ヒダマルのアニメ日記。

アニオタ・元保育士・隠れアスペルガーと、三拍子揃ったヒダマルがお送りするアニメ感想ブログ。アニメ関連の雑記や分析なんかもチラホラ。毎日午後8時に更新予定です。

『宇宙戦艦ティラミス』 第三話「BLUENESS/THE LAST VOLUME」


 地球連邦軍最重要戦艦ティラミス。

 無骨な人型戦闘機が立ち並ぶ中、ふくよかなフォルムをした一機が異彩を放っていた。


「おい見ろよ。見かけない機体。新型か?」
「リージュ中尉の専用機、プリマヴェーラ・δ(デルタ)だよ」
「ああ、今日配属された女パイロットの」
「どーりでお人形さんみたいな形してる訳だ」


 艦内の仲間が楽し気親し気仲睦まじ気に談笑する様子を気にも留めず、孤独なエースパイロット、スバル・イチノセは、今日も宇宙スムージーの成分表を見るともなく眺めていた。

 もう何百回と黙読したであろう、そのせいですっかり暗記しちゃってる成分表を、特に意味もなく眺めていた。他にやる事がなかった。

 

 改めておさらいしておくと、 


 彼は、ぼっちである。

 ヒダマルの、同類である。 

 

 

BLUENESS

 ぼっちでエースなパイロットが孤独の権化してるところへ、

 

 へそ出し

 髪サラッサラ

 ホットパンツ装備かつ

 たわわたわわを露わにした女性が現れました。

 

 そう、このお方こそが「リージュ中尉」です。新キャラです。プリマヴェーラ・δの搭乗者であり、お色気担当です。

 ご唱和ください、


 よっ、待ってました。

 

 


「君がスバル・イチノセくんね?」

 まっすぐにスバルへ向かい、声をかけるリージュさん。
 すらすら話しかけてきて自信に満ち溢れた肌色多めなザ・美人にコンタクトを取られたエースぼっちの反応はというと……、


(なんだ……? とても良い匂いが……っ?)

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〈アニメ『宇宙戦艦ティラミス』公式サイトより引用 © 宮川サトシ 伊藤亰・新潮社/「宇宙戦艦ティラミス」製作委員会〉


 そして視線は胸元へ。
 流れるように胸元へ。

 見れるもんは見る、それが男ってヤツさ……。

 

 

 リージュさんは相手の初々しい反応を気に留めず、「君のデュランダルのことなんだけど。父から何も聞いてないかしら」と前のめりです。

 

 もう一度言います、前のめりです。

 

 色々と危ないです。非常に危険です。
 問いかけられたスバル青年は、

(チチ……? チチって……ッ!?

 そっちじゃなくて。
 気持ちは分かるけどそっちじゃなくて。

 

  


 今回まだ一言も喋ってないスバルくんが動揺していると、窓にモニターが出現しました。

 うつむき加減で威厳たっぷりに、なんてのかなホラ、「ネルフの総司令官」みたいな手の組み方をして口元に当てているこの老人はそう、ヴェンチュリー・ルロワ艦長でしたね。

 二人とも、即座に敬礼です。手前の方がリージュさん。

 ね、危ないでしょ?

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〈アニメ『宇宙戦艦ティラミス』公式サイトより引用 © 宮川サトシ 伊藤亰・新潮社/「宇宙戦艦ティラミス」製作委員会〉

 

『リージュ中尉。その件は私から話すと伝えていただろう。それとティラミスでは……、父でなく艦長と呼べ!』


(艦長の娘……?)


 そう、彼女のフルネームは「リージュ・ルロワ」。コワモテ艦長の娘さんなのです。どこまでもハイスペックです。

 


 そして。

 事態が飲み込めないでいるスバルの耳に、艦長が信じられない言葉を伝えてきました。

『今後デュランダルにはリージュ・ルロワ中尉が搭乗し……、プリマヴェーラには、スバル・イチノセが搭乗しろ』

 

「えええええぇぇぇぇーーーーッ!?」

 

 

 

 

 

 女性型戦闘機・「プリマヴェーラ・δ」のコックピットの中で、茫然自失なスバルくん。

『スバル、聞こえるかっ? オレの話を聞け。この采配は、娘の頼みごとを断れない艦長の気まぐれだっ……。ダメだ、完全に戦意を喪失している……!!

 スバルと普通にコミュニケーションをとれる唯一のキャラ・コーディさんが語りかけても、なにも反応しません。目が死んでます。

 


 それはそうでしょう。

 聖域なるコックピットを奪われたのみならず、このプリマヴェーラ・δのコックピットはなんというか、まず、

 

 全体的にピンク。

 嫌がらせみたいにピンク。

 キュアエールみたいにピンク。

 


 それと、クマさんやらウサギさんやらなんかよく分かんないけど何だろうコレはネコ? ヒツジ?
 とにかく、様々なぬいぐるみさんたちがフワフワ浮いてます。

 いたる所がレースでお花なデザインで、いつもは四角い小型モニターはハート型。コーディさん、ハートの向こうから話しかけてます。

 

 

 

 戦意喪失しちゃってるスバルを励まそうとするコーディさんでしたが、そこへ敵機がやってきました。

「敵……!?」

 お、スバルの瞳に光りが宿りました。これはもう四の五の言ってられませんからね、戦わなければやられます。


 しかし、

(敵はこっちの事をどう思ってるんだ……? まさか男が乗ってるなんて、いや、「男のクセに女みたいな機体に乗ってる恥ずかしいヤツ」と思ってる!?)

