

なでしこ「私、月見そば~」
千明「私、月見うどん~」
あおい「私は~……」

「……って、ここで食べたらキャンプご飯食べれんくなるわっ」


 ハッ。


 我に返った野クル部。温泉が気持ちよすぎて、思考停止していましたね。恐ろしや、温泉。
 ここは自我を保って、お腹を空けとくのが賢明です。さっきスイーツ食べたばっかですし、そろそろキャンプ場へ出発して


兄ちゃん「温玉揚げ美味しいよー。買ってってー」


 ……………………………………………………………………………。

な「温玉揚げだけ、買ってこ……!」
あ「せやな……!」

 オイ。

 

 


あ「これ湯上りに食ったらあかんやつや~……」
な「あかんやつや~」
ち「あかんあかん!」

 温泉卵に衣をつけて揚げたB級グルメにノックアウトな3人。休憩スペースでごろりです。
 こういうの、「幸せ」って言います。

 

 

 

 

 

(ついに、ここまで来た……!)

 知る人ぞ知る、超絶景スポット。その名も「高ボッチ高原」。頂上からは松本市や諏訪湖、富士山までもが一望できるのです、リンちゃん曰く。

 自宅から夜通し150キロを走り切ったリンちゃん、かなりの達成感ですね。モトラドも「つかれた」って言ってます。

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 〈公式サイトより引用〉Ⓒあfろ・芳文社/野外活動サークル

 

 のどかな高原をドライブしつつ、とりあえず目指すは温泉ですよ。しかし、「高ボッチ鉱泉」までは更に6キロ進む必要がありましたっ。

(こんちくしょー!)

 気合一発、アクセル全開。

 

 

 

 温泉、温泉、温泉。
 その一心で寒さに堪え、やっとこさ辿り着いた「高ボッチ鉱泉」。
 しかし、門前で棒立ちする彼女が見たものは。

 

      10月をもって
      閉店いたしました。

 

(………………………………………オイ。マジか)

 

 こういうの、「絶望」って言います。

 

 

 

  

 海抜1643m、「アルプス連峰パノラマ展望台」なる場所に足を運びますが、

(曇っててなんも見えねー……)

 今日はトコトンついてないリンちゃんです。

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〈公式サイトより引用〉Ⓒあfろ・芳文社/野外活動サークル


 しかし、そこから22m上に登った山頂ではバッチリな景色が広がっていました。松本市に、諏訪湖に、富士山まで。綺麗です。

(うん。温泉は帰りに入ればいい。それより今日は温まるキャンプご飯、作るぞ~……っ)

 風景に誓ったリンでした。
 そういえば、自分で作ったことはないんでしたっけ。

 

 

 

 リンちゃんのキャンプ飯 ~コッヘルひとつで出来るスープパスタ~

1、あらかじめ切っておいた具材を、オリーブオイルとおろしニンニクで炒める。

2、水150㏄とコンソメ一個を投入し、沸騰させる。

3、パスタは鍋に入る長さに折ってから入れる。

4、パスタが水を吸うので、水気がなくなってくる。そうしたら牛乳200㏄と、スライスチーズ2枚を入れる。

5、黒コショウとパセリで仕上げて完成。


 大塚さんの解説によると、標高が高い場所では沸点が低く、パスタを茹でても芯まで火が通らないことがあるそうです。そういう時は、細いパスタを使うと良いのだとか。勉強になります。

(初めてのまともなキャンプご飯……!)

 稜線にかかる夕日に照らされて、温かいスープにほっこりするリンちゃんでした。

 

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 〈公式サイトより引用〉Ⓒあfろ・芳文社/野外活動サークル

 

 

 

 

 スマホのバイブで目を覚ましたなでしこ。

 リンちゃんから「ボッチ山で食べるスープパスタうまー」との報告ですね。もちろん画像付きです。おいしそう。
 友人からのお知らせに顔を緩めるなでしこですが、何かおかしな事に気付きました。

 えぇーと……?
 画面の向こうは、空が、赤いですね。
 時刻は、16:09を、示していますね。

 思いっきり、寝過ごしましたね。

 

 

 


 気を取り直して、キャンプ場に到着した野クル部。
 管理人さん男前ですね。作務衣ですよこの寒いのに。そして、一画に専用リビングスペースを設けています。ソファにお酒にハンモックです。悠々自適。

 ともかく、暗くなる前にテントを立てます。下調べの通り、薪は自由に使えるのが嬉しいですね。

千明「せっかくだから、ウッドキャンドルやろうぜ!

 丸太に切り込みを入れ、着火剤を詰めて燃やすやり方です。「ぶっとい蝋燭」を想像すれば分かり易いですね。なんかのCMで見ました。


 薪を束ねて、千明が作ってくれました。普段の焚火とは違った趣で良い感じですが、あの、これって、

千明「これ、上に鍋直乗せして料理も出来るんだぜっ

 それも面白そうですけど、あの、これだと、


 ばらっ。


 やっぱりだっ!

 細いアルミ線で束ねてたので、熱で切れてしまったみたいです。薪でやるときは注意しましょう。鍋とか乗せてなくてよかった。

 

 

 


 料理担当・なでしこの出番です。

 あらかじめ切って素揚げしておいた野菜を煮詰めてカレーを作りますが、なるほど、先に切っておくだけでなく火を通しておけば簡単ですね。ほんと勉強になる。
 隠し味は、豚骨ラーメンについてる粉末スープ。今度やってみよ。


 キャンプ飯を平らげ、マシュマロや焼き鳥を火で炙り、念願のキャンプを満喫する野クル部でした。

 

 

 

 

 

 夜。

 ジャンケンに負けて一人テントになっちゃったなでしこ。リンに連絡してみると、彼女もまだ起きていました。
 ふと思いつき、「しばらく起きてて!!」と伝えた後、苦手な夜の散歩に出かけます。

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〈公式サイトより引用〉Ⓒあfろ・芳文社/野外活動サークル


 来た道を戻り、展望の良い場所で。

 スマホをかざして、夜景と夜空の写真を、リンに贈りました。綺麗です。漫画だったら見開きでしょう。

 そうすると、今度はリンからも「ちょっと待ってて」の返信が。

 

 テントを抜け出して原付で移動し、目指すは海抜1665m地点。山頂からの夜景を、なでしこへ贈りました。ここでも見開き来ました。

 

 

 

 息は、白く。
 心は、温かく。
 星空の下、夜景の前で。

 遠く離れた2人の口からは、同じ言葉が紡がれました。

 

 

 …………綺麗だね。

 

 

 

 

 

 

 


 温泉。

 健やかな空気で終わった所申し訳ないのですが、今回ここに触れない訳には行かないでしょう。ヒダマルの予想を大きく裏切る形での入浴演出でした。犬山あおいちゃんを始め、千明もなでしこも可愛かった。

『だがしかし』みたいな積極的ちょいエロではなく、お風呂できゃぴきゃぴとかでもなく、こういう自然なのが好きですよヒダマルは。温玉揚げ食べて「ごろん」ってなる時のアングルとかもうっ。


 次回、「お肉と紅葉と謎の湖」。