『三ツ星カラーズ』 第十話「雪すぎる」


さっちゃん「なんだこれーーっ!」
結衣「どうしちゃったのっ、すごい積もってる!」
琴葉「いつもより強い敵出そうっ!」


 風の子三人組が公園に繰り出すと、そこは一面雪景色。これはテンション上がります。


さ「あははっ! なにしようっ! なにからしようー!」

 夢が溢れすぎる名言を、しれっと発するさっちゃんです。楽しむにも問題解決にも、順番は大切ですよね。

 

 

 

雪すぎる

 協議の結果、まずは噴水を見に行くことに。
 琴葉の「凍ってたらスケートが出来るかも」という案を採用したのです。素敵な想像力。
 早速、ダッシュで移動。


 ……していると、滑ってコケました。

 


 雪に寝転んだまま、

結「あいたぁ~」
さ「噴水行く前から滑ったー!」
琴「噴水行く意味ないな、これ」
さ「ないなー! 雪すぎるぅ~!!

 雪すぎる会話をするカラーズ。
 寒くない?

 

さ「雪が白くてよかったなぁ~。茶色かったらうんこと間違うっ!」
結「踏んじゃうかもねっ」

 出た、さっちゃんのうんこ理論。
 でも確かに、茶色い雪はなんか嫌ですね。


 雪に寝たままうんこすぎる会話をして和む結衣とさっちゃん。二人が顔を見合わせると、互いの目と鼻の先に、

 


 雪に隠れた、茶色い物体が。

 

 

 


さ「大変だ。公園は今、雪に隠れたうんこトラップにまみれている……!」

 普段うんこうんこ言ってるさっちゃんでも、モノホンのうんこは嫌みたいです。そこは常識あるんだ。

 さっちゃんが頭を捻った結果、今回の活動は「雪×うんこ」で行くことに。

 

 

 

「やはり来たか、クソガキども……」

 両手をわきわきさせながら、カラーズを迎え撃つ斉藤。
 交番に立つ彼の前には、雪玉をたんまり用意した三人がいます。


斉藤「だが甘いわっ。俺を誰だと思ってやがる。雪国・青森育ちだぞ? 雪合戦で負けたことなど一度もないわっ!」

 取って付けな設定を暴露する斉藤。
 しかし雪国育ちなら、雪の扱いには手慣れていると予想されます。都会っ子のカラーズは不利か。


斉「それとも何か、作戦でもあんのか? ないだろうなぁ、なぁ~はっはっはぁ!」

 誰よりも子どもな斉藤。
 カラーズに一泡吹かせる日がやって来たかと思うと、高笑いせずにはいられないみたいです。

 

 しかし。

琴「作戦ならある」

 カラーズの頭脳・琴葉は、そう断言しました。結衣とさっちゃんも自信ありげです。
 なぜなら、

 

「この中の一つはうんこ入りだ」

 

 

斉「………………………………、」

 くるり。
 がらがら、ぴしゃ。

 

さ「逃げるのか、斉藤―!」
琴「卑怯だぞ―!」
結「結衣玉アターック!」

 相手にしないことにした斉藤を罵るカラーズ。


さ「出て来い斉藤―!」
琴「いくじなしめっ。青森に謝れー!」
結「結衣玉アターック!」

 交番に雪玉(うんこ入り)を投げつけるカラーズ。


 カラーズは雪の子、元気な子です。

 

 

 

バレてるぞ

 アジトにて、

 結衣とさっちゃんが背比べをしていると、そしてさっちゃんが密かに背伸びしていて論争に発展していると、琴ちゃんはそんなもんどうでもいいスタンスを崩さずゲームしていると、

 モノクロ大佐がやってきました。
 この泥棒猫、今回もなにか咥えています。

 

琴「なんだモノクロ大佐。また泥棒してきたのか?」

 大佐が持ち込んだ物品を検分する琴葉。
 これは絵馬ですね。神社や寺院にある、願掛けをするための木札。多くは五角形をしています(辞書っぽい文章を作りたくなったヒダマル)


