ヒダマルのアニメ日記。

アニオタ・元保育士・隠れアスペルガーと、三拍子揃ったヒダマルがお送りするアニメ感想ブログ。アニメ関連の雑記や分析なんかもチラホラ。毎日午後8時に更新予定です。

『はたらく細胞』 第十三話「出血性ショック(後編)」その②


 多量の出血による影響で、体温が下がってきた体内世界。
 赤血球さんの行く手には、猛吹雪が立ちふさがります。

「でも……、行かなきゃ……。私たちだけでも酸素を運ばないと……、細胞さんたちが死んじゃう……!」

「がんばって、後輩ちゃん……!」


 それでも歩みを止めず、頑なに職務を全うしようとする赤血球さんでした。

 

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出血性ショック死。

 吹雪に凍え、酸素を取り落とした後輩ちゃん。
 彼女に手を差し伸べる赤血球さんですが、


「いいかげんにしてくださいっ!」


 手は、弾かれました。

 

 

「ちょっとは周りを見てくださいよ! 私たちがどうこうした所で、この状況が変わると思いますかっ!?」


「もうどうやったって酸素の供給が追い付く訳ないじゃないですか! 私たちの他に赤血球なんて、誰もいないじゃないですか!」


「そうやって先輩は後輩にカッコいい所を見せようと思って、意地張って、頑張ってるだけなんでしょうっ!?」

 

「無意味ですよっ!!」

 

「知らないんですか、出血性ショック死!!」

 

 

 出血性ショック死。

 大量の血液が失われることによる意識レベルの低下、失神。それにより引き起こされる死。
 体内の血液のうち、三分の一が失われると危ないそうです。『火の鳥』で読んだ通りです。

 

「血液の三分の一が失われたら、身体は死ぬんです! この身体はもう駄目なんですよっ!」

 

 

赤血球の誓い。

 一を見て、十を知る。
 現状を正しく理解し、未来を正しく見通す、とても優秀な後輩ちゃんに、

 赤血球さんは。

 

「私は最後まで酸素を運ぶよ」

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「それが私たちの仕事なんだから!」

 

 とても、シンプルに応えました。

 

 

赤血球の決意。

 後輩ちゃんを残し、ひとり歩みを進める赤血球さん。

(手が重い……。足も重い……)

 積雪量が腰まで達する中、残された体力で足掻くものの。

 


(みんな、待ってる……。早く、早く届けなきゃ……!)

 体力など、とうに尽きていました。

 

 

(みんな、がんばってる……)

 頼るのは、気力。

 

 

(私も、やらなきゃ……)

 どこかで決死に働いている、仲間たちへの信頼。

 

 

(とどけなきゃ……)

 

 

 

 

(さん、そを…………)

 

 

 

 

 

 小さな、白い背中。

 優しい、マクロファージ先生。

 

 白い帽子の、あのひと。

 

 


 薄れゆく意識の中、走馬燈の最後に現れたのは、

 

 

 


「でえじょぶかぁ?」

 

 訛り。

 標準語・共通語とは異なる、ある地方特有の発音やイントネーション。

 

 が、聞こえました。

 

 

「ど」

 

「ど」

 

「ど、ど」


「どちら様――――っ!?」

 

 

 満身創痍な赤血球さんの前には、お馴染みの色をした配達屋さんが雪原を埋め尽くしております。

 いっぱいいます。

 うじゃうじゃいます。

 ウォーリーを探せってくらい、います。


 そんな彼ら彼女らが、雪だるま作ったりかまくら作ったりして遊んでいます。


 うん、これ走馬燈じゃねぇ。

 

 

献血と輸血。

 訛りに訛ったお国の言葉で、口々に赤血球さんを労わる、謎の赤血球軍団。
 よく見ると、制服のデザインもびみょうに違ってます。ちょっと温かそうです。


 赤血球さんに事情を聞くと、

「このまんまだと、オラたちのいるこの身体終わっちまうだか!? 訳も分からず連れてこられたと思ったら、理不尽すぎるどー!」

 

 そんなこんなで。

 どこからともなく表れた赤血球たちは、あっというまに身体の隅々まで酸素を運び届けたのでした……。

 

 

まとめ。

 大団円の、めでたしめでたし。

 医療の力と誰かの親切によってもたらされた、たぶん雪国育ちな赤血球さんたちの力を借りて、無事に危機を乗り越えられました。よかったよかった。


 そして、優秀さだけでは語れない仕事人の奥深さを示し、後輩ちゃんにも感謝された赤血球さんでした。

 要領も愚直も、大事っすね。

 

 いやはや、新たな擬人化世界を見せてくれた『はたらく細胞』も、これで最終回ですよ。

 次に会うのは、いつかな……。

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