ヒダマルのアニメ日記。

アニオタ・元保育士・隠れアスペルガーと、三拍子揃ったヒダマルがお送りするアニメ感想ブログ。アニメ関連の雑記や分析なんかもチラホラ。毎日午後8時に更新予定です。

『ラーメン大好き小泉さん』 第二話「北極」「コココココイズミサン」


 今日は休日。
 みんなでお出かけできないかと、潤と美沙に連絡する大澤悠さんです。
 小泉さんも誘いたいところですが、もちろん連絡先は知りません。絶対教えてくれないでしょう。未来永劫知り得ない気がします。クラウスさん、光、見えないっす。

 潤はOKでしたが、美沙さんは――、井の頭公園にてデートだそうです。


 なんというか。
 美沙に彼氏がいて、公園でデートすることが、物語にどう関わってくるのか予想が出来ません。キャラ的に意外性もないですし……

 

 

「北極」

 と、思いきや。
 サブタイトルが出た途端に振られてますよ美沙さん。
 理由は「美沙はモテるから不安で、心から楽しめないから」とのことですが、どうも彼女、「モテるしどうせ彼氏いるだろうと思われて告白されないタイプ」みたいです。不憫だ。

美沙「付き合ったのも告白されたのも、初めてだったのにーーーー!!」

 憤怒する美沙。
 即座にナンパされてますが、速攻で断りました。何がしたいのかよく分かりません。まあ今は整理が必要なんでしょう。


 しかし。

ナンパ男「あ、あっちの方が可愛い

 これは許せない発言が出ましたよ。なんて思いやりのない言葉だ。
 男の視線を追うと、そこにいたのは、

 

 小泉さん。


 休みの日にも制服な小泉さんを、こっそり追跡する美沙。振られた現場を見られていないか心配なのです。
 彼女が消えたのは、一軒の店。「蒙古タンメン 中本」とありますので、たぶん麺類屋です。というか、小泉さんが入店した時点でラーメン屋確定です。

 一人でラーメン屋に入った小泉さんが気になり、追随する美沙。こっそり様子をうかがうのかと思いきや、なんと隣に座りました。

 偶然を装って接触するも、

小泉さん「どちら様でしたっけ」
美沙「そこからかよ!」

 ハートブレイクな美沙の心に、新たな傷がっ。

 


美沙「同じクラスの中村美沙っ! 仲良くなる気はないけど、覚えときなさいっ!」

 清々しい宣言ですね。
 学校では「みんな仲良く」が至高だと勘違いされていますが(理想ではありますが)、集団に必要なのは「存在を認め合う」ことであって「仲良くする」ことではないんですよね。というか、「互いの存在を認める」ことで初めて「みんな仲良く」が可能になるので。

 こういった、根性論や理想論ではない心理学に基づいた人間関係の基礎を学校で教えるべきだと思うヒダマルです。

 

 

 閑話休題。

 美沙が買った食券は、「北極ラーメン」(800円)。
店員の静止を振り切って、超激辛のにしてやったわ」と勝ち誇る美沙ですが、小泉さんが口をはさみます。

 

 「大丈夫ですか? オーダーを変えるなら、今の内ですよ……?」

 

f:id:hidamaru:20180307053628j:plain

〈公式サイトより引用〉Ⓒ鳴見なる・竹書房/「ラーメン大好き小泉さん」製作委員会

 

 

 深遠な瞳を向けてくる小泉さんに、訝しむ美沙。
 この店の「北極ラーメン」は「辛さレベル9」であり、小泉さんは1年の歳月をかけてその頂へ到達したのだとか。

 少々怯む美沙ですが、実は彼女は激辛マニア傷心を紛らわすためにも、頂への挑戦を変更する気はないようです。上着を脱いで臨戦態勢へ入ります。


美沙「だいたいさあ、女子高生が休日に一人でラーメンとか、寂しくないの?」
小泉さん「あなたも一人じゃないですか」
美沙「私はさっきまでツレがいたの!」
小泉さん「ああ。別れ話をしてた彼ですか」

 美沙さん、墓穴った。
 いや、事実確認は出来たので、誘導尋問と考えれば結果オーライです。

「言いふらしたらただじゃ置かないからね」と地団太踏む美沙ですが、小泉さんの口はパルシェンの殻より堅そうです。ナパーム弾でも壊れない。


 と、そこへ。
 頼んでいた北極ラーメンが出されましたが、

 

 赤い……ッ!!

