ヒダマルのアニメ日記。

アニオタ・元保育士・隠れアスペルガーと、三拍子揃ったヒダマルがお送りするアニメ感想ブログ。アニメ関連の雑記や分析なんかもチラホラ。毎日午後8時に更新予定です。

『少女終末旅行』  第八話「記憶」「螺旋」「月光」


 チトとユーリの前に広がるのは、不思議な空間。何十という巨大な建造物が、規則正しく立ち並んでいるのです。
 観察するに、これはロッカー? でしょうか? とにかく変な場所です。

f:id:hidamaru:20180310101039j:plain

〈公式サイトより引用〉Ⓒつくみず・新潮社/「少女終末旅行」製作委員会

 

 壁一面にある引き出しは、キッチリしまっていて開けられない。開いていても中は空っぽ。何かあっても、大した物は入っていません。
 謎の機械、空薬莢、布切れ、ボタン。ってユー、全部持って来たんかい。中学時代のヒダマルみたいなやつだな。

f:id:hidamaru:20180310101148j:plain

〈公式サイトより引用〉Ⓒつくみず・新潮社/「少女終末旅行」製作委員会

 

  チト「役にも立たない、価値もなさそうなものが、大事にしまってある。なんなんだろうな……」

 と呟くチトですが、あ、なんか見覚えがあるやつがっ。ユーリの瞳が煌めきます。

 

 登場したのは、「謎の石像」でしたっ!

 

 ここぞとばかりに石像を撮影するユーリ。彼女、ホントにコレ好きですよね。

 ユーリ「だって、形が良いし、なんか和むし」
チト「カナザワに感謝だな」
ユーリ「カナザワって……、誰だっけ

 ユーさん、もうちょっと記憶力を鍛えませんか。この世界で会った人間なんて片手で数えられるんですから。
 チトが呆れつつ説明すると、

ユーリ「思い出した。カメラが無かったら忘れてたよ。ありがとー、カメラ」

 しかし、彼が生きてても死んでても、もう出会うことはなさそうです。イシイさんも。そして、おじいさんも。

ユーリ「そしたら、いつか忘れちゃいそう」

 彼女の独り言に、直感するチト。

 

 


 ここは、この謎の場所は、「墓」なのです。

 誰かに覚えておいてもらうための目印として、忘れ去られないための楔として、こうやって物を収めておいたのでしょう。
 昔はラジオや文通、今はツイッターとかが主流ですが、「誰かとつながっていたい」という欲求は、どこの時代でも変わらないのですね。たとえ、終末世界でも。

 

「ここにないと意味がない」と主張するチトの先導で、集めた品物を元の引き出しに戻しに行く2人なのでした。

 

 

 


「螺旋」

 ケッテンクラートに乗って、塔の内部を上る2人。手すりはほぼ無いは、古くなった支柱が落ちてくるわと結構な危険地帯ですが、ユーリは「大丈夫」と呑気な構え。

ユーリ「なんか、何もかもが危険すぎて、逆に大丈夫に思えてくるんだよ」
チト「意味が分からん」

 うん、それは「脱感作」という心理現象でしょう。

 

ユーリ「死ぬのが怖くて生きられるかよー!(ドヤァ)」
チト「名言だなー。……迷う方のな
 チトの言う通り。人間、死ぬのが怖いから生きてるフシもありますよ。ヒダマルがそうです。怖くなかったらとっくに死んでます。

f:id:hidamaru:20180310101337j:plain

〈公式サイトより引用〉Ⓒつくみず・新潮社/「少女終末旅行」製作委員会

 

  なんでも、昇降機が壊れていたので内部の通路を使っているのだとか。螺旋の通路をぐるぐる回りつつ、上層へ向かっている感覚がまったくありません。

 ぐるぐるぐるぐる。
(↑PCで打つとちょっと楽しいですよ。新発見)

 

 

 螺旋をひた走り、なんだか頭がぐるぐるしてきたチト。すんでのところで落下を免れます。あちゃー、また危険運転ですよ。これで何回目だ。

 