 余計な事を考え始めたスバルくん。


(むしろ、へ……変態だと思われてるとか? そうだ、絶対そうに決まってるッ!! 戻ったらオレの事を仲間内でゲラゲラ笑うんだっ、そうに決まってるッ!!)

 自意識の極みに至るスバルくん。
 ピンクなコックピットで縮こまり、羞恥に悶えます。

 

「いやだ……。こんなのっ、こんなの……っ、」

 


「女装させられて、表参道やセンター街を歩かされてる気分だッ!!」

 

 そんなにか。

 

「こんなの耐えられないッ!!!!」


 敵機の攻撃を避け、全力で逃げ出してしまいました。

 

 

 

 


 小惑星の陰に隠れて、敵をやり過ごしたスバル・イチノセ。
「こんな機体でどう戦えというんだッ」と荒れてます。苛立ちが募り、新鮮な空気を吸うためにヘルメットを開くと、

 その瞬間。

(なんだろう……。シャンプーみたいな……? これは、リージュ中尉の匂い……!?

 余計な事を考え始めたスバルくん(二回目)。

 


(そうか……、よく考えたらあの人がこの機体に……)


 うるさく注意してくるハート型モニターを消し、コックピットの静かな空気を味わい、


(つまりここは……、女子の部屋……


 なんかイイ香りのする座席に顔をうずめる、スバル・イチノセ、19歳。

 本来ならば、青い春を謳歌しているこの時期を、宇宙という特殊な空間に押し込められていることで……、


「やってやるッ!!」


 プリマヴェーラ・δの両腕を挙げ、指をわきわきさせながら宣言するスバルは、

 


女子のおっぱいを、揉んでやるッ!!!!」


 少し、頭がおかしくなっていました。

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〈アニメ『宇宙戦艦ティラミス』公式サイトより引用 © 宮川サトシ 伊藤亰・新潮社/「宇宙戦艦ティラミス」製作委員会〉

 

 

 

 

 

 白き機体・デュランダルに搭乗し、宇宙を駆けるリージュ中尉。

「あの子、どこへ行ったの……?」

 戦闘中に姿を消したスバルを探しています。
 と、小惑星の陰に、見慣れた機体を発見。


 スバル・イチノセが、今まさに、プリマヴェーラ・δのおっぱいを揉まんとする瞬間でした。


「あの馬鹿ッ!!」


 瞬時に頬を染め、制止しようとするリージュさん。かわいい。

「待ちなさいっ、あんたソコは……ッ!!」


うおおおおぉぉおぉぉぉぉぉーーーーッ!!!!」

 

 しかし、こうなるともう止まりません。

 雄叫びを上げて、渾身の初体験へ身を投じようとする男は、ゆっくりと両手を(ロボットの)胸部へ近づけて……、

 


 どっかん。

 


 胸に触れた瞬間、機体が派手に爆発し、胸部と両腕が粉々になりました。

 どうした。


ミサイルだったのに……。でも、その青さ、嫌いじゃないわよ?」

 

 

 

 スバル・イチノセは、奇跡的に軽い火傷だけで帰還できた……。

 

 

 

THE LAST VOLUME

 宇宙戦艦ティラミス、その独房。

 暗い室内で、粗末な服を着たスバル・イチノセは、拗ねてました。敵前逃亡の末に機体を大破させたので罰せられちゃったんですね。

 理不尽と自業自得の合わせ技一本ですね。ドンマイ。

 


 そこへ、先輩パイロットのハマーさんと、しばらく口を効いてなかったメカニックのおばちゃん、シゲコさん(岐阜出身)がやってきました。

 

 専用機=唯一の聖域が失われたことに希望を失っているスバルでしたが、フルモデルチェンジ・デュランダルが届いたことを知らされ、立ち上がりました。

「オレの……、新しい専用機……? オレだけの新しいコックピット……!?」

 

 

 希望の光を灯したスバルに渡されたのは、「F-デュランダル・オペレーションマニュアル」

シゲコ「新型乗るのにマニュアル持ってかへん子がおるかね

 前回はウザイお母さんしちゃってたホンダのシゲコさんですが、こう見えて凄腕メカニックですからね。新型デュランダルも、彼女が整備してくれたのでしょう。

 

 

「出撃してきますっ!」

 独房から飛び出し、希望に向かって走る若人の背中を見送って、笑いあうハマーとシゲコでした……。

 

 

 


 高鳴る胸を抑え、F-デュランダルへ乗り込んだスバル。
 新たな居場所、自分だけのコックピット……。

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〈アニメ『宇宙戦艦ティラミス』公式サイトより引用 © 宮川サトシ 伊藤亰・新潮社/「宇宙戦艦ティラミス」製作委員会〉

 

 さあ、この新たな居場所を守るためにも、戦わなければいけません。生き残らなければなりません。
 そのためには、マニュアルを読まなければ


「このマニュアル、下巻じゃないかッ!?」


 F-デュランダル出撃!

