無印デジモンの映画『僕らのウォーゲーム!』が16日まで見放題ですってよ、という話。


 みなさま、こんにちは。
 最近、雑記を書き過ぎてアニメ記事の進捗が芳しくないヒダマルです(自業自得)

 ホントは「冬アニメの総決算!」みたいな記事も書きたいんですけど、どうしてもおちゃらけた方向に向かってしまうんですよね。そうこうしてる内に春アニメも続々始まってしまうというね。

 いかん、アイデアが止まらな過ぎて一日二回更新になるかも。

 


 そんなこんなな今日この頃ですが、今夜もまた雑記です(完全に自業自得)
 本当は『だがしかし2』最終話の予定でしたが、昨夜ユーチューブを徘徊してたら嬉しいニュースが入って来たので、そっちを優先します。

 というのも、

 

 無印の『デジモンアドベンチャー』!!

 劇場版・『僕らのウォーゲーム!』!!

 

 2018年4月16日(月)まで、バンダイ公式チャンネルで見放題ですってよ奥さんっ!!

※期限を過ぎたので、動画のリンクは削除しました。

 


 なんでも、「超進化魂 03 ディアボロモン」の発売を記念しての催しだそうな。太っ腹ですね~。

 あ、ちなみにこちらがディアボロモン。

f:id:hidamaru:20180406123325j:plain

f:id:hidamaru:20180406123426j:plain

 使えそうな公式画像が見当たらなかったので、諦めて自分でお絵描きしました。身体とか塗り方とか雑々なのはご勘弁ください。

 バンダイさん、宣伝になるんだから商品画像の引用可にしとけばいいのに……(おかげでえらい時間かかった。疲れた)まぁ色々と事情はあるか。

 

 

作品の見どころ。

 言わずもがなの細田守監督作品な訳ですが、それはもう面白い。

 キャラと設定、音楽は『デジモンアドベンチャー』を基にしているので当然と言えば当然ですが、秀逸なのはストーリー。伏線も緩急も障害も文句なし、もちろん映像としてのクオリティも高く、手放しで褒めて良い作品だと思います。

 ヒダマル的に、アニメ映画の中では『秒速5センチメートル』と甲乙つけがたい。

 

 具体的な魅力を挙げると、

1、ヒカリちゃんかわいい。
2、ヤマトかっけぇ。
3、脚本の素晴らしさ。
4、ヒカリちゃん超かわいい。
5、見ごたえのある戦闘シーン。
6、ヒカリちゃんめっっっっちゃかわいい。

 あれ?
 これは映画の感想じゃなくてヒカリちゃんの賛美だぞ?

 

 

脚本の素晴らしさ。

 映像美と戦闘シーンの見応えは、実際に観てもらった方が早いので割愛します。45分で終わりますし。

 ヒダマルの個人技は「創作」ですから、そっち方面で考察してみようかなと。

 

 

 まぁ映像や演出についてもちょっとだけ感想を述べるなら、

 

 敢えて技名を叫ばない辺り、細田守さんの好みが滲み出てますよね。アニメ史に残る神回である第21話・「コロモン東京大激突!」の際と同じく、アグモンの「ベビーフレイム」なんか普段の10倍くらい威力ありそうに見えます。「コロモン東京大激突!」と言えば、一年間を通してのアニメの中でその中心部分に収められた一話なんですよね。地上波アニメの放送前に『デジモンアドベンチャー』、そして放送後に『僕らのウォーゲーム!』が放映された点を踏まえれば(三本共に細田守監督が手掛けた作品)、この三本のアニメーションは『デジモンアドベンチャー』という作品を両脇と中心から軸を与えてしっかりと支える役割をもたらしている印象を受けます。『僕らのウォーゲーム!』の話に戻りますが、特筆すべきは「進化中に攻撃」という数あるアニメ・特撮の中でもタブーとされてきた領域へ踏み込む勇気。やもすればメタいシーンになりかねない所を、二段階進化も相まって敵の不気味かつ圧倒的な強さを印象付ける効果をもたらしています。この世界観の操り方・手綱の取り方の妙には脱帽するしかありません。それと、ゲンナイさん役で今は亡き八奈見乗児さんの声が聴ける作品である点も忘れてはいけませんね。『サマーウォーズ』と同時に語られることの多いこの作品ですが、それもそのはず、両方とも細田守監督が手掛けているのはもちろん、キャラクターデザイン・設定・ストーリー・演出・背景など多岐に渡って特徴が酷似しているのです。「パクリ」と勘違いする方もいますがそれは誤りで、ただの焼き直し作品ではなくネット環境が様変わりした状況を踏まえたり日常世界での問題(恋心や死)も丁寧に取り上げて世界観を広げたりしている点で、『サマーウォーズ』は『僕らのウォーゲーム!』のセルフリメイク作品であると位置づけられます。この二作品は細田守さんを語るに当たって外せない映画でしょう。主人公がラストで叫びながらエンターキーを押すシーンは有名ですが、あのシーンのルーツも実は『僕らのウォーゲーム!』から。ちなみにオメガモンの「細いシルエットでつぶらな瞳」というデザインも監督の好きな形らしいですね。エヴァ初号機のフォルムを彷彿とさせるのは言わずもがなとして、エヴァの方は初代ガンダムの特徴「肉感的」な点をリスペクトしていると考えられるので、オメガモンのルーツをたどればガンダムに行き着くのかもしれません。ガンダムと言えば、あのデザインも当時としてはかなり斬新であったと聞き及びます。ロボットやメカと言えば直線的フォルムが一般的であった所に、太ももやふくらはぎに筋肉のような装甲を用いたのは非常に先鋭的だったのだとか。当時のSFマニアには設定や世界観をして「こんなものはSFではない」と揶揄された模様ですが、大衆に受け入れられた、いや、大衆が受け入れやすいように作り、その上で既存のアニメを越える価値を想像したからこそ、今日のガンダムシリーズの地位があるのでしょう。最後に、現代日本にも未だに「アニメは子どもの見る物」という認識を持っている方がいるようですが、これは哀しいことです。「子ども向けの作品」という一面は、確かにあるかもしれません。「大人向けの作品」であれば、子どもを置いてけぼりにするかもしれません。しかし、それが「子ども向け」ではなく、「子どもの為の作品」であれば。子どもは純粋に楽しめて、大人は心の奥の小さな子どもを呼び起こさせる、そういったアニメーションであるならば。そんな時、アニメ作品はきっと、親と子の心を結びながら、世代を超えて愛されて行くのでしょう。そう、『デジモンアドベンチャーtri.』のように。

