『三ツ星カラーズ』 第五話「どうぶつえん」


 斉藤の前を横切る、黄色の紙飛行機。

 カラーズの3人で、紙飛行機の飛距離を競っているみたいです。琴葉の青い紙飛行機は、さっちゃんよりも遠くに飛びました。
 最後はリーダー、結衣が飛ばします

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〈公式サイトより引用〉Ⓒ2017 カツヲ/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/三ツ星カラーズ製作委員会

 

 真っ赤な紙飛行機が、斉藤目の前を通過して――


 めしゃっ。


 貴様は悪魔か斉藤ォ――――ッ!!

 

 

 

 

琴葉「よし。私が一番だ、選ばせろ

 紙飛行機を握りつぶした極悪警官・斉藤をばか呼ばわりする結衣ちゃんは置いといて、琴葉とさっちゃんは大きな箱をのぞき込みます。箱の中には、なにやらレトロな玩具が詰め込まれていますね。

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〈公式サイトより引用〉Ⓒ2017 カツヲ/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/三ツ星カラーズ製作委員会

 

 グラサンのおやじからもらった玩具箱から、欲しい物を選ぶ順番を決めていたみたいです。

琴葉「お、これいいかも。これはカッコイイ!」
さっちゃん「いいなー! それいいなー!」
結衣「私にもいいの残してねー!」


 琴葉のお眼鏡に適ったのは、「けん玉」。
 早速ぶんぶん振り回して遊んでいます。何らかの武具だと勘違いしています。日本けん玉協会が見たら泣くなぁ。

 


 メンコとか紙風船とかを発掘して遊ぶ結衣とさっちゃん。「何が面白いんだろうコレ」とか言いつつ、なんだか楽しそうです。友達といれば、何でも楽しい時期ですからね。

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〈公式サイトより引用〉Ⓒ2017 カツヲ/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/三ツ星カラーズ製作委員会

 

 斉藤はなんとなく紙飛行機を飛ばしますが、


 べしっ。


斉藤「けん玉テメェ!」

 琴葉に撃ち落されました。
 因果応報です。

琴葉「これは中々良いな(満面の笑み)」
斉藤「けん玉、そーゆーんじゃねぇからな……?」

 

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〈公式サイトより引用〉Ⓒ2017 カツヲ/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/三ツ星カラーズ製作委員会

 


 箱の中から独楽を発見した斉藤。遊び方を検索して、やってみます。
 お、一発で回せました。昔遊んでたんですかね。結局、一番童心に帰ってますね。快調に回る独楽を見てご満悦な斎藤でしたが、

琴葉「はっ」


 べしっ。


「けん玉アァァーーッ!!」


 新たな武器を使いこなしてる琴葉ちゃんです。

 

 

こ「なんか面白いのあったー?」
さ「ない!」
ゆ「ない! おやじ、子どもの頃楽しくなかったって言いたかったのかなぁ……?」
こ「かわいそうなおやじ」
さ「しょうがないっ、今度遊んでやろうっ!」

 


ゆ「けん玉面白い?」
こ「これは良かった!」

 カラーズの声がフェードアウトする交番前で、

斉藤「…おぉ、なかなか……!

 ひとり、独楽で遊ぶ警官の姿がありました。
 …………いや、お前は結衣ちゃんに謝れ。

 

 

 

 

 


さっちゃん「うえぇぇん……。カワイソすぎるじゃんかぁ……!」

 カラーズのアジトにて、さっちゃんが号泣しています。鼻水垂れ流しです。
 っていうかみんな長袖ですね。いつの間に季節変わったんでしょう。さっきまで半袖だったのに。


 さっちゃんの涙の訳は、両腕で抱えた一冊の絵本。『かわいそうなぞう』ですね。これも上野が舞台でしたっけ。ドラえもんにも取り上げられてたなぁ……


さ「みんな、この絵本知ってた……? このゾウってな……?」

 涙ながらに言葉を紡ぐさっちゃん。
 この感動を、熱い涙の理由を、友人にも共感してもらいたいのです。こんな時こそ、言葉の力が必要です。言葉を使って、伝えるのです。


「かわいそうなんだぞ~う……!!」


結衣「え。ギャグ?」
琴葉「くっ。くく……っ」
結衣「ウケてる……」

 お約束過ぎるぜ。

 

 しかし、さっちゃんの国語力がない訳ではありません。話の筋をきちんと伝えることだってできますよ。

さ「戦争があるから、ゾウを毒のエサで殺すことにしたんだ……。だけどゾウは鼻が長いから、鼻が良いゾウはそれに気づいてエサを食べず、

「飢え死に、したんだぞ~う…………」


 …………。

 …………………………。

 ……………………………………………………。


こ「ぶふっ」
ゆ「もーっ。悲しい話にギャグ挟むのやめてよー!」

 3DSで顔を隠す琴葉と、己の役割を果たす結衣。さっちゃんの話はワケワカンナイからと、結衣も絵本を読んでみることにしました。

 

 

 


 ……戦争中の事です。

 上野動物園の動物たちは、空襲で檻が壊れた時の危険を考えて、殺されることになってしまいました。ライオンもトラもクマも、毒で死にました。

 

