ヒダマルのアニメ日記。

アニオタ・元保育士・隠れアスペルガーと、三拍子揃ったヒダマルがお送りするアニメ感想ブログ。アニメ関連の雑記や分析なんかもチラホラ。毎日午後8時に更新予定です。

『ゆるキャン△』 第七話「湖畔の夜とキャンプの人々」


 四尾連湖。

 本栖湖の北西に位置する小さなカルデラ湖。江戸時代には、富士八海の一つとして数えられた、紅葉の名所。
 ここでは丑三つ時になると、昔、武士に倒された牛鬼の亡霊が湖面に現れるという言い伝えが、

 あるとか、ないとか……

 

 あ、上の文章は大塚明夫さんのナレーションをまんま起こしているので、是非「あの声」でお楽しみください。

 ちなみに四尾連湖は「しびれこ」と読みます。

 

 

 

 

「そう。今日は高校の友達とキャンプしてるのよ。絶対父さんに似たのよ? あの子」

 シマリンちゃんのお母さまが、電話でお話しています。
 電話の向こうでは、白髪で、で、傍らの大型バイクに旅荷物を満載したおじさまが「ふ…」と呟いて、


ああっ!?

 

前回登場した、ダンディの化身ッ!?

 

 

 お正月の予定を聞いて、電話を切ったお母さま。

リン母「娘としては、もう少し落ち着いて欲しいんだけどなー

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〈公式サイトより引用〉Ⓒあfろ・芳文社/野外活動サークル

 

 ……という事は?
 リンちゃん、あのダンディさんの孫娘だったのか……。

 

 

 

 


 四尾連湖をぐるりと回り、キャンプサイトに到着したリンとなでしこ。他のキャンパーは一組だけのようで、(ほぼ貸し切り状態……!)とガッツポーズのリンちゃんです。
 しかし、相方はというと。

「ひいぃぃ~、ひ、人がほとんどいないぃぃ~っ! で、電灯もないよぉっ!」

 牛のオバケに戦々恐々。
 キャンプどころじゃありませんな。


リン「あんなの、ただの都市伝説だって……。心配なら、丑三つ時より前に寝ればいいんだよ」

 そうは言いますがねリンちゃん、自分が起きてようが寝ていようがオバケは出てくる訳で、オバケと同じ空間にいるかもと思うとそれこそ眠れな


な「その手があったか!!」


 チョロいっ!?
 すっかり元気になって駆け出したなでしこの背中を眺めつつ、

リン(ばかな女だぜ……)

 悪い女だぜ……。

 

 

 

 

 まずは、テントを組み立てます。

 リンちゃんのテントは、野クルのテントとは違って「吊り下げ式」だそうです。なでしこの「スリーブ式」とは細かい違いはありますが、普通のキャンプで使う物ならあまり差はないのだとか。ふむふむ。

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 〈公式サイトより引用〉Ⓒあfろ・芳文社/野外活動サークル

 

 

 ココアを淹れて、一休みする2人。

 リンのキャンプ歴を訊ねるなでしこですが、彼女は中一の冬からキャンプやってるそうです。お爺ちゃんがキャンプが好きで、前に使っていた道具を譲り受け、なんとなく始めたのだとか。あのダンディ爺ちゃんのことですね。そりゃ憧れますよね。

な「人生のきっかけなんぞ、だいたいなんとなくじゃよ……」
リ「出たな? 田舎のお婆ちゃん」

 


 元気ななでしこが散策に出かけている間に、リンは炭火を起こすことにします。板チョコみたいな着火剤(半分)に火をつけて、その上から備長炭を並べました。あ、使用するのはもちろん、前回手に入れた「コンパクト焚火グリル」です。

 火が落ち着くまで、紅葉でも見てまったりしましょう。

 

 


 湖の写真を撮るなでしこは、お隣のキャンパーさんにご挨拶します。
 爽やかな男性と、黒髪ロングにフードを被って丸眼鏡の向こうから虚ろな視線を投げつつビール飲んでる赤ら顔の女性の2人組です。

