鬼太郎シリーズの全第一話をイッキ見した話。【ねこ娘の進化】


 公式サイトにて特集が組まれている、ゲゲゲの鬼太郎50周年企画。

 各シリーズの第一話がYouTube動画で公開されているので(第六期を除く)、観てみた感想を述べていこうと思います。

※ネタバレを含むので、楽しみたい方は先に動画を観ることをお勧めいたします。

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〈アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』公式サイトより引用 ©水木プロ・東映アニメーション〉

 

 

第一期  1968~1969年

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 記念すべき第一作目にして、鬼太郎シリーズ唯一の白黒アニメ。
 この頃から既に、「鬼太郎=野沢雅子」「目玉おやじ=田の中勇」の黄金コンビです。

 野沢雅子さん、本当に御年81なんだ……

 


 第六期では「妖怪と人間は交わっちゃいけない」と主張している鬼太郎ですが、この第一期ではなんと人間の子どもを野球に誘っています。

 しかも、負けたら魂を取られるデスゲームです。


 まぁ、子どもたちが可哀そうになった鬼太郎は、ワザとゲームを長引かせて朝を迎え、妖怪を撤退させたのですが。

 鬼太郎はあまり感情を表に出さない分、目玉おやじがちょっと怒りっぽいというか、そそっかしい感じのキャラクターです。新鮮。

 

 それと!

 OPの演出が、第六期のものと似ている点が多々あります。墓場での綱引きとか、ラストのカラスと芋虫とか。

 六期のOPは50周年を 意識して、原点のOPに寄せて作られていることに気付けました。是非、OPだけでも見比べることをお勧めします。

 

 

第二期  1971~1972年

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 COLORになった鬼太郎さん、なんと漁村に隠居しています。

 悪い妖怪退治は引退して、アジの干物を作りつつ、富士山を見ながら俳句をしたためてます。

 風光明媚の晴耕雨読です。


 何があった。

 

 

 隠居の理由は分からずじまいで終わる所が昔のアニメ作品っぽいですが、それは置いといて。

 第一話での敵は、海で船を襲う「泥田坊」。
 実はおとなしい妖怪で、自然破壊によって住処を奪われたため、海で怒っていたのです。

 そのため鬼太郎は、「新しい住処を見つけてあげる」という解決方法を取りました。この頃から既に、自然に関するメッセージ性があったんですね。

 

 

 そしてこの第二期にて、ねこ娘がレギュラー入りを果たしています。
 当時のキャラデザは、こんな感じ。

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 この顔で「うわ~カッコイイ! それでこそ鬼太郎さんよぉ!」って言ってます。

 これはアレかな、ねこ姉さんの黒歴史かな?
 触れちゃいけないヤツかな?

 

 

第三期  1985~1988年

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 OP・EDが吉幾三さんです。そこにまずビックリ。

 更に、OPの映像がちょっと都会っぽいというか、アーバンな感じ? 曲もなかなかお洒落にアレンジされてますし。

 

 1985年当時といえば、アニメの主題歌が音楽としての地位を確立させてきた時代でしたっけ? それまでは「漫画主題歌」と蔑まれ冷遇されていたとか。

 ヒダマル的には『キャッツ・アイ』『シティーハンター』あたりが功労者というイメージです。
 誰かお詳しい方いません?

 

 

 第六期の三話に出てきた妖怪トリオ「たんたん坊」「二口女」「かまいたち」が登場し、妖怪城の力で人間を妖怪にしようと画策しています。

 鬼太郎は、特に葛藤もなく単身ここに乗り込みました。「正義の味方」のテンプレートな雰囲気をまとっています。

 


 印象的だったのは、たんたん坊の攻撃を第六期と同じ方法で避けていた場面(地中に潜る)。
 三話にて、分かる人には分かる遊び心を仕掛けていたんですね。粋だ。


 ちなみに、確認できる範囲では、この第一話で目玉おやじが初めて「おい、鬼太郎!」と言ってます。

 

 あ、ねこ娘はあんまり変わっていません。

 

 