 


「世界中の“選ばれし子どもたち”へ」篇 デジモンアドベンチャー 15th Anniversary Project

 

 

今度こそ、脚本の素晴らしさ。

 昨今稀に見る劇的な閑話休題。

 ストーリーの注目点を知っておけば、久しぶりに見る方はもっと楽しめるんではなかろうか、とか。

 あ、ネタバレを含むので、初見の方は先に鑑賞することをお勧めします。あるいは、鑑賞した後にこちらに戻って読まれても、また違った味があるかもしれません。

 おこのみで、どうぞ。

 

 

障害の数々。

仲間が揃わない!

 ネットの中に突如出現した凶悪デジモンを倒すため、仲間を集めようと奮闘する太一。

 しかし、空とは喧嘩中、ヒカリは友達の誕生パーティー、丈先輩は中学受験当日、ミミは家族でハワイ旅行、ヤマトとタケルの兄弟は島根の田舎に帰省中で、戦えるのは太一(アグモン)と光子郎(テントモン)だけという有様です。

 

島根にパソコンなんてある訳ないじゃん。

 ヤマトとタケルにコンタクトを取れたはいいものの、ネット内で戦うためにはパソコンが必要である。その際に発せられたヤマトの一言「島根にパソコンなんてある訳ないじゃん」はあまりにも有名な迷言。

 

パソコンがフリーズ。

 ヤマト達と合流し、究極体での戦闘を繰り広げる。しかし、太一のヘマによりパソコンがフリーズ。ウォーグレイモンが行動不能となってしまう。

 

最後の障害と、タイムリミット。

 満身創痍の中、ディアボロモンが核兵器を発射。弾頭を無効化するにはリミットを刻む時計を持ったディアボロモンを探して倒す必要があるが、敵は自らをコピーして増えていく。

 ただでさえ苦戦している所に、ディアボロモンは倍々に増殖し続けるという絶望感たるや。

 

 

何気ない伏線。

タイムリミットのシンクロ。

 ディアボロモンによる核攻撃と、太一の母によるケーキ作りと、丈の入試試験のタイムリミットが美しくシンクロ。それぞれの「あと7分」という台詞が、メインストーリーと見事にリンクしています。

 クライマックスにて「そのために、この一言のためにこそ、お母さんはケーキ作ってたのか……ッ!」と思わせる伏線と回収です。

 

光子郎の尿意。

 急いで太一の家にやってきたため、のどが渇いていた光子郎。太一の母にお茶を貰いますが、かなりごくごく飲んでます。
 この行動が巡り巡って、ウォーグレイモンとメタルガルルモンの窮地を誘うことに。まぁ悪いのは太一ですが。

 

世界中から送られるメール。

 デジモンたちの戦いをネットで観戦している世界中の人々から、応援や揶揄のメールが送られてきます。そのメールが、クライマックスで生かされるという展開。伏線と気付かせないレベルで、メールというアイテムを自然に配置しています。

 

ケンカとメール。

 冒頭で太一が空に宛てたメールが、ディアボロモン騒動の所為でずっと届かず、すべてが解決したラストで再び登場し、ストーリーを締めています。演出の妙に、ただただ、ため息。「世界中からのメールが太一たちを救う」という伏線をより自然なものにするためにも、欠かせない描写であったと言えるでしょう。

 作品に軸を与えるメインの問題は「ディアボロモン」ですが、実は「太一と空は仲直りできるのか?」という日常の問題も全体を通して取り上げられているんですよね。『サマーウォーズ』の方では、こういった現実世界の問題も丁寧に描くことで、ネット内の問題と並ぶ大きな軸として機能させています。

 

 

 

まとめ。

 なんか、分量的には創作論よりアニメ論の方が中心になっちゃいましたかね。
 中盤で思いの丈をぶちまけたから、あそこで既にやり切った感が溢れてたんですよねぇ(どこまでも自業自得)


 玩具の「超進化魂 03 ディアボロモン」の紹介動画もセットになってますが、最後の変形動画はかなり見応えありです。

 ケラモン(成長期)からディアボロモン(究極体)へと変形するのですが、「こうくるか!」というダイナミックな変貌を遂げます。一回やってみたい。

 

 バンダイさん、『ディアボロモンの逆襲』もサービスしてくれないかなー。