 

 もやし以外は真っ赤っかです。深紅。絶対辛いやつですよコレ。これで辛くなかったら詐欺です。
 北極ラーメンの意味は「北極で食べると丁度いいかも(笑)」なのでしょうか。

 

 

 しかし、小泉さんの一杯にはなにやら白いトッピングが。
 期間限定メニューであるそれは、チーズとゆで卵、そしてバターで辛みを和らげられるのだとか。

f:id:hidamaru:20180307053718j:plain

〈公式サイトより引用〉Ⓒ鳴見なる・竹書房/「ラーメン大好き小泉さん」製作委員会

 

 解説しつつ一口目を頂く小泉さんですが、一撃でむせてます。汗と涙に震えています。どうした小泉さん。

小泉さん「激辛系はそこまで、得意ではないので……(でも美味)」
美沙「なのに辛いラーメン食べるあんたは何なの……!?」

 

 意を決して、美沙も一口。
 あまりの辛さ(むしろ痛さ)に悶絶しますが、「すっごい美沙好み……」と恍惚の表情です。
 すぐに二口目を求める美沙と。
 負けていられない、小泉さん。


 そこからは、闘いでした。

 

f:id:hidamaru:20180307053759j:plain

 〈公式サイトより引用〉Ⓒ鳴見なる・竹書房/「ラーメン大好き小泉さん」製作委員会

 


 涙を堪え、辛さを耐え。
 美沙に至っては、なんとスープまで飲み干して。

 完食後、頬に涙を流す2人です。彼女たちを包むのは、健やかな達成感と、爽やかな連帯感。


 美沙の脳裏に浮かぶのは、今日という日――

 初めて告白された喜びが。
 初めてのデートの楽しみが。
 初めて振られる悲しみに変わってしまった、今日という日。

 

「もう……、辛すぎ…………!」

 

 すべてを圧倒する、激辛ラーメンの衝撃に。飲み干した赤いスープに。
 失恋の涙を隠した、ひとりの女の子がいました。

 

 

 

 

美沙「満足満足~♪」
小泉さん「暑い……」

 店を後にした2人。美沙は戦友に向けて、「アドレス教えてっ」と軽やかに頼みました。

美沙「他にも激辛ラーメンの情報欲しいんだけど。美沙、ハマりそうっ

 ……そう、彼女はまだ知りません。
 小泉さんに如何にクールかを。如何にとっつきにくいかを。
 唯一の急所・ラーメン方面から近付けたのはラッキーでしたが、一緒にラーメン食べたくらいで仲良くなれるなら大澤の悠さんはあんなに苦労してませ

 

小泉さん「別に構いませんが」

 

 ええええええぇぇっ!?

 

 あの小泉さんがっ!?

 そんなあっけなくっ!!

 連絡先をっ!!!!

 

「美沙、もっと辛いのもいけちゃうよ?」
「今日のラーメン、辛さ5倍も出来ますよ」
「マジ!?」

 ヒダマルの動揺をよそに、スマホを操作しつつ睦まじい2人。

 

 


 そこへ。

 


「あれ~……?」

 


 潤と遊んでいた、悠がいました。

 瞳孔を見開き、薄い笑顔を浮かべて。


「なんでだ~……? なんで2人が一緒にいるんだ~……? 美沙、今日デートだって……」


 狂気……ッ!!