第四期  1996~1998年

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 ヒダマルが年齢一桁の頃に観てたシリーズ。
 それにしても、この手の話をするとばっちり歳がバレますよね。ヒダマルは隠してないから別にいいけど。

 

 日本初のデジタルアニメであり、脚本には京極夏彦さんを起用するなど、かなり力を入れた作品だったみたいです。

 見上げ入道に追いかけられるシーンは、なかなか見応えアリ。

 


 ED「カランコロンの唄」はハッキリ覚えていますよ~。

 鬼太郎シリーズお馴染みの曲で、第六期ではBGMとして流れていましたね。こういう遊び心というか、ファンを楽しませようという心って大事です。

 ヒダマルがピンと来ないだけで、他の楽曲もアレンジされて流れているのかもしれませんね。

 

 

 第一話では環境破壊を取り上げており、見上げ入道と戦っています。

 見上げ入道の倒し方は六期と同じでしたが、ここでは人間が言わなくても効果がありました。

 

 あ、ねこ娘はちょっとだけマシになってる。

 あと、ぬりかべがめっちゃデカい。

 それと、一反木綿が「ごわす」って言ってる。はて、彼は博多弁キャラだったはずですが……。

 

 

第五期  2007~2009年

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 ここに来て、ねこ娘の進化が急加速します。

 過去作と比べて、かなり可愛くなってますよ。おかっぱを卒業して、目がやたら大きくなって、普通にヒロインぽい雰囲気。

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 そしてこのねこ娘、急ぐ際には四つ足で駆けます。

 今期のねこ姉さん、再現してくれないかな……!!

 

 

 

 作風としては、妖怪の怖さを残しつつ親しみやすさも両立させてますね。

 鬼太郎は基本的に人間を助けますが、見えないものを軽んじる子どもには「妖怪をバカにするなよ?」と脅しをかける場面も。

 それと、ねこ娘の立ち位置が「バトルの解説役」みたいになってます。

 

 

第六期  2018年


オープニング主題歌「ゲゲゲの鬼太郎」(歌:氷川きよし)

 

 言わずと知れた、50周年記念作品。

「ねこ姉さん」ことねこ娘の変貌っぷりが大きな話題になってますねぇ。第五期のねこ娘もかなり萌えキャラ寄りでしたが、今回はまた別格。

 いわば「ねこ娘セカンドインパクト」です。


 有志による考察では、今期のねこ娘は身長170cm以上あるらしいですよ。

 ちょっと、二期のねこ娘と並べてみましょうか。

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 新手のライザップかな?

 

 

番外編『墓場鬼太郎』  2008年

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 貸本屋時代の、原作に忠実な鬼太郎アニメ。

 鬼太郎シリーズでは唯一の深夜放送枠でもあります。

 

 ヒダマルもたまに観ていましたが、「これはなに? 鬼太郎なの? 何事?」という感想でした。
 鬼太郎と言えば「勧善懲悪」「人間の味方」というイメージだったので、本来の鬼太郎がこんなにもダークな作風だとは思ってもいませんでした。

 今見ても十分に怖いです。

 映像としてのクオリティも高く、背景には水木しげるさんの絵のタッチが見事に再現されています。

 

 めっちゃ面白いので、是非観てください。

 


 第六期とはまた違った形で、かなりエッジの効いた異端の鬼太郎アニメ、それが『墓場鬼太郎』であると言えます。

 OPが「ゲゲゲのゲ~」じゃないのも、この作品のみ。


 これは是非、別枠のアニメ記事としても取り上げたいなぁ。

 

 

まとめ。

 鬼太郎の過去シリーズ、その第一話を一気見したヒダマルでしたが、それぞれかなりコンセプトが違っていて面白かったです。各時代の雰囲気が味わえる、というか。

 お勧めはやっぱり『墓場鬼太郎』です。またアニメ化すればいいのに。

 


 それでは最後に、鬼太郎シリーズとはぜんぜん関係ない場所での話で恐縮ですが、衝撃の画像を発見したのでご覧ください。

 

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 子泣き爺、幼女Ver。

 ねこ姉さんどころの騒ぎじゃねぇってばよ。