 上層への道が途中で砕け、途切れています。超高い。しかし、塔の側壁に沿って、誰かが作った迂回路を発見します。
「なんで外側に作ったんだ」と先人を恨むチト。しかも人間専用で、ケッテンクラートの重量を支えられるかは、かなり微妙な構造です。

f:id:hidamaru:20180310101308j:plain

〈公式サイトより引用〉Ⓒつくみず・新潮社/「少女終末旅行」製作委員会

 

ユーリ「チィちゃん、死ぬのがこわ」
チト「分かった、言わなくていいから」

 

 意を決して迂回路を進みます。恐怖に目を閉じるチトに、ユウがハンドルを握って手伝い、危機一髪っ!!
 あやうく最終回でしたよ……。
 や、チトは前回も死にかけてましたが。

 

  なんやかんやで、上層への入り口に辿り着いたチト&ユーリ。

チト「寝て起きて、食べて移動して、また寝て。考えてみれば、いつもの生活も螺旋だな」
ユーリ「生きるとは、つまり螺旋のことだったんだよ」
チト「ぐるぐる回って、一体どこに辿り着くんだか…」

 

 

 


「月光」

 ユーリ「月が見える夜ってさー、テンション上がるよねー」
ユーリ「……よねー」
ユーリ「……聞いてる?」
チト「聞いてない」

 今宵は月が綺麗。ユーリは「月の魔力」に瞳を輝かせています。
 ゆるい終末会話を交わす2人は、何か役立ちそうな物を探しています。家が残っていたので、何かあると思ったら、何もない。

 月明かりが差し込む家の中で、月光パワーで錯乱するユー。勢い余ってチトを殴ってしまいます。あ、波乱の予感。逃げろユー。
 案の定、チト激怒です。「もう棒拾うのやめろ」と、お母さんみたいな言葉で釘を刺されました。

 

 そんなこんなしているうちに、瓶を発見するチト。

チト「ガラスの容器だな」

 ってことは、この終末世界に「瓶」という言葉はないのでしょうか。

 そしてこの瓶、中身が入ってますよ。全部で3本。
 チトさん曰く、ラベルには、「び、う?」とあります。

 栓を開けて、飲んでみることに。キラキラしている、金色の水に興奮する二人。ガラスの入れ物に移せば、まるで月光が溶け込んでるみたい。

f:id:hidamaru:20180310101415j:plain

 〈公式サイトより引用〉Ⓒつくみず・新潮社/「少女終末旅行」製作委員会

 

 怖いもの知らずのユーリが、ごくり。

チト「どう?」
ユーリ「苦いような、甘いような――、うまい!」
チト「よし」

 毒見であることを隠そうともしませんよね、チトさん。

 

 

  酔いが回って、赤くなる2人。やっぱり、ビールだったみたいです。この世界ではかなり貴重な物ですよね。
「ゆうー」と叫んで、相棒に飛びつくチト。後ろから抱き着いて、ユーの頬を伸ばして遊びます。「月の魔力に侵されたのか」と訝しむユーリ。や、これは「絡み酒」という現象です。

 

  月明かりの下、2人で愉快に踊りながらの、再びの特殊ED来たっ!!
「雨だれの歌」の、鼻歌バージョンです。

チ「ねえユー」
ユ「なーに」
チ「いつかずーっと高くのぼってさ。月に行こうよ」
ユ「いいねえ。月か。どんなところだろ」


 相棒の髪の毛を食べながら、夢の世界へ浸るチトなのでした。

f:id:hidamaru:20180310101501j:plain

〈公式サイトより引用〉Ⓒつくみず・新潮社/「少女終末旅行」製作委員会

 


 翌日。
 頭が痛いチトさん。
 うん、これは「二日酔い」という現象です。

 

 

 

 

 「未成年っぽい少女がビールっぽい液体を飲んで酔っ払う」という、ちょっとだけチャレンジャーな回でした。

 最後は百合好きにはたまらない展開も用意されていましたが、妄想が止まらない視聴者も多いのでは。年末の「ビッグ斎藤」さんでの盛況が予想されますな……。