琴「! これは……!」

 絵馬に書いてあった文章を読んだ琴ちゃんの顔つきが変わりました。無益な争いを続けるメンバーに、問題の絵馬を見せます。
 そこにあった一言は、

 

「「……バレてるぞ?」」

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〈公式サイトより引用〉Ⓒ2017 カツヲ/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/三ツ星カラーズ製作委員会

 

 

 琴葉ちゃんの推理によると、これを書いた人物はモノクロ大佐を使ってカラーズにメッセージを伝えてきたのです。
 その内容は……、


 お前たちのアジトを見つけたぞ。

 

 

 

 カラーズ史上最大の危機に陥った三人は、この絵馬があるお寺へ向かいます。誰がカラーズを狙っているか分からないため、隠密行動で移動しましょう。

 リーダー・結衣ちゃんの提案ですが……、彼女、ぜったい「隠密」って漢字で書けませんよね。かわいい。

 

 木から木へ、こそこそしながら移動するカラーズ。

 おおっ、さっちゃん身軽っ! 勢い付けて一回転しましたよ。

 うおっ、琴ちゃんは片手で側転っ!?

 うわっ、結衣ちゃん木にぶつかったっ!!

 

 


 お寺に行くには、斉藤がいる交番の前を通過しなければなりません。
 さっちゃんは「ここは私がおとりになる」と宣言し、仲間を先に進ませることを選びます。

結「そんなっ! 約束したのに。必ずみんなで……、お寺まで行こうって!」
さ「そう……。だから待っててっ。この道の向こう側で……!」

 そう言い残し、颯爽と駆け出したさっちゃん。


琴「隠密どこいった」

 結衣とさっちゃんの茶番のおかげで、交番前も無事通れました。

 

 


 幾多の試練を乗り越えて、お寺に到着したカラーズ。
 途中、段ボールで偽装したり抜け道を通ったりうま~い棒の誘惑に駆られたり結局手に入れたりしましたが、うん、ともかく辿り着きました。

 アポロは本物だったけど、うまい棒は違ってますね。

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 〈公式サイトより引用〉Ⓒ2017 カツヲ/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/三ツ星カラーズ製作委員会

 

 

 ひとまずは、絵馬が奉納されている場所に向かいます。

 ……相変わらずですが、この背景はなんなんでしょうね。力入れすぎです。光の当たり方とか石積みの質感とか、お見事。

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〈公式サイトより引用〉Ⓒ2017 カツヲ/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/三ツ星カラーズ製作委員会

 

 ちなみに別アングルのシーンでは、絵馬の中に「うちのネコが見つかりますように」と書かれたものがあり、一緒にモノクロ大佐の絵が描かれています。

 あのパンダ猫、飼い猫だったんでしょうか。

 

 


 絵馬コーナーを観察しますが、めぼしいヒントは見つかりません。

さ「琴ちゃんの「ゲームクリアー!」が聞きたかったのになぁ~」
結「この事件が解決しますようにって、お願い書こっか?」

 ゲームクリアー、懐かしいですね。
 序盤では度々宣言してたんですけどね。第三話「チュカブる」で言ったのが最後ですよね。忘れ去られてた設定ですね。

 


 悩んでいると、お寺の方が声をかけてきました。
 純朴で物腰柔らかな男性ですが、風が吹くたびに……、


 ゆらゆら。

 ひらひら。


 なんというか、頭部が涼やかです。

 横から髪を寄せて乗っけただけみたいな髪形をしています。中央部分は地肌です。

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〈公式サイトより引用〉Ⓒ2017 カツヲ/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/三ツ星カラーズ製作委員会

 


 お寺に隠された秘密。

「バレてるぞ」と書かれた絵馬。

 衝撃の結末に息をのむカラーズ。


さ「あはははははっ! バレてるぞー!?」
琴「紛らわしいぞっ、この紛らわしくないハゲがっ!!」
結「バラしちゃダメー!」

 

 

 

まねきねこ

「よく来てくれた。カラーズ諸君」

 黄瀬フルーツの主、さっちゃんママ。

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〈公式サイトより引用〉Ⓒ2017 カツヲ/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/三ツ星カラーズ製作委員会


