ヒダマルのアニメ日記。

アニオタ・元保育士・隠れアスペルガーと、三拍子揃ったヒダマルがお送りするアニメ感想ブログ。アニメ関連の雑記や分析なんかもチラホラ。毎日午後8時に更新予定です。

『わかばガール』 第十二話「その目をやめろ」


「そうなのですか……」
「ええ……。若葉にも話しておいた方が良いかと思っているのだけれど……」


 どこか、残念そうな。
 母と姉の話し声に気付かないまま、小橋家の次女・若葉ちゃんは、今日も学校へ向かいます。

 大切な友達に、会うために。

 


萌子「今日は一段と冷えるね~」
真魚「ベッドから出るのが辛いっす~」

 冬の教室って寒いですよね。窓が大きいわ空間は広いわで、クラスメイトの人いきれで寒さを凌ぐしかありません。
 そんな時、

若葉「きゃああぁあぁぁぁぁっ!!」

 わっ、びっくりした。
 窓の外を見ていた若葉ちゃんが、急に大声を上げました。何かに驚いたみたいですが、

若葉「ゆ、雪が……(ふるふる)」

「雪かよっ!!」


 確かに、窓の外には雪がチラホラ。
 若葉ちゃん、雪を見るのが初めてだそうです。「毎年寒い季節になると、一家で南の方にお引越ししていたので……」って、毎年っ!?


真魚「それはそれで面倒なような気もするっすね~」
若葉「はい。でも冬眠したら一大事ですし……」
真魚「いやいや」

若葉「ちなみに今年もその予定だったのですが、コタツが導入されたので、こっちに居ようという話になりまして……。こうして皆さんと一緒にいれて、本当に良かったですわ」

 

 

 雪を知らない若葉ちゃんの為に、積もったらたくさん遊ぼうと意気込む真魚さん。
 しかし、

「嫌だよ寒いのに……。それにそんなに積もらないって」

 こんな残念なことを言う子はどこのどいつでしょう。
 はい、柴さんしかいません。

若葉「雪やこんこん! 雪やこんこん! さあ、柴さんも一緒に!」
直「うるせぇ! 何のおまじないだよ!?」

 若葉ちゃん、雪遊びを目前にして変なテンションになってます。これは第二話、アイス屋で買い食いした回と同等のテンションですよ。

 


萌子「あーあー、このままだったら良いのになー」
真魚「何がっすか?」
萌子「ほら、三学期終わったらクラス替えでしょ?」

若葉(ぴく)

萌子「また、4人一緒だったら良いのにって」
直「気が早いな。まだ1月だろ」

萌子「でも、お正月の時も思ったんだ。この4人、とっても良いなって」

 

 素直な気持ちを口にするモエたん。
 確かに、仲良し4人組が一緒ならどんなことでも4倍楽しめそうですね。けれど、クラス替えは学生の宿命。成績や運動能力などを鑑みて、新しい人間関係を醸造する環境を学生へ与えるためにも、

若葉「大丈夫! みんな一緒に二年生ですわ!」

 あれ、どうしましたかお嬢様?
 分厚い封筒「権力」の二文字を秘めた瞳で、何を考えてますか?

若葉「私が何とかして……、みせますから……!!」

直「おいその目をやめろっ」

 

 

 

 放課後。

 見事に積もりましたね。一面雪景色なグラウンドに踊り出すわかばガールズですよ。
 若葉ちゃんは「雪合戦」も知らない様子。「どうしたら良いのですかっ!?」と、まるで初めて雪を見た女子高生のよう、あ、そのまんまだった。

 若葉・萌子VS真魚・直の雪合戦が始まりました。

 


 終了しました。

 服が濡れちゃってますが、「初めて雪を見た日に、こんな思い出が出来るなんて……」と若葉ちゃんは満足気。

若葉「この1年、楽しい思い出が沢山できました……。アイス食べたり、モエちゃんの家に行ったり……。プールに文化祭にそれから、

 川で溺れた……
 お婆ちゃんの家に……
 家族で行った遊園地に……

 

萌子走馬燈っ!?」

 

 

 萌子に身体を預け、真っ赤な顔から蒸気を噴く若葉ちゃん。
 すごい熱です。寒い日に遊んだ経験がないから、免疫力が足りないのでしょうか。

直「いいか若葉。子どもは風の子。だから風邪なんて引くんだ、反省しろ
萌子「文化祭で風邪引いた人がいたような……」

 モエたん、直の黒歴史には言及しないで。忘れてあげて。

 


 萌子と真魚に肩を借り、なんとか家路に就く若葉ちゃん。直さんはみんなの鞄を持ってます。

若葉「あの……、すみません……」
萌子「気にしないで?」

若葉「でも、風邪がうつってしまうので……」
萌子「大丈夫、大丈夫!」


直「なんとかは風邪引かないっていうしな!! ……どうかしたか?」


 悪気はないのです。
 残念に悪気は一切ないんですよ。ただ、残念なだけで。少しでも明るくしようと思っただけで。

 

 

 

 


 友人たちの思いやりのある言動が身に染みて、ぽろぽろと涙を流す若葉ちゃん。

 

 小学校の時も、中学校の時も。
 父親の仕事の都合で、転校ばかりしていた若葉ちゃん。

 

 そのせいで、友達もなかなか出来なくて。

 

 自分はずっと、このままなんだと思っていた、女の子。


「でも、みなさんと出会って……、普通の友達みたいに受け入れてくれて……」

 

 


 ―その「みんな」の中に、私は含まれますか……?―


 あの時。
 あの一言を訊ねる勇気を、どんなに振り絞ったことでしょう。

 


 ―若葉ちゃんも一緒に行こう?―

 そして。
 その一言の優しさに、どれだけ幸せを感じたことでしょう。

 

 

「それから、ずっと、ずっと、友達で……。普通の友達で……!」

 

 

 

真魚「若葉ちゃん……」
萌子「ふぐぅ……(もらい泣き)」

 モエちゃんに。
 まおちゃんに。
 柴さんに。
 友達でいてくれたことに、お礼を伝える若葉ちゃん。
 2年になっても、3年になっても。ずっと友達でい続けることを、みんなは誓ってくれました。

 

 

 毎度おなじみ、小橋家の豪邸。

 雪が積もった庭には、「小橋柚葉(姉)」「小橋乙葉(母)」ご両名の、巨大雪像がそびえておりました。しっかりライトアップされて。


 あっけにとられる3人。
 とりあえずこの流れで、お嬢様に伝えとかないと。

「「「私たち、お金目的で友達になったんじゃないからね(な)っ!」」」

 うん、それ大事。

 

 

 

 後日。

 友人たちの想いが届いたか、すっかり良くなった若葉ちゃん。邸宅内を歩いていると、お母さまが電話で話す声が聞こえてきました。

 

えぇっ。まあ、そうでしたの……

 

 足を止める若葉。
 なんだか、不穏な空気を感じます。
 彼女は幼いころから転校の連続。そういう気配は、察してしまうのです。

 

今度は海外に移って、仕事をするのですね……

 

 

(かい、がい…………?)

 

 

 

 

  

 若葉ちゃんと友人たちの友情を再確認できる、ハンカチ必須な涙回。そして、過去最大の引きを見せたラストでした。

わかばガール』も、残すところはあと一話。

 お嬢様、メルヘン、ギャル、腐女子
 4人の友情は、関係は、どうなってしまうのでしょう。

 次回最終話、普通の女の子