 なんだよ後者。何者だよ後者。


 それにしても、なんかお洒落な調理道具がいっぱい並んでますね。ベテランキャンパーさんだとお見受けするなでしこです。

な(カップルでキャンプしてるのかな~……)

 男性の方は、ちょっと女性的な印象もありますけどね。

 

 


 一方、リンちゃんは、

リ(火が消えてる……)

 ことに気付きました。着火剤をケチり過ぎたのだと反省し、今度は一枚まるごと火をつけることにします。

 

 

 だがしかし。

な「リンちゃん、火、付いたっ?」

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〈公式サイトより引用〉Ⓒあfろ・芳文社/野外活動サークル

 

 お腹がすいて戻って来たなでしこが見たものは、まだ火が付いていないグリルと、どんよりと自問自答するシマリンちゃんでした。


な(どうしよう、リンちゃんが困ってる……! ……、そうだっ!!)

 親友の危機を救うため。
 BBQを成功に導くために。
 目を凝らし、光を探したなでしこは(前回もこんなんあったな…)、お隣のベテランキャンパーさんを助っ人に呼んできました。ちなみに男性の方ですね。

 


男性「なるほど、竹輪炭か……」

 まずは状況を検分するベテランさん。
 曰く、備長炭は普通の炭より火が付きにくいのだそうです。自分の荷物から、「成形炭」なるアイテムを譲ってくれました。おがくずや炭の粉末を固めたもので、ライターで簡単に火が付くのだそうです。これに着火して、その火を備長炭に移す訳ですね。

 


「できる男だ……」
「必殺・火起こし人だね……」

 救世主に感謝しつつ。

「さっそく肉焼くかっ」
「うん、焼こうっ!」

 さぁ、キャンプの肝に入りましょうか。

 

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 〈公式サイトより引用〉Ⓒあfろ・芳文社/野外活動サークル

 

 

 


「え~っと、」

 夜も更けてきた、四尾連湖の湖畔で。

「昆布だしつゆに、人参、白菜、長葱、豆腐一丁と……。塩をすり込んだタラを入れて、蓋をする……」

 レシピを確認しながら、野クル部の料理番・各務原なでしこがお鍋を作っています。焼肉がメインだから具は少なめらしいですが、この方の胃袋容積は常人の3倍くらいありそうなのでどうも信用なりませんね。

 

 串焼きとお鍋の完成を待つ間、ますます暗くなってきました。リンちゃん、ちょっと寒そうです。
 そんな彼女が隣を見ると、

リ「出たな? 怪人ブランケット……」

 ブランケットにくるまって、目元しか見えない相方が座ってました。「リンちゃんの分も、ありますぞ」と渡された毛布に包まれて、


 秘密結社、ブランケット……!!


 あったかそうですね。

 あったかいって、幸せですよね。

 

 

 


「うぅ……、耳キンキンする……」

 お隣のテントにて、飲んだくれていた女性が呻いています。甲斐甲斐しく介抱する火起こし人です。


男性「私、心配だよ。お姉ちゃんが先生やってけるかさぁ」
女性「失礼な。教育実習でも結構評判良かったのよ?」

男性「ビール持ち込んでお昼に一杯やりそうだし」
女性「やんないわよぉ」

 ハッ!?