 カラーズに度々依頼を持ち込んでくれる、理解ある大人の一人です。今回の依頼内容はというと、

 

「盗難事件よ」
「「「盗難事件っ!?」」」

 

 これまた、カラーズ心をくすぐるネーミングですね。

 

 

 さっちゃんが店頭に設置していた招き猫が盗まれていたそうな。更に、犯行声明が残されていたそうな。
 その声明文には、


「招き猫はいただいた」


 とだけ書かれています。
 それと最後に、モジャモジャっとした落書きも。

 

 

 さっそく捜査に乗り出すカラーズですが、

さ「リーダー! 可愛いさっちゃんから考えがありますっ!」
結「はいっ、なんですか普通のさっちゃんっ!」

 さっちゃんの提案は、「今回の事件は事件レベル1。だからハンデをつけよう」というもの。


さ「この事件が解決するまで、私は一度しか喋らないっ。……重要な時、一度だけっ」
結「なにそれっ! 面白そう!」
さ「喋らなくてもさっちゃんは可愛いってこと証明してあげるっ」
結「別にそれはいらないけど……」

 結衣ちゃん、なんだか今日は会話にメリハリがありますね。

 

 

 とはいえ、さっちゃんはこの先一言しか喋れなくなってしまいました。カラーズの中でも一際元気な彼女ですから、黙っているのは大変な気もしますが……、

 仕方ない、これもさっちゃんが選んだ道です。
 このパイナップル少女には、ここぞという時の一言を期待することにしましょう。きっと役に立ってくれるはず。

 

さ「じゃあ今からスタートなっ!?」

結「う~ん……。よ~い……、スタートっ」

 

 


「うんこーっ!!」

 

 


「うんこーっ!!」

 

 

「うんこーっ!!」

 

 

「うんこーっ!!」

 

 

 


「事件解決するのやめてやろうか」
「そうだねー」
「いってらっしゃーい」

 

 

 

 

 

 まずはおやじに聞いてみますが、店には置いてないとのこと。
 今日も奇々怪々なグラサンをかけていましたが、どうやって前を見ているのかは誰にも分かりません。

 街では斉藤を見かけましたが、ヤツにばれると邪魔されるのでやりすごします。

 


 招き猫を持って歩いている人を探していると、ののちゃんともか姉に出会いました。
 犯人が残した犯行声明を見せてみたところ、もか姉は笑うばかり。ののかは小難しい顔して誤魔化してます。これは何か知ってますね。


もか姉「君、今日は大人しいねー。どうしたの?」
結衣「さっちゃんは「うんこ」って言ったから喋れなくなったの……」
もか姉「どういう事なの……?」

 設定をすっ飛ばした説明に混乱するお姉さん。

 


 結衣の救済措置で、「このどんぐりを使えば、もう一度喋れる」という新設定が加えられました。
 優しいですね。ハロウィンでは、結衣ちゃんは「ちょっと大胆」にならなければいけなかったというのに。この差。

 

www.hidamaruanime.com

 

 

 アジトに帰って作戦会議を開くことにしたカラーズを見送りながら、

も「不思議な世界に生きてるのねぇ……」

 しみじみと呟くもか姉さんでした。

 

 

 

結「このモジャモジャ、意味あるのかなぁ……」
琴「ペンを試し書きしただけかもしれない」

 確かに、くるくるっと書いたお試し感あふれる筆致ですね。
 結衣ちゃんがそのモジャモジャを指でなぞると、

結「あれ?」

 何か、粉? みたいなものが付きました。


 ピンときた琴葉が声明文を手に取り、粉の匂いを嗅ぐと、

琴「ああ……。なるほど、そういうことだったのか……」

 おおっ、事件解決か。
 おもむろに机に登りつつ、犯人が特定されたことを告げる琴葉ちゃん。これは、来ますね、あの決め台詞が。

 第三話以来発していなかった、忘れ去られていた決め台詞をいう時が、とうとう来たという訳ですね……!?

 

 ポーズを決めつつ、大きく息を吸って、

 

 

 

琴「

 

さ「ゲームクリアーーッ!!」

 

 


 驚愕する琴葉。

 どんぐりを掲げるさっちゃん。

 

 

琴「きさまぁ……っ、ゲームクリアは、私の大事な大事な決め台詞だろうがーっ!!

