ヒダマルのアニメ日記。

アニオタ・元保育士・隠れアスペルガーと、三拍子揃ったヒダマルがお送りするアニメ感想ブログ。アニメ関連の雑記や分析なんかもチラホラ。毎日午後8時に更新予定です。

『宇宙戦艦ティラミス』 第八話「SMALL SCRATCH/HELLO MR.ROBOT」


 独立宇宙要塞メトゥス=ゲルメン、ハービタレ地区。

 人型戦闘機を載せた軍用トラックを走らせながら、地球連邦を裏切った青年スバル・イチノセと、その兄イスズ・イチノセが会話している。

 

「要塞の中にこんな居住区があったんだね……」
「主に兵士たちの家族が、ここで生活を営んでいる」
「でも、どうしてここで起動兵器を走らせたりするの」
「……見てみろ、スバル」

 助手席から、外へ視線を向けるイスズ。

  

 簡素な小屋と商店が並ぶ居住区。
 ぼろをまとった人々は、走りゆく巨大兵器に羨望の眼差しを向けていた。

フィフスノートの叡智によって作られたケリュケイオンは、我々の文明のアイコンだ。民衆の下に晒し、彼らを安心させてやるのも、軍人の務めという訳だ……。そこの路地を左折してくれ」


 前回の残念な雰囲気はどこへやら、世の仕組みを静かに語るイスズ・イチノセ。
 兄の指示を受け、左折しようとするスバルだったが、


 ガガッ!


「あっ」


 彼は、左折が苦手でした。

 

 

 SMALL SCRATCH

 あーあーあー、擦っちゃってまぁ。
 角の建物にガリッとやっちゃってます。「メトゥス薬局」の看板もぐんにゃり。

「おい、もぅスバル~! なにやっとんだもぉ~!」
「ごめん、思ったよりハンドル軽くて……」

 急に普通の兄弟っぽい会話をするイチノセさん。

 

 スバルは「大したことないみたい」と楽観的ですが、お兄ちゃんは「ケリュケイオンの頭キズいっとるやんっ!」とショックな様子。

「あぁ~ほら下地までいっとんじゃん。最悪だてもぉ~……」

 びみょうに訛っちゃうくらいショックな様子。


「この前保険の時上がったばっかなのにさぁ~」

 ねちねち呟いちゃうくらいショックな様子。

 


 ついに胸ぐらをつかんで「弁償しろ」と言い出す兄に、かなり引いちゃう弟。キズが浅いことを示すため、スバルはケリュケイオンに乗り込みました。

『ほらっ、こうすれば!』

 機体を操り、ポーズを取って、


『こうやってシールドを高めに構えれば、キズも目立たないよ、イスズ兄さんっ!』


 うぅぅぅぬ、無理があるような……。

 

 

 

 と、そこへ、

『そこまでだッ!! 今すぐ隊長機から降りるんだッ!!』

 周囲の部下たちが、スバルの行動を諫めました。
 ケリュケイオンに銃を突き付けています。


 更に、地面に組み伏せた後銃で頭をぐりぐりし始めました。

 

 機体を粗雑に扱う仲間に、涙目で叫ぶお兄ちゃん。

「おいッ、やめてくれぇ、頼むッ!!」

f:id:hidamaru:20180530144114j:plain

〈アニメ『宇宙戦艦ティラミス』公式サイトより引用 © 宮川サトシ 伊藤亰・新潮社/「宇宙戦艦ティラミス」製作委員会〉


「また保険料が跳ね上がるからぁ~~~~!!」


 こーゆー戦闘機って、個人で所有してるんだ……。

 

 

 

(保険、料……。だいぶヤバいな、兄さん)

 兄の残念な叫びを聞いたスバルは、決意しました。

(やっぱり、ここも俺の居場所じゃない……っ!)