「美沙の裏切者ーッ!! なんで小泉さんと先に仲良くなってんのさ~!」
「ああもう、悠めんどくさいっ!」
「ふたりとも、うるさいよ……」
「帰ります」
「小泉さぁ~んっ!」

 

 小泉さんの連絡先をゲットした美沙でした。
 ラーメンへの愛があれば、小泉さんも人間と仲良く出来るんですね……。べたべたしてない感じがポイント高かったんでしょうか。
 底知れないキャラです、小泉さん。

 

 

 

「コココココイズミサン」

 高橋潤、クラス委員長。
 テストの結果は学年2位。
 ニックネームは「委員長」(不服)。

 

 試験結果が張り出された掲示板の前、悠、美沙、潤が揃っています。美沙は赤点ギリギリな結果みたいですが、悠はなんとなく中間っぽいですね。無個性っぽい。

「追試者一覧」の名簿に、小泉さんの名前を発見し、驚く悠。通りかかった小泉さんは「やっぱり」と一言です。身に覚えがあるのでしょうか。

 ここぞとばかりに彼女をからかう美沙ですが、無視されました。そうです、これが本来の小泉さんです。思い知ったか。

 編入試験はそこそこ良い成績だったはず(悠情報。何故知っている)な小泉さんですが、何があったのでしょうか。

 


 昼休み、吹きっさらしの屋上でカップラーメンを啜る小泉さん。
 そこへ、高橋潤が声をかけます。

潤「中で食べたら? 悠も探してるし」
小泉さん「だからです」

 徹底的に避けられてますね、大澤さん。
 基本的に一人で過ごしたい小泉さんですが、潤には用事があるのです。

 

「この間の試験、答案を白紙で出したって、ほんと?」

 

 そう。
 テストで自虐的な行動をした小泉さん、彼女に何か悩みでもあるのではと慮った担任が、クラス委員長である潤を頼ったのです。「それとなく聞き出してくれ」と。


 しばしの沈黙。

言いたくないなら言わなくても良いと思うよ」と爽やかに切り上げる潤さん、踵を返して去ろうとします。
 そこへ、「実は」と小泉さん。

小泉さん「試験日の直前まで、旅行に行っていました。――東北へ
潤「えっ」

 

f:id:hidamaru:20180307053845j:plain

 〈公式サイトより引用〉Ⓒ鳴見なる・竹書房/「ラーメン大好き小泉さん」製作委員会

 

 小泉さんの言うことにゃ。

1、東北からの帰り、運悪く悪天候で電車が遅延し、仕方なくもう一泊。
2、なんだかんだで試験日の朝に東京駅着。
3、なんとか登校したものの、遅刻した上に、疲労と睡魔に勝てず、テスト中は爆睡。

4、気がついたときには試験終了時刻で、

 

小泉さん「――それで、白紙のまま提出を」
潤「え……、旅行? 試験前に……? なんで?」

 常識に根差した疑問を投げかける潤さんです。
 こういう当たり前の質問をする時って、「え、もしかしてこっちが間違ってる?」って心配になりますよね。大丈夫、潤さん、あなたはノーマルだ。

小泉さん「発作的に、どうしても食べたくなってしまったんです。納豆キムチレアチーズラーメン……

 衝撃的な料理名を口にする小泉さん。
 岩手に行ったら、冷麺、ジャージャー麺と一緒に抑えておくべき味なのだとか。そのために、そのためだけに、試験前に東北旅行へ……。

f:id:hidamaru:20180307053916j:plain

 〈公式サイトより引用〉Ⓒ鳴見なる・竹書房/「ラーメン大好き小泉さん」製作委員会

 

 理解が追い付かない潤。
 しかも、よく見ると今日も変なラーメン食べてます。「パイナップル風味塩ラーメン 果肉入り」と書いてます。

 混ぜんなよパイナップル。
 入れんなよ果肉。

 ツッコミ待ちとしか思えない商品名ですが、美味しいのでしょうか。


 小泉さんからラーメン蘊蓄を聞き出すことに成功(?)する潤でしたが、「ちなみにコレは秘蔵のカップ麺でして。このラーメンも都内に店舗があるので、是非お試しあれ」とか言われても。
 そう、高橋潤は、

潤「実は、私さ……。ラーメンって、苦手なんだよね……。別に、嫌いってわけじゃなくて、ちょっと訳があって、


 はっ。

 小泉さんの距離が離れていますっ。5メートルくらい、一瞬にしてっ!
 たぶん、心理的な距離もっ!!