女性「ノンアルコールビールならもしや……ッ!?」
男性「いや、倫理的にNGだとおもう」

 

 頭の悪い会話を繰り広げる姉弟(?)でしたが、そこへ、女の子の声がかかりました。
 さきほど、火起こしを手伝った女子高生コンビですね。お礼にと、焼き鳥とタラ鍋のおすそ分けです。

 

 お鍋をパクつくお姉ちゃん。
 いかにも美味しそうですね。お腹すいてきましたね。

男性「いい子たちだね……。高校生って言ってたけど、もしかして本栖高校の生徒だったりして

 学校の先生になるらしい、この酒飲みお姉ちゃん。
 うん、フラグ立ちましたね。これはもう、野クル部の顧問(に準じる立ち位置)に収まること間違いなしでしょう。

 

 


 なでしことリンも、晩御飯です。

 お返しに分けてもらったジャンバラヤと、タラ鍋と、豚串乗せご飯に舌鼓。なんだよもう、今回も視聴者の胃袋を絨毯爆撃してきますよこのアニメは。


リン「あ。そういえばここって、荷物運び、ボートでも出来るんだってね」
なでしこ「え、そうなの?」

 リンが見せてくれたサイトには、確かに「手漕ぎボートでの荷物の運搬もご利用頂けます。(一時間500円)」と記載されています。


な「リンちゃんっ!」
リ「寒いからやだ」
な「えー。帰りに一緒に乗ろうよ~」
リ「荷物載せたら二人乗れなくないか」
な「二往復すればっ、」
リ「やだ」


 炭火焼ハンバーグで〆て、キャンプ飯はごちそうさまです。

 

 

 

 

 

「リンちゃんっ、私もそっちのテントで寝てもいいですかっ!?」

 

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〈公式サイトより引用〉Ⓒあfろ・芳文社/野外活動サークル

 

「狭いから自分のテントで寝ろよ……」
「牛のオバケ出たら怖いしぃ……!」
「そんなのふぁんたじーだ、ふぁんたじー」

 なでしこを適当にあしらう、おねむなシマリンです。「焚火で顔が乾燥してるから」と化粧水を渡して、さっさとテントに籠ってしまいました。優しいなぁ。


 お肌のケアをして、寝袋に潜るなでしこ。
 そこへ、隣のテントから、声がかかりました。

 

「なでしこ。……キャンプ、誘ってくれてありがとう」

 


今度は、私から誘うよ

 

 

 

 

 

 


 草木も眠る丑三つ時。

 水分を摂り過ぎたため、トイレに立った志摩リンちゃんですが、


「ううぅぅぅ…………」


 風に乗って。
 何かの、うめき声が、耳朶を打ちました。

 咄嗟にそちらを見やると、

 

「ううううぅぅぅぅぅ………………………!!」

 

 二本の角を持つ妖怪・牛鬼のシルエットが…………ッ!?

 

 

 ダッシュで逃げるシマリン。
 彼女が去った後に顔を上げたのは、湖畔で吐いてた呑兵衛さんでした。角は、背後にあった木の枝。

 正体見たり、枯れ尾花。

 

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 〈公式サイトより引用〉Ⓒあfろ・芳文社/野外活動サークル

 

 

 

 

 翌朝。
 湖が光を反射し、湖畔の木々が目を覚ます時刻に、各務原なでしこが瞼を開けました。
 彼女の目に映ったのは、リンのシュラフ。

「……ふふ」

 ひとつ笑って、イモムシのまま転がって、

 

「うへへ」

 

 隣で寝てる、友達と一緒に向かえる朝を。

 暖かな寝袋の中で、感じましたとさ。

 

 

 

 

 

 リンちゃん、ソロキャンのサラブレッドでした。隔世遺伝でした。将来は、あんなダンディなおばあさまになるんでしょうか。『キノの旅』の師匠みたいな?


 あと、今回判明した重要な事実がありますね。

 ずばり、「火を起こせる男はモテる」です。

 あの状況で火起こしスキル持ってるとか、救世主じゃないですか。鉄板でもてはやされるじゃないですか。
 そういえばヒダマルも短大の保育科時代、付属幼稚園のお泊りキャンプで、男手ひとつで火を起こしましたよ……

 

 一切モテなかったけどなッ!!
 世の中そんなに甘くねぇなッ!?(カミナリ風に)

 


 次回、「テスト、カリブー、まんじゅううまい」。
 カリブーってなんでしょうね?