 

 

 

 

 

(まずい、まずいぞ……! 基本操作はほとんど変わらないと思っていたのに、F-デュランダルのコックピットは鬼のように複雑だッ!!

 このままでは、戦闘どころではありません。
 っていうかティラミスへ帰ることもままなりません。

 

 だってこのマニュアル、下巻なんだもの。

「応用編」って書いてあるんだもの。

 

 

 

 苛立ち任せに、操作パネルに拳をぶつけると、


 F-フライヤーモード、移行……

 

「え?」


 がしゃこがしゃこがこん、

 じゃきーん。


「変形したぁーーッ!?」


 戦闘機モードになっちゃいました。
 ますます操作方法が分かりません。

 

 


 宇宙空間を高速移動するデュランダルは、更に不都合な真実を伝えてきます。

 このままだと、小惑星に正面衝突するのです。

 


「止まれッ! F-デュランダル、回避しろッ!!」

 必死にあっちこっちのボタンを押しますが、反応はなしのつぶて。絶体絶命かと思いきや……、

 一際目立つ、真っ赤なボタンを発見しました!


 流石はエースパイロット、機体と心を通わせますね。己の感を信じ、そのボタンを押し込んでみると、


 ぴこん。

 

「正面モニターが二画面になって見づらくッ!?」

 左半分が駅伝の中継画像に切り替わりました。

 誰だこの機能つけようって言ったの。

 


「しかもサポートセンターも時間外だッ!!」

 マニュアルの隅々まで希望を探すスバルくんでしたが……、

 


(終わった……。オレもここまでか……)

 

 死を受け入れたスバル・イチノセ。

(いいさ……。ここで死ねるなら本望だ……。コックピットはオレの聖域だったんだから……)

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〈アニメ『宇宙戦艦ティラミス』公式サイトより引用 © 宮川サトシ 伊藤亰・新潮社/「宇宙戦艦ティラミス」製作委員会〉


 さらば、スバル。

 君の活躍は、忘れない。

 

 来週からは、ハマーさんかシゲコさん、リージュ中尉あたりが主人公を張ってくれることでしょう。

 大丈夫、タイトルは「宇宙戦艦ティラミス」だから君の亡き後も整合性は保たれる。

 

 ホラ、「ハンターハンター」にゴンが出なくなっても問題ないのと一緒だから……。

 

 

 

 

 

 

 

 

『おい優等生!』


「!?」
『どうせ二画面から戻せねぇんだろ? 俺もそうだった!!』
「ヴォルガー中尉……!?」

 

 死を覚悟した、スバルの耳に。

 

『光ってるボタン、三秒長押しで、二画面解除よっ!』
「リージュ中尉も……!」


 仲間たちの声が、届いて。

 彼らからのビーム攻撃で、小惑星は粉々に破壊されました。

 

 

 

 

 

(また帰れるのか……。あの居心地の悪い宇宙戦艦に……)

 


(面倒くさい人たちばかりの、あのティラミスへ……)


 心の中で呟きながら、ティラミスの仲間たちを思い返すスバル。良い記憶なんて少ないはずなのに、なぜだか、記憶の中の彼らは笑っていました。


 そう、彼には帰るべき場所があるのです。


 仲間が、帰りを待ってくれている場所が……。

 

 


(?)


 九死に一生を得たスバルが、帰るべき場所の存在に感謝しかけていると……


(あれ? みんなF-デュランダルに……?)

 スバルが乗っている新型デュランダルが、なんか目の前にいっぱいいました。
 そう、F-デュランダルは量産機。

 特にスバル専用って訳じゃなかったのです。

 


 こうしてスバルは、以前よりもディープに、コックピットに引きこもるようになった……。

 

 

 

あとがき。

 ザ・美人な新キャラ、リージュ中尉。

 彼女、声が遠藤綾さんなんですよ。

 大好きなんですよ、遠藤さん。


『らき☆すた』のみゆきさんとか、『妖怪ウォッチ』のコマさんとか、『おそ松さん』のトト子ちゃんとか、『クラシカロイド』の誰か(あんま詳しくない)とか、遠藤さんの声が大好きなんですよヒダマルは。

 これまでにないタイプの遠藤Voiceが聴けて、ヒダマルは満足です。よぉ~く聞かないと分かんないです。


 それと、家電とかの説明書はあんまり読まない割にキッチリ取っておくタイプですね。細かいんだか何だか。