 さっちゃんをシバき倒す琴ちゃん。

結「も~、またしょーもないことでどんぐり使ったー」
琴「しょーもない言うなっ!」

 

 けらけら笑うさっちゃんに、「よし、謝れば許してやろう」と伝える琴葉。


「でも残念。喋れないんだったな……?」


 琴葉ちゃん、追い込み方が悪役のそれです。

 

 

 


 ササキのパン屋。
 その店先で、

「うん。そうだよー。犯人は私ー」

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〈公式サイトより引用〉Ⓒ2017 カツヲ/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/三ツ星カラーズ製作委員会

 

 

 自白する窃盗犯。
 そう、今回の事件はののかちゃんが首謀者だったのですっ。


 犯行声明についていた粉は、パンを作るための粉でした。しかも、スパイスの変な臭い付き。

 


 犯行に至った動機はというと、

ののか「これ、うちの招き猫だよー。返してもらっただけ。さっちゃん、一日だけ貸してーって持ってったきり、なかなか返してくれないんだもん」


結「ホントなの? さっちゃん……?」
さ「……(キリッ)
結「もーっ!」

 


 犯行声明文については、普通に書置きしたつもりだったそうです。最後のモジャモジャは「のの」と書いたサインだとか。

琴「ゴミだな」

 琴ちゃん、八つ当たりしないの。

 


 事件が解決したから喋れるようになったさっちゃんは、

さ「ねえ」
結「ん?」
さ「黙ってる私、可愛かったー?」

 何かを期待する、きらきらした表情で訊ねますが、

 

結「ふつうっ」

 

 

 

あとがき。

 なんか今回、キャラの表情といいアングルといい間の取り方といい、いつもより面白かったです。

 初代『デジモン』の21話とか、『明日のナージャ』の26話とか、最近では『HUGプリ』の3話とか、アニメって所々こういう回がありますよね。デジモンとナージャはまた別格でしたけど。

 どの役職が誰になるとどんな風に変わる、なんかも把握できればいいんですけどね。ヒダマル、人間に興味を持てないんです(子どもを除く)

 


 某有名ヒロイン風にいうと、

 

「ただの人間には興味ありません。この中に乳児、幼児、小学生、中学生がいたら私の所に来なさい。以上」

 

 ってとこでしょうか。
 高校の自己紹介でこれやると、ハルヒ並にドン引かますよね。それと、ヒダマルは高校生も応援してますよ。

 

 

 それと琴葉ちゃん、決め台詞を奪われて悪に染まってました。

 というか、今まで三回くらいしか言ってなかったのに、決め台詞として定着してるつもりだったんだ……。
 最近はエンディングでしか叫んでないのに。「アムロ、行きまーす!」「星一徹のちゃぶ台返し」みたいな立ち位置だったくせに……。


 お約束のカラーズ反省会でも、同じ点に言及してました。

琴「今日は大きな反省点がある」
結「わあっ、琴葉が積極的だー。珍しい。どうしたの?」
さ「明日は雪が降るなー。って、もう降ったかっ。あはははっ」
結「じゃあ琴葉。どうぞっ」
琴「最近カラーズの活動に謎が足りない。今日のゲームクリアーは、「真ん中のめ」のとき以来だ。だから、もっと事件を……」
結「琴葉、そんなに今日「ゲームクリアー」って言いたかったんだ……」
琴「っ、別にそういう意味じゃ……」
さ「あっ! 今すごいことに気がついたぞー!?」
結「なあに、さっちゃん?」
さ「そんなにずっと言ってなかったてことは……、「ゲームクリアー」って実は、琴ちゃんの決め台詞じゃなかったんじゃないのかー!?」
琴「ッ!?」
結「おおっ。さっちゃんすごーい、大発見! 確かにそうだねっ!」
琴「い……、いいや待てっ! ……(考え中)……はっ! そういえば、そんなに久しぶりじゃなかった……」
結「ええ~、本当~?」
琴「ホントだっ! エンディングで毎回言ってるっ!!」