『SAO オルタナティブ ガンゲイル・オンライン』 第十話「十分間の鏖殺」その➁


 魔王・ピトフーイと、ピンクの悪魔・レン。
 それぞれの「十分間の鏖殺」の終盤、フカ次郎が(リアルでコヒーとは絶対ケンカしない……)と決意した直後、

 彼女の背後で、スキンヘッドの男が立ち上がり、襲いかかりました。

 

 あ、その①はこっちです。 

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フカ次郎VS女の敵。

 背後から不意打ちを受けたフカ次郎は、咄嗟に身を伏せて回避。ちっちゃい彼女につまづいて、男は転がります。

 フカは右腿から9ミリ自動拳銃《スミス&ウェッソン M&P》を抜き、「ふっ。やるかコラ」と強気。

 それはまぁ、相手は転んだ拍子に丸腰ですからね。
 こっちは銃構えてますからね。勝利は確定です。

 

右太と左子。

 あ、ちなみにいつもの《MGL-140》、グレネードランチャーはというと、接近戦には向かないので手放しています。

 

 更にちなみに、レンの「ピーちゃん」と同様、フカ次郎も愛銃に名前を付けています。
 その名も「右太」と「左子」。

レン「見た目同じだけど、どっちが右太でどっちが左子か分かるの?」
フカ「なまら簡単っしょ! 二丁のうち、右手で使う方が右太だよ?」

 つまり、どっちでもいいのです。愛どこいった。

 

ハラスメント警告とは。

 閑話休題。

 拳銃を構えて勝った気でいるフカ次郎は、「お前の神の名を唱えなっ!」とロールプレイングな台詞と共に全弾発射しました。


 計十七発の弾丸を受けて、相手は死亡判定されて、SJから追放……、


「へっ、どーよ?」
「……あれ?」
「あれー? これくらいの距離なら当たってもいいっしょー?」


 されませんでした。


 撃った弾は、すべて外れたからです。

 


「お嬢ちゃん……、ひょっとして拳銃射撃はド下手かな?」

 これで、素手の一対一。
 勝機を読んだスキンヘッドは、にやりと笑いました。
 そして、こんなことを口にするのです。

「へへへ、へへ……。SJってさぁ、死体になったら10分間《破壊不能オブジェクト》になるんだよなぁ……。その間だけなら、死体を触りまくっても《ハラスメント警告》出ないよなぁ……?


 通常のヴァーチャルゲームでは、異性の身体にべたべた触れれば、同性であっても相手が嫌がれば、《ハラスメント警告》という罰則が科されます。

 警告され、加算され、それでも行為を止めない場合は、アカウントの永久停止。
それまでどんなに鍛えていても、同じIDではゲームに参加できなくなります。すべてを一からやり直しです。

 ゲーマーにとっては悪夢ですね。

 


 しかし、今はスクワッド・ジャムの最中。
 死亡判定され「DEAD」のマーカーが付いたアバターは、10分間その場に残ります。

 つまりこのスキンヘッドさん、

 かわいくちっこい女の子・フカ次郎を行動不能にして、その後残ったアバターを好き放題触って助兵衛な行為をしようと企んでいるワケで。

 

妖精さんVSスキンヘッド。

 外道な思惑を聞いたフカは、拳銃を相手にぶつけて怯ませます。
 その隙に手にしたのは、地面に落ちていた男の銃《SIG SG510》(全長1.2メートル、重量6キロ)を手にしました。

 ただ、その銃には弾倉が嵌っていません。弾切れです。

 


 しかし、フカは、

「どらあっ!」


 銃身の先を持ち、銃を振り回して殴りつけました。


「ド変態ゲス野郎腐れカス鬼畜外道がっ!」


 タコ殴りです。連打の殴打です。


「女の敵に天誅を下すっ!」

 

「ちぇすとーーっ!!」


 気合を込めた大上段から、止めの「剣撃」を放つと、


「大剣振り回してきた妖精さんを……、なめるなっ!」

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 そう、フカ次郎は元々、剣と魔法の世界《アヴルヘイム・オンライン》のヘビーユーザー。
 ファンタジー系VRゲームの戦い方で、女の敵を成敗したのでした。

 

 

クラレンス。

 37564の時間を終え、敵のDEADマーカーを数えるレン。その数、十七。

「三チームだから、十八人が自然だけど……。あ、そうか」

 何かに気付くと、折り重なって倒れている死体へ発砲しました。オーバーキルはマナー違反ですから、良い子はマネしないでねっ☆


 しかし、

「いぃってえーーっ!?」

 仲間の死体に紛れて、死んだふりをしていたプレイヤーが隠れていたのです。

 


「バレちゃあ仕方ないねぇ。はい降参。こうさーん」

 飄々とした口調と仕草で立ち上がった男は、

よかったら、ちょっとお話しない? 君達は可愛いよぉ……。強くて可愛い女の子、俺、だいだいだーい好き!


 なんだなんだ、また女の敵か。

 ついさっきブチ切れたフカは「何、こいつ面白―い。面白いから撃っちゃおうよ」と剣呑なこと言ってます。

 

追剥ぎレンちゃん。

 態度はともかく、男の持っている弾倉が自分のP90と共通のものだと知るや、

「マガジンを出せえっ! ポーチだけじゃなく、ストレージにあるのも全部出してっ!」

 理不尽な要求をしました。
 渋る様を見ると、

「フカ。こいつの手足を撃つから、後ろに回ってストレージ操作してくれる?」
「おっけー」

 四肢を撃って行動不能にした後に左手を操って強制奪取する構え。これもマナー違反なので、良い子も悪い子もマネしないでねっ☆

 

実は。

「レンがほっぺにキスする」という条件を飲み、軽くキスしてあげたレンちゃん(このゲームには助兵衛しかいねぇのか byフカ次郎)

やっぱりキスは女の子に限るわねぇ。男のキスは、ガサツでイヤよねぇ

 そんな感想を聞いて、いよいよワケワカンナイふたり。


 というのも、この男、クラレンス、実は女性なのです。

 アバターが宝塚っぽいため、ワザとこんな喋り方なのです。

 

 

 GGO内でナンパするクラレンスに引き気味なレンちゃん(いいからあんた、とっととこうさんしろよ byフカ次郎)

 ついつい敬語になりながらも、クラレンスがストレージとポーチから出した予備弾倉を手にしようとしましたが、


 接近していた敵チームからの銃撃を受け、叶いませんでした。

 


 咄嗟にかばってくれたクラレンスに感謝しつつ、弾倉に後ろ髪を引かれながら撤退。

 

 レンとフカを襲った、北側からやってきたチームの正体は……、メメント・モリ。

 強敵、《MMTM》でした。

 

 

まとめ。

 濃い新キャラ・クラレンスのお話でした。
 新キャラのクセにお絵描きされていませんが、ホラ、宝塚よりレン&フカを描いてる方が楽しいもんで。

 実はエムさんも一回しか描いてないというね。ピトさんもか。

 


 さて、次回の「魔王復活」もかなり濃いお話になりそうですよ。原作では200ページ分ですからね(今回は130ページ分くらい)。

 クラレンスが出たからには「あの人」も取り上げるだろうし(というかもう出てるし)、あれやこれや色んな山場が待っているはずですが、どうやってまとめるのやら。

 正直、ちょっとだけ、心配だったり……。

 まぁ、アニメには時雨沢さんもガッツリ関わってるので、いらん心配だとは思うけど……。

 


TVアニメ「ガンゲイル・オンライン」第10話予告映像