ヒダマルのアニメ日記。

アニオタ・元保育士・隠れアスペルガーと、三拍子揃ったヒダマルがお送りするアニメ感想ブログ。アニメ関連の雑記や分析なんかもチラホラ。毎日午後8時に更新予定です。

『だがしかし2』 第一話「ビッグカツとペペロンチーノと……」


「あのさ、ココノツ……」


 冬。
 学生服。


「ずっと、言いたかったことがあるんだけど……」


 川沿いの道、肩を並べて歩く少女と少年。


「ココノツは鈍感だから、もしかして気付いてないのかも知れないけれど……。勇気出して、言うね……?」


 マフラーを巻いた長髪の少女、その頬に差した朱は寒さのせいか、それとも。少年と向かい合い、何故だか視線は横へ逸らして、少女はある想いを口にする。

ビッグカツとペペロンチーノと…

 

「なんで、」

 2人の視線の先には、

「この店、」

 破れた紅白の軒先には落ち葉が積もり、

「こんな、」

「氷」の文字がちがう季節を主張し、「なにこれ映画のセット?」って聞きたくなる年代物のガシャポンが散乱し、「空き家対策」という日本の課題を彷彿とさせる荒れ果てた木造二階建ての、

「――ボロボロなの?」

 駄菓子屋さんがありました。
 傾いた看板には、「シカダ駄菓子」の屋号。


『だがしかし2』、始まります。

 


 2016年冬アニメとして放送された空前絶後の駄菓子アニメ『だがしかし』、その第二期ですね。
 主人公の「鹿田ココノツ」は漫画家になりたいのですが、都会からやってきた「枝垂ほたる」という名の妙な少女はあらゆる手段で彼に駄菓子屋を継がせようとしてくるのです。

 第一期は30分枠でしたが、15分アニメとして帰ってきました。ヒダマルとしては、こういう形がもっとあっても良いと思います。ただ、濃いファンの方には物足りない部分もあるのかも……

 


 季節は遡って、夏。
 シカダ駄菓子で店番をする男の子、彼の名は「鹿田ココノツ」。狂気を含んだ三白眼に将来が憂慮されますが、作風なので心配ありません。

 ちなみに、店長であり父親の「鹿田ヨウ」は、「店番よろしこ!」と書き残した影武者を残してどっか行ってます。そのまま帰ってこなくても特に問題ないので、心配ありません。

 

 お昼時、「なんか美味しいのが食べたい」と独り言ちるココノツ。「カレー、お寿司、」と口の端へ登らせるうち、

トンカツ……

 確かに言いました。
 言ってしまいましたよ、その一言を。

 一期にも登場しなかった「あのワード」を、満を持して言っちゃってくれましたよココノツくん……!

 

 彼にも自覚があります。自らが今、「召喚の呪文」を口にしたことを。
 そう、こんな美味しいシチュエーションを、「彼女」が逃すはずもなく……。

 勢いよく開いた扉(横開き。手動)。
 逆光の中に浮かぶ立ち姿。
 彼女こそは「枝垂ほたる」、この物語のヒロインです。

 不敵な笑みを浮かべるほたるさん、

ほたる「待たせたわ、う。お…あ……(ふらり)。い、言ったわね、ココノツ君……?(ぜえぜえ)」
ココノツ「走ってきたっ!? それも我慢してかっ!」

 渾身の初ツッコミを受けました。

 


 全力疾走後のラムネを堪能するほたるさん。
 何故こんなに急いで来たかというと、今回の駄菓子紹介を心待ちにしていたからです。

 そう、「カツ」と言えば、あれしかありません。

ほたる「駄菓子揚げ物界のレジェンド、黄金の衣を纏ったキング・オブ・フライ……、ビッグカツ!!

 おいしさビッグ!
 サイズもビッグ!
 ヒダマルもお世話になってたビッグカツ!


 このアニメでは、駄菓子を絡めたストーリーを展開していくお約束があるのです。そして今回は、「ビッグカツ」と「ペペロンチーノ」という訳ですね。

 前々から取り上げたかったものの、ココノツがなかなか言わないものだからヤキモキしてたそうです(何で僕待ちなんすか? byココノツ)。

 

 とりあえず。
 空腹を満たすため、「ビッグカツ丼」を頂く2人。なんて質素な昼食。原価いくらだろう。

「ビッグカツ製作秘話」を熱く語るほたるさんですが、「ビッグカツがあればトンカツは要らない」とも取れる彼女の極論に対し、ココノツも黙ってはいられません。

 

ココノツ「だから違あぁーーう!!」

 

 心の叫びをひとつ、駄菓子だからこその魅力を力説します。

ココノツ「勝ち負けって言うか! こういう駄菓子は本物でない所に魅力があると思うし! だってビッグカツはご飯と食べなくても美味しいし!? イカ味天食べて、本物のイカ天の方が良いなとはならないでしょ!?」

 自論に反目された形のほたるさんですが、彼女は彼の駄菓子愛に満足気。
 ココノツを称賛(罵倒?)しながらフェードアウトして行くのです。変なテンションで。

「このぉ~、駄菓子の天才~」

「希望の星! シカダ駄菓子の後継者~!」

「才能の有効活用~! や~い」

「お前の父ちゃんユーチューバ~!」


 取り残されたココノツは。

ココノツ「ほたるさん……。ユーチューバーだけは、やめて欲しいっす……」

 残念な父を持った運命を恨むのでした。

 


 実家の喫茶店で、「なんか、パスタとか食べたい……」と呟く「遠藤サヤ」。冒頭でココノツと歩いてた女の子です。今はお店の掃除中。

 すっかりパスタの舌になっている彼女の元に、誰が呼んだかほたるさん。

ほたる「待たせたわね! お困りのよ、お…、う……(ぜえぜえ)」

 天丼でご登場です。

 

 しかし、サヤ氏の求めるものは「パスタ」です。お得意の駄菓子で解決できる状況ではありませんが――、

 いや、ありました。
「ペペロンチーノ」です。形状はカップ焼きそばですが、確かに「ペペロンチーノ」と書いてあります。カラーはイタリア国旗。

 即席麺の会社が作った駄菓子だそうですが、ほたるさんとココノツは何でも知ってますね。

ほたる「これが駄菓子界のキング・オブ・イタリアン! ペペロンチーノ!!

 サヤ氏、実食。
 一口食べて「美味しい」との感想です。しかし、どこかで食べた味に似ているような。

サヤ「カップ麺の塩焼きそば……! パスタじゃねぇーーっ!!

 そう、この「ペペロンチーノ」に付属の粉末スープには「パスタ風」とあります。正しくは、「ラーメン風:全量」「パスタ風:半分」との記載が。すごいな「風」。便利だな「風」。

 食べ終えた容器に残りの粉を入れ、お湯を注げば、

ほたる「こちら、食後のスープになりますの……」
サヤ「す、すげぇーっ! パスタ「風」ーー!!」

 


 流石の駄菓子アニメ、今期も安定の駄菓子ネタでした。ほたるさんのちょいエロも健在でなにより。
 もはやヒダマルのPCは「び」と打つだけで「ビッグカツ」が変換候補筆頭に上がるようになりましたよ。どうしてくれる。


 次回、「野球盤ガムとポンポン船と……」。
 ほたるさんとサヤ氏がお風呂で遊ぶそうです。アニメ中盤でねじ込むサービス回を二話目に持ってくるとは……