 ケリュケイオンを飛び降り、要塞を脱出したのです。

 

 


 その様子を見たイスズ・イチノセは、


「もう十分だ」

「今頃ラボでは、スバルの生態コピーが培養されているはずだ……」


「……やはり、」


「俺たちは戦う運命にあるようだな、スバル……ッ!」

 

 

 

HELLO MR.ROBOT

 宇宙を移動するデュランダルと、スバル青年。

 エースパイロットを失い、困っているだろうティラミスの仲間たち。彼らのことを思い返しながら、宇宙戦艦へ帰ったスバルを待っていたのは、

 

f:id:hidamaru:20180530144343j:plain

〈アニメ『宇宙戦艦ティラミス』公式サイトより引用 © 宮川サトシ 伊藤亰・新潮社/「宇宙戦艦ティラミス」製作委員会〉


 ロボット。

 

 自分の部屋にロボット。

 やたらくつろいでるロボット。

 スバルが声をかけると、「あなたはスバル様! どうしましょう、どうしましょう。ぴぽ! ぴぽ的状況ですぴぽ!」と慌て始めるロボット。

 

 

 そこへ現れる、ハマー中尉、リージュ中尉、ホンダ・シゲルコ中尉(岐阜出身)のお三方。

 スバルが戻ってるとか何処に行ってたのとかにあんまし突っ込まず、アシストボットの新人、「パッカー」くんを紹介してくれました。

 


 可愛らしい声に、お辞儀をすれば首が取れ、「メガネ、メガネ」と探し始める一発芸。うん、人気者っぽいです。

「ほ~ら。しょうがない子やねぇ」
「そういうとこ嫌いじゃないけどね」
「この後、パッカーの歓迎会でもやるか?」
「ぼく、工業用オイルしか飲めないですよぉ」

 ええ、人気者っぽいです。


「……………。」


 自分が不在の間、仲間たちはそれはそれで楽しくよろしくやっていた現実を目の当たりにして、なんとも言えない気分になったスバルくんでした。

 どんまい。

 

 

 


 仲間たちが去った後、おもむろにタバコ(?)を取り出して、ぷかぷか始めるパッカー。

「正直言って、この戦艦、疲れませんか?」

 スバルに向けて、馴れ馴れしい口調で話しかけます。どうしたどうした、さっきとキャラが違うぞパッカー。


「さっきぴぽぴぽやって、メガネ、メガネ~とか言ってたじゃないですかぁ。あれ、全部ワザとですから。天然に見えましたぁー?」

「アイツら馬鹿ですからねぇ。あれくらい可愛くやってればイイんですよ」

「ぴぽぴぽ言って、媚び売ってれば喜びますからねー」


 黒い、黒いぞパッカー。
 あと、いろんなトコから煙が漏れてるぞパッカー。それは吸う意味あるのかパッカー。

 

(コイツ……ッ! なんてあざといロボットなんだッ!?)

f:id:hidamaru:20180530144710j:plain

〈アニメ『宇宙戦艦ティラミス』公式サイトより引用 © 宮川サトシ 伊藤亰・新潮社/「宇宙戦艦ティラミス」製作委員会〉

 

 

 


 ……そして、悪夢の時は訪れたのです。


「あぁ~、困りましたですぅっ!」

「どうした?」
「なにがあったの、パッカー?」

 可愛らしい声で大袈裟に助けを求めるパッカーへ、純粋に心配な声をかけるハマーさんとリージュさん。


「右腕ごと、財布がどこかへ行ってしまったですぴぽ~!」


 どんな沙汰だ。

 

 

 スバルとシゲコさんもそれぞれやってきましたが、おや、シゲコさんはパッカーの右腕を持っていますね。

「ちょっとアンタら~! 探しからかして、や~っとあったってぇ」

 事件解決、と思いきや。

「スバルくんのコックピットの中にあったってぇ!」


(なんだって!?)

 この腹黒ロボット、まさかッ!?

 

 

「そんなところにありましたかぁ~!」

 

「見つかってよかった、ですぅ~……」

 


 黒い笑みをつくるロボット、パッカー。

 彼の魔の手に、スバルは落ちてしまうのか……ッ!?

 

 

 

まとめ。

 あっけなくティラミスに帰って来たと思ったら、また新キャラが登場しました。

 なんでしょうね、言うなれば「風邪を引いて一週間休んだ後で久しぶりに学校に行ったら、転校生が来て人気者になってた」みたいな物悲しさ?

 やりどころのないモヤモヤ?


 更には、その転校生に仲間が騙されているとなれば。スバルくん、大丈夫ですかね。冤罪を解けますかね。

 心配だ。