 次はゾウの番です。
 でも、賢いゾウは、エサにいれられた毒の臭いに気付き、食べようとしません。仕方なく、食べ物や水をあげるのを一切やめました。

 

 ゾウ達は、どんどんとやせ細って行きました。
 それでも、檻の前を誰かが通ると、身体の力を振り絞り、鼻でバンザイをする芸当をして、エサをくれるようにせがむのです。

 

 ゾウ達はやがて、飢え死にしました。

 懸命に鼻を伸ばして、バンザイの芸当をしたまま、死んでいたのでした…………

 

 

 

 


 結衣ちゃん、ボロ泣き。
 ゾウさん可哀そうですもんね。ライオンやトラやクマを軽くディスってる気がしないでもない絵本ですが、可哀そうな事には変わりない。泣けてきます。

 ヒダマルもちょっt、もらい泣きの涙dメモ前が煮辛kて……サンtんリーダー…

 

 

琴葉「見せて」

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〈公式サイトより引用〉Ⓒ2017 カツヲ/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/三ツ星カラーズ製作委員会

 

 おぉ、ゲーム中の琴葉ちゃんも興味を示しましたよ。
 結衣から本を受け取って、ぺらぺらと頁をめくっていきます。

「殺すの?」(第一話)
「このゲームはちゃんと血が出る」(第二話)
「虐殺の限りを尽くしてやる……」(第三話)

  とまぁ、およそ血も涙もなさそうな発言を繰り返してきた彼女ですが、『かわいそうなぞう』を読んだらどんな感想が漏れることやら予想が出来ません。「殺すの?」に至っては第一声ですからね。

 

さっちゃん「そうだっ! 今日はこれから、動物園に行こう!!」
結衣「うん、行きたい! 琴葉も良いよね?」

琴葉「………………………、いく……(ふるふる)」

結衣「……泣いてる?」
琴葉「ないてない……(ふるふる)」

 普通に感動してました。
 かわいいなもう。

 

 

 


 上野動物園に赴いたカラーズ。
 券売機の前でとある事実を知り、立ち尽くしています。なんとこの動物園、小学六年生まで無料なんだそうな。カラーズはみんな顔パスってことですね。太っ腹。

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〈公式サイトより引用〉Ⓒ2017 カツヲ/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/三ツ星カラーズ製作委員会

 

「これはやっぱり……、動物たちがエサをもらってないに違いないっ!」

 今回は、上野動物園の平和を守ります。
動物たちが元気に生きてるか確かめ作戦」、開始です。

 

 


 顔パスで入園した3人。早速にゾウの元へ向かいますが、途中にパンダ舎を発見しました。これは引き寄せられます。うん仕方ない。
 動いてるパンダを見るカラーズ。

「パンダだっ!! 生パンダ! 生パン! パンモロだー!」
「ふっ、くく……」
「ウケてる……!?」

 それにしても、このパンダさんはちゃんと笹食べてますね。

「こらーっ、だらけすぎだぞーっ! さっさと食べろ、さっさとー! ……笹だけに」
「くくく……」
「面白い?」

 


 次は、スマトラトラ。
 大きな骨をかじかじするトラを見て、琴葉ちゃんの瞳が輝いています。確かに、カッコイイ。けん玉よりカッコイイ。

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〈公式サイトより引用〉Ⓒ2017 カツヲ/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/三ツ星カラーズ製作委員会

 

「ほら、エサをあげないからこういうことになる……!」

 や、さっちゃん?
 あの骨、人骨ではないと思うよ?

 

「あの骨、かなり大きい……。この街でかなり大きな人と言ったら……」

 や、琴葉ちゃん?
 おやじさんは、今日も元気に変なグラサンかけてると思うよ?

 

 


 クマやら、オットセイやら、シロクマやら。

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〈公式サイトより引用〉Ⓒ2017 カツヲ/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/三ツ星カラーズ製作委員会

 動物園を堪能していたら、モノレールの駅に出会いました。園内にこんなんあるんですね。移動を兼ねたアトラクションみたいな設定ですね。楽しそう。

さ「入るのはタダだけど、ここでは取るのかー」
ゆ「地下鉄とおんなじくらいするんだね。一駅しかないのにー……」
こ「あくどい」

 大人の事情に寸評を下すカラーズ。
 そこへ、駅員のおいちゃんがやってきて、

「ごめんね。このモノレールは、動物園がやってるんじゃないんだ。あ、ちなみにここ、日本で一番最初に開業したモノレールでね、

「仕方ない。これで少しでも動物がエサを食べれるなら……」
「うん、動物たちのためだもんね!」
「これ以上おやじが犠牲にならないためにも……!」

「だから、動物園が儲けてる訳じゃ……」

 大人の事情をスルーするカラーズ。
 説明きこうよ。

 

 

 モノレールで園内を移動した3人。
 動物の名前を叫びつつ、ポーズを決めます。

 ペンギン!
 カンガルー!
 フラミンゴ!

