『宇宙戦艦ティラミス』 第十一話「NON-FICTION/REUNION WITH CHIBI」

NON-FICTION

「諸君らも知っての通り、現在地球では、軍へのデモが起きている。その対策として、連邦政府はメディアを使ったイメージ戦略に出るそうだ」

 ヴェンチュリー・ルロワ艦長が、乗組員へ言葉を放っております。
 

「よって本日よりティラミスに、連邦放送局の取材が入ることと相成った。……スバル少尉!」
「はっ!」
「連中は貴様にフォーカスを当てたいのだそうだ。悪いが、同行させてやってほしい」

 ほほう、スバルくんがテレビに出ると。
 しかし当の本人は乗り気でない様子。憎き黒いデュランダルへの復讐心に燃えているのです。


 からかってくるハマー中尉にも「俺たちは遊んでるんじゃないんだっ!」と荒れています。

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〈アニメ『宇宙戦艦ティラミス』公式サイトより引用 © 宮川サトシ 伊藤亰・新潮社/「宇宙戦艦ティラミス」製作委員会〉

 

(大人たちの都合に付き合ってられるか……! 何が取材だ……っ!)

 イライラしながら艦内を歩くスバル。

(そんなものが入る前に、俺がこの戦争を終わらせてやる……ッ!!)

 

 

 ぱしゅ、と開いた扉の向こうには、

「お」
「噂をしてたら」
「今、艦内を拝見させてもらっていまして」

 テレビスタッフの方がいらっしゃいました。
 邪魔だといわんばかりの視線を投げるスバルでしたが、「わたくし、こういう者でして」と差し出された名刺を見ると、


    プロフェッショナルズ
       職務の様式     

  ぽーん……
     (あの音)

 


(プロフェッショナルズッ!?)


「こちらこそッ!! よろしくお願いしますッ!!」

 

 株式会社RHKの人気番組、『プロフェッショナルズ 仕事の様式』。
 スバルが毎週録画して、ドはまりしている番組でした。

 

 

 


 華麗な手のひら返しにより、取材を受けることにしたスバル、早速コックピットに乗り込みます。

「はい、じゃあとりあえず回しまーす」
「色々と、横から質問していくんで、応えられる時に応えて、基本、操縦に集中する感じで」
「あ、はい!」

 人気番組のプロデューサーとカメラマン、そしてパッカーくんも同行です。

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〈アニメ『宇宙戦艦ティラミス』公式サイトより引用 © 宮川サトシ 伊藤亰・新潮社/「宇宙戦艦ティラミス」製作委員会〉


(スバルさん緊張してます……)

 主のコンディションを気にかけるパッカーくん。

(緊張しすぎて脇汗がすごいことになってるです……)

 パイロットスーツすら透過してくるレベルですね。不安だ。

 

 


 緊張のあまりギクシャクしながら出撃したデュランダル。

「あ、できればカメラは見ない感じで……」
「あ、すみません……」
「リラックスしてねぇ? 普段のスバルくんをカメラに収めたいんだから」
「わかりました」

 深呼吸して、いつもの自分を取り戻そうとするスバル。
 でも、いつもの彼は裸になったり陰毛と喋ったり裸になったり漏らしたりしてるので、とても地上波には耐えられないと思います。

 

 


 その時、緊急事態が発生。

 レーダーの範囲外から一気に距離を詰めて来た、謎の敵機を捉えました。


 民間人を乗せているため、できれば戦闘は避けたかったスバルでしたが、ここは戦わない訳にもいきません。

「すみません、これからアンノウン機に対して戦闘を仕掛けます!」

 敵が隠れている小惑星を破壊したデュランダル。
 土煙の向こうから姿を現したのは……、


「……ッ、お前は……ッ!!」

 

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〈アニメ『宇宙戦艦ティラミス』公式サイトより引用 © 宮川サトシ 伊藤亰・新潮社/「宇宙戦艦ティラミス」製作委員会〉

 

「チビじゃないかぁ~~っ!!」


 説明しようっ!

 この巨大生物は、スバルが拾ってティラミス艦内で飼おうとしたもののルロワ艦長に叱られて、

『ねぇお母さん飼ってもいいでしょっ!?』
『いけません捨てて来なさい!』

 なやりとりを繰り広げた結果、涙の別れを遂げた宇宙チワワなのであるっ!!
 詳しくは第二話で!

 

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REUNION WITH CHIBI

 久しぶりに再会した彼は、なんか横綱になってました。土佐犬とかが付けてるやつを手に入れてます。


「この広い宇宙でまたお前と会えるなんて……! おいで、チビ……!」

 抱擁するため、優しく腕を広げるデュランダ


 がぶっ。


 ハイ噛まれました。

 宇宙チワワですからね。すべてを食い荒らすモンスターですからね。
 腕を噛んで、わしわし首を振ります。食いちぎる気まんまんです。


「どうしたんだチビっ! デュランダルが、俺が分からないのかっ!」

 かくなる上はとばかり、コックピットを開けて姿を見せるスバル。単身で宇宙空間へ飛び出し、チビの元へ。危ない。


「ほら、こうすれば俺だって分かるだろぉ? 一緒に出撃したのを思い出したかっ?」

 ふいにキラキラと瞳を輝かせるチビ。
 まさか、本当に思い出したのか……ッ!? それとも、食欲を満たせることを喜んでいるのだろうか……ッ!?


 アシストボット、パッカーくんは分析します。

(スバルさんの、脇汗の臭いで……っ)

 そう、臭いで思い出したのです。

 

「カメラ、止めます?」
「いや、回し続けるぞ。俺はこういう画が欲しかったのかもしれない。殺伐とした船上にも、こういった奇跡の再開があるんだ、という……」

 

 


 デュランダルの腕からビームっぽい感じのリードを伸ばし、一緒に宇宙散歩を始めました。

 愛犬の粗相は、同じくビームっぽい素材のビニール袋で回収です。危うく宇宙マナー違反になるところです。

 

 その時、宇宙の向こうから、もう一匹のワンちゃんが現れました。あちらも散歩中です。

(まずいぞ……。宇宙レトリバーを連れた友軍機が……!)

 チビちゃん、レトリバーに向けて唸ります。殺る気まんまんです。今にもリードをちぎって飛び出しそう。


「待ってッ! チビッ、待て待てッ! ステイ、ステイだチビッ!!」

 必死にチビを止めようとするスバル。

「チィビッ、ステイッ! 待て待てステイステイッ!! ……っぐ、マテイッ!!

 パニック状態のため、「待て」と「ステイ」が混ざっちゃうスバル。

 

 

 しかし、主の「マテイ」も聞かず、チビは飛び出しました。さっき噛みついたデュランダルの腕を引きちぎりながら。

 レトリバーに、襲いかかります。

 


「カ、カメラ、止めます……?」
「いや、回し続けるぞ。俺はこういう画が欲しかったのかもしれない……」

 襲いかかります。

殺伐とした戦場でも、新たな命の芽吹きがあるということを……。俺たちはそんなドキュメンタリーを撮りに来てるんだ……」

 襲いかかってます。

 

 ……スバルくん、生き物を飼う大変さを、再び痛感しましたとさ。

 

 

 そして結局、『プロフェッショナルズ』のスバルの回は、度重なる女子バレーの延長により、お蔵入りになりましたとさ……。

 

 

まとめ。

 ……次、たぶん最終回だけど。

 スタッフさん、イスズ兄ちゃんとかスバルBとかとの決着はつくのか。大丈夫か。

 これ10分アニメなの忘れてないだろうか。