ヒダマルのアニメ日記。

アニオタ・元保育士・隠れアスペルガーと、三拍子揃ったヒダマルがお送りするアニメ感想ブログ。アニメ関連の雑記や分析なんかもチラホラ。毎日午後8時に更新予定です。

『宇宙戦艦ティラミスⅡ』 第二話その①「REUNION」


 地球へ降り立ち、地球連邦総司令部のお土産コーナーで駄弁っていた運命の兄弟、スバルとイスズ。
 阿呆な顛末で死にかけた兄は、弟へ再び人生の選択を迫ろうとしていた。

 そこへ現れたのは、二人の父、ソウイチロウ・イチノセだった……。

 

 

REUNION

「父さん……。どうして……」
「状況は把握している」

 息子・スバルの動揺を、冷静に遮った父。


「お前たちをここに呼んだのも私だ。見せたい物があってな」

 眉ひとつ動かさず、会議を進行するかのように。
 全ては既に決定事項、後はただ事を前に進めるだけ、とでも言いたげに。

 それはおよそ人肌というものを感じさせない、冷たく無機質な態度でした。

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〈アニメ『宇宙戦艦ティラミスⅡ』公式サイトより引用 © 宮川サトシ 伊藤亰・新潮社/「宇宙戦艦ティラミス」製作委員会〉

 

 

「見せたい物……?」
「耳を貸すなスバル! 忘れたのか、コイツは家庭より、機動兵器の研究を選んだ男。息子の俺が生きていても、この態度だ……っ!」

 そんな父へ、感情を露わにするイスズ。
 しかし彼の激高さえも、ソウイチロウ・イチノセの前には予定調和でしかありません。


「我々が既に、ネオ・デュランダルを完成させていると言ったら?」

 

 

「二人とも、付いてきなさい」

 そう伝え、扉の奥へ消えました。
 突然現れた父の言葉に従うしかない現状への悔しさをにじませつつ、イスズはその背を追うのでした……。

 

 

 

 昇降機で地下深く潜る間、気まずい空気が流れます。

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〈アニメ『宇宙戦艦ティラミスⅡ』公式サイトより引用 © 宮川サトシ 伊藤亰・新潮社/「宇宙戦艦ティラミス」製作委員会〉

 

「我々は一体の機動兵器に二つの核融合エンジンを搭載することに成功した。だがそれは禁断の領域……。フィフスノートの叡智をも凌駕し得る、革新だ……」

 しかし、そんな「人間らしさ」などとうに捨てた孤高の研究者だけが、己の成果を滔々と語り続けていました。

 

 その時、


 ぴぴぴ。


 背後に立つ黒服が、タブレットを差し出します。

「ドクター・イチノセ」
「? また政府の無能共からの催促か……」

 そう、彼は研究に人生を捧げた天才研究者。
 時代に求められた才能は、息子と会話する時間も許されない宿命にあったのです。


 それでもいつか、戦乱の世が終われば……。
 三人が安らかに語り合う日も、あるいは訪れ

 

 

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 父さん、このタイミングで妙なメールを受け取りました。


「う……、ぐぅっ……!!」

 俄かに苦しみ出すソウイチロウ。


「父さんっ!」
「ドクター・イチノセ!」

 

 

(ご……、)


(54万やとぉ……っ!?)

 

 

(5万4千の間違いやないんかぁ……! 54つったらお前、そこそこええ中古車買えるんやないかぁ……っ!?)


(払わず無視したろか……。んなことしたら、警察来てまうか。かえって火傷……!)

 


 ソウイチロウさん、54万の衝撃にうちのめされています。

 息子に肩を貸されるも、脳内は54万でいっぱいです。

 


(ま、ええわ……! 金はまたロボット開発してパパ―ッと儲けたらええわ……っ! それよりアレやわ、政府にバレとらんか心配やわっ!)

 

「少々、身体を酷使し過ぎたようだ……」
「昔からそうやって無理をして……」


(バレたらアレか、解雇かっ!?)


「そんなことより見ろ、スバル。あれこそが私の最高傑作……」

 お父さん、流石は天才です。
 頭の中が混乱していても、今すべきことはきちんとこなしますよ。

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〈アニメ『宇宙戦艦ティラミスⅡ』公式サイトより引用 © 宮川サトシ 伊藤亰・新潮社/「宇宙戦艦ティラミス」製作委員会〉
 

 

(ええ、こんなスゴイロボット作ったのにぃ!? 流石にそりゃないか……)

(やぁアカンっ! やっぱ54万はキツイわ~! 54万は落ちとらへんでな~!)

(54万54万54万54万54万っ、はぁ~!!)


「あれこそが私の最高傑作……」


 並列処理がこなせなければ、機動兵器の様々な機関を同時に開発・調整していくなんてできっこな


「ゴジュウヨンマンダルだ……」


(アカンアカンっ! なにがゴジュウヨンマンダルや、思わず声に出てまったわ……!)


 うん、急に心配になってきた。
 大丈夫かネオ・デュランダル。

 

 

「これが新しいデュランダル……! また会えたな……」

 スバルはというと、再会の喜びにうちひしがれています。父の妄言は届いておりません。セーフ。

(危な~っ! 聞こえんかったか……。息子にまでバレたら、もうどうしようもないでな……)


「あれが出撃した暁には……、」

 

 

 ぴぴぴ。

 


「ドクター・イチノセ」
「今度は何だ」

 

 

42歳未亡人です。

亡くなった主人から20憶の相続をしたので生活には困っておりませんが、毎日寂しいです。私の心のスキマを埋めてくれる殿方は以下のリンクをクリックしてください。

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(なんや?)

(ふんふん)

(ふ~ん?)

(寂しいなら相手したるわ)
 ぽちっ。

 

 さっきのメール、再来。

 


(またかっ!!)


(合わせて、ひゃく、はちまん……。108万っ!!


 あ、倒れた。
 さしもの天才科学者も、七桁の前にはダウンを余儀なくされました。

 

 

「父さんっ!」
「親父っ!」
「ドクノセ!(ドクター・イチノセ=ドクノセ)」

 それぞれの呼び名で駆け寄る三人。
 件のタブレットを覗かれますが、


「親父。こういうのは、迷惑メール設定を強にしておけば問題ないぞ」
「こういうメールも来なくなるしね」

 こともなげに語る息子たちを見て。

「……そぉなのか?」


「お前たち、私の知らない間にずいぶんと……! 大人になったんだな……!」


 瞑目し、息子たちの成長を実感するのでした……。

 

 

まとめ。

 一期でもちょこっと出てた、イチノセ兄弟のお父ちゃんが登場。
 この親にしてこの兄弟あり、ですね。

 この世、意外と平和なんじゃなかろうか。


 冒頭では、スバルが歌う新OP「Gravity Heart」も流れました。
 相変わらず、OPだけはちゃんとロボットアニメっぽいんですね。かっこいい。

 その②では、新兵器「ネオ・デュランダル」の出撃か……!?

 

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