 そして……、えぇっと。

……なんだろうコレ?
変な鳥だー
変な顔だ


 はい、正解は「ハシビロコウ」ですね。
 ヒダマル大好き。ハシビロコウも好きだし、ハシビロちゃんも大好き。ハシビロちゃんに機をうかがわれたい人この指とーまれっ。

 あ、こちらがハシビロちゃんです。

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 しかし、ぜんぜん動かないのでカラーズには不評みたいです。何やっても無反応です。アニメーターさんの手抜きではなく、こういう生態です。

 カードの裏にも、ほら。

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 アルパカやら、ブタやら、ヤギやら。
 色々と見て回った後、ハツカネズミとのふれあいコーナーがありました。

係員「ハツカネズミは、生まれて二か月ぐらいで大人になって、子どもが産めるようになります。どんどん増えるんですよー

 係員さんの言葉を聞いた琴葉ちゃん、手のひらに乗せたネズミを見ながら「やっぱりか……」と呟きました。なんか難しい顔してますね。

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〈公式サイトより引用〉Ⓒ2017 カツヲ/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/三ツ星カラーズ製作委員会

 

こ「どんどん増えるのに、ここにはちょっとしかいない。きっとこのハツカネズミが、他の動物のエサになってるんだ
ゆ「えぇっ!?」
さ「だから入場料がタダで良いのか……!」

 今日も名推理が冴える琴ちゃんです。

係員「ちょ、ちょっと君たちー、そんなことしてないよー……?」

 係員の男性を見定める琴葉ちゃん。「少し斉藤に似てる。あれは嘘つきの顔だ」と結論付けました。迷惑だな斉藤。係員さんに謝れ斉藤。

 

 

 

 カピバラやら、カバやら、ワニやら、キリンやら、ペンギンやら。

 色んな動物を見ましたが、みんなちゃんとご飯は食べていたみたいです。めでたしめでたし。


 ……何か忘れてます。

「って、そーじゃないでっしゃろっ!?」

 あ、思い出した。
 ノリツッコミの形式をとって、パイナップルが思い出しましたよ。我先にとパンダに走ったくせに。

 


 そう、今回の目的は。

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〈公式サイトより引用〉Ⓒ2017 カツヲ/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/三ツ星カラーズ製作委員会

 

「やっと会えたっ! かわいゾウっ!!」

 ゾウさんです。
 合わせて3頭くらいいますかね。元気そうに歩いています。すっごい乾燥肌ですが。

「乾ゾウ肌だねっ。なんちゃって!」
さ「はぁ?」
こ「でかい。これは強い……!!」

 結衣ちゃん、心が痛むから自重して。

 

 それにしても、ゾウさんが元気そうで一安心です。
 もしもエサをもらえていなかった時のためにと、黄瀬フルーツからパクってきた(さっちゃんが)リンゴの出番はなさそうです。


 が、一応投げ入れとくのがさっちゃんのさっちゃんたる所以です。


 ゾウの前に転がったリンゴは、一口で食べられました。長い鼻と豪快な食事に感動するカラーズ。琴葉に至っては拍手です。

さ「あ、バンザイしてるぞー!?」
「嬉しゾウだねっ。なんちゃって!」
さ「は?」

 

 

 


 満を持しての上野動物園回でした。動物を前にした時の、琴葉ちゃんの目の輝きが素敵ですね。かわいい。
 上野を取り上げるからには避けて通れないダンジョンでしたが、大人の事情でダメなのかなーとかも予想していました。アニメとはいえ園内が見れて良かったです。いつか行きたい。

 もしもアナタが、上野動物園のハシビロコウの前で、いい年して「ハシビロちゃん!」とか叫びつつ謎ポーズ決めてる怪しい白髪眼鏡を見つけたら、それはヒダマルかもしれません。悪気は無いので通報しないであげてください。


 最後はお約束、カラーズ反省会。
 今回の背景は上野動物園の正門です。

ゆ「という訳で、先週はサボっちゃったけど、今週はやります、カラーズ反省会っ! じゃあ、今日は琴葉からっ」
こ「やっぱり一番の反省点はあれだな。動物園のトラからおやじを救えなかった」
さ「おやじ骨になっちゃったなー」
ゆ「あれ? でも帰りがけにお店の前でおやじ見たよね?」
こ「たぶん、その前におやじがけん玉とか渡してきたのは、これを使って救ってくれというSOSだったんだと思う」
さ「おぉー、そうだったのかー!」
ゆ「ねえ、おやじ、見たよね……?」
こ「残念だ。惜しいおやじを亡くした」
ゆ「もしかして見たのは私だけだったのかな……? まさかあれって、おやじのオバケ……!? ええっと、さっちゃんの反省点はっ?」
さ「かわいゾウにエサをあげられたので良かったー!」
ゆ「うん、ホントはエサあげちゃダメだけどね……」
さ「それからっ、色んな動物がうんこしてるとこ見られたので良かったー!」
ゆ「やっぱりうんちなんだ……」
さ「結衣は反省点ないのかー?」
ゆ「えっ!? えぇっとぉ私はー、みんなで動物園に行けたので嬉しかっ