小泉さん「つまらない話を、長々としてしまったようで……」
潤「いやそうじゃなくて! 聞いて、どんどん遠ざからないでっ」
小泉さん「もう用がないのなら私はこれで」
潤「えっ、あ、うん……」

 


 小泉さんに勘違いされてしまった潤。
 下校中の電車の中、会話に出てきたパイナップルのラーメンを調べてみると、沿線に店舗がある事が分かりました。


 ラーメン屋、「パパパパパイン」に足を運ぶ潤。
 外観、ラーメン屋には見えません。どう見てもパイナップル屋です(それはそれで不思議)。怪しい。

 しかし。
 意外とよく喋ってくれた小泉さんの「これはこれで美味」という言葉を信じて、食券を買うのです。

 

f:id:hidamaru:20180307053948j:plain

 〈公式サイトより引用〉Ⓒ鳴見なる・竹書房/「ラーメン大好き小泉さん」製作委員会

 

 店内もパイナップルです(なんだこの日本語)。
 色彩から箸入れから椅子からトイレの案内(トトトトトイレこちら→)から、「ここはパイナップル屋ですよ」という事実を片時も忘れないように尽力してくれてます。そろそろパイナップルがゲシュタルト崩壊してきました。

 こんなにパイナップルパイナップルしているラーメン屋が他にあるでしょうか。いいやッ。「無い」ッ。押すねッ(何をだ)。


 注文したラーメンは、「パイナップ海老塩」。
 パイナップルって付いてなければ美味しそうな名前です。

(ほんとにパイナップル入ってる。食べ切れるかな……)

 不安を覚えつつ、100均のシュシュで髪をまとめる潤。
 いただきます。

 


 一口目。
(あれ……? ほんと、意外と、好きかも……)

 煮卵。

(やばい、美味しいじゃん……! これ、かなりパイナップルの香り……!)


 意外と美味しかったパイナップルラーメン。
 スイーツにも似たそれを食べている途中、入店してきたのは小泉さん。順の隣に腰掛けて、「ラーメン、苦手だったんじゃないんですか」と問いかけてきました。

 そう、苦手なのです。
 だって、

「眼鏡が、曇るんだもん……」
小泉さん「そんなことで」

 同感です。
 まぁ、ヒダマルは女性でも委員長でも女子高生でもないので分かりませんが。


 学食でラーメンを食べている際、うっかり眼鏡を曇らせて笑われてしまったんだとか。それ以来、熱々の麺類は控えていたのです。

 

 

 避けていたラーメン。
 意外と美味しかった、創作ラーメン。

 小泉さんがいなければ、気付けなかったことでしょう。出会えなかったことでしょう。
 別れ際、潤はお礼を伝えるのです。「小泉さん。美味しいお店、教えてくれてありがとう」と。

 

 

 


 後日。

「追試はどうだったのよ」
「クリアしました。ところで先日のラーメンは町田でも食べられまして」
「ほほう」

 

「いつの間に2人仲良くなってんのぉっ!?」

 

 

 

 


 悠の友達・美沙と潤が、小泉さんと急接近した回でした。最も小泉さんを欲している悠さんが未だウザがられているのが不憫すぎますね。どんな運命が愛を遠ざけたの(エレカシVer)。


 次回、「サイミン」「味集中カウンター」「即席麺」。

 即席麺と言えば、悠さんは料理スキル持ちですからねっ。小泉さんの舌を唸らせるほどのアレンジメニューを持っているのでは? この世界観の中で料理上手設定って、絶対伏線ですよねっ!?
 悠さん報われろー。

 次回も観るぜ、ラーメン(豚骨)食べながら。