ヒダマルのアニメ日記。

アニオタ・元保育士・隠れアスペルガーと、三拍子揃ったヒダマルがお送りするアニメ感想ブログ。アニメ関連の雑記や分析なんかもチラホラ。毎日午後8時に更新予定です。

地元な話。 その⑥【旧伊藤伝右衛門邸・本座敷編】

 みなさま、こんにちは。
 重ね重ねヒダマルです。

 

 旧伊藤伝右衛門邸の第三弾となる今回は、お屋敷のハイライトといっても過言ではない非日常空間、本座敷に迫ります。

 「四畳半という概念が存在しない贅沢な世界」を彷徨い、書斎やすりガラスに興奮するヒダマルでしたが、その感動はまだ序曲でしかなかったのです……。

 

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繋棟と中之間。

 素敵なすりガラスに心打たれた居間を後にして、次の部屋へ進みます。

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 南棟と北棟をつなぐ「繋棟」。
 そこにある二部屋のひとつ、中之間です。

 歌人にして伝右衛門さんの奥さん、柳原白蓮さんの歌が目を引きます。本物でしょうかねこれ。

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 解読してみると……。

 あ、けふ、今日のことですか。生の……、み? かな?
 次はちょっと難読ですが、これは「わがふミて立つ」ですね。次は「大地」とあるので、続けて詠むと、

 

 ああけふも
 うれしやかくて
 生の身の
 わがふみてたつ
 大地はめぐる

 

 かな?
 たぶん合ってると思います。

 

 ヒダマルくらいの知識人になれば、この程度の文章量なら読み解くことができますよ(ドヤァ)

 それにしても、大地を踏みしめて立つ生を謳った言葉が素敵ですね。さりげなく活けられている草花も句に趣きを添え、あっ。

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 地袋には、書斎と同じ画家さんの牡丹。

 こういう装飾がいちいち美しくてですね、全部紹介してるとまったく前に進めないのがジレンマです。

 

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 宝箱はっけん。

 めっちゃ怪しいなこの箪笥……。
 中には武器か敵モンスター、あるいは下に階段が隠されてるな……。全クリ後に来たらイベント起こるかな……。

 

 

茶室・角之間。

 繋棟の二部屋めは、茶室となっていました。

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 ここに来て四畳半のお目見えだっ!?

 と思いきや、びみょうに五畳くらいありました。この屋敷中では最も小さい部屋でしょう。 

 

 こじんまりした一室にも、そこかしこに感じる丁寧な美意識は健在。

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 天井も独特です。

 

 ところで。

 玄関からここに至るまでの廊下の途中、中庭に面した小窓がありますが、これは茶室の「にじり口」に見立てているそうです。

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 遊び心も搭載してるとか、隙がありません。

 ちなみに、こちらが中庭。
 玄関の窓からも見えていた空間です。子どもが密会をするには、なかなか丁度よさそう。

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本座敷。

 さて、いよいよ本題。

 左に中庭とにじり口、右に上記二部屋を構えた繋棟の廊下を進みます。畳と板張りの直線で、スーッと導かれる感覚……。

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 ここを進む前に言っておくッ!

 ヒダマルは今まで、この屋敷をほんのちょっぴりだが体験した。

 

 い……いや……、体験したというよりはまったく理解を超えていたのだが……。

 あ……、ありのまま今起こった事を話すぜ!

 

 『ヒダマルは廊下を歩いていたと思ったらいつのまにか広場にいた』

  

 な……、何を言っているのかわからねーと思うがヒダマルも何をされたのかわからなかった……。

 

 頭がどうにかなりそうだった……。

 八畳の玄関だとか英国製ステンドグラスだとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ、もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ……

 

 (ジョジョ茶番を挟みつつ、ヒダマルが体験した視線の流れをお伝えします。)

 

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 家ん中じゃねぇ。

 

 開放感、風通し、見通しの良さと明るさ、それらに伴う瞳孔の収縮、五感のどれをとっても語りかけてくる。

  ここ、家ん中じゃねぇ。

 

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 これですよ圧巻は。

 畳が三×九なので、二十七畳の本座敷です。もはや宴会以外の使い道が想像できません。
 そして、庭に面した角の襖が取り除かれているので、そのスペース十六畳分が加算。同じく廊下側は、隣接分だけでも十一畳。

 区切りが難しいものの、計五十四畳分の空間です。

 

 そしてそもそも、

 

 

本座敷・景観。

 この景観……。

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 もう、何畳だかとかどうでもよくなる開放感……。

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  嗚呼、ビールが飲みてぇ……。

 

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本座敷・襖絵。

 量的な雄大さだけでなく、質的な奥深さも忘れないのが旧伊藤伝右衛門邸の本領。

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 この襖、よく見ると……、

 

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 波が表現されています。

 海です、大海なんです。

 

 か~ら~の~、

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 帆掛け船。

 引き手が、大海を進む満帆の帆掛け船。
 かくも小粋で優雅な連作襖絵が、本来ならばこの座敷を包んでいるのです。

 こら一本とられたばい。

 

 

まとめ。

 次回に続きます。

 屋敷内だけでもやっと半分くらいですが、我ながらどこまで続くか予想がつきませんが、気が済むまでは続くんです。

 

 ででんと構える門、広くも小ざっぱりした玄関とハイカラな応接間、細やかな窓や装飾を楽しんだ後でこの本座敷を出された時は、ちょっと固まりました。

 ヒダマルの写真じゃなかなか伝わらないと思いますが、すごいんですよとにかく。広いんですよ。
(せめて文章でがんばれ)

 

 次回は屋敷のボス・伊藤伝右衛門さんのお部屋を中心にレポートしてみようと思います。白蓮さんのお話はその次かな。

 その次は西棟と、お庭と、その他装飾品と……。
(ほんとにいつまで続くんだ)

 

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地元な話。 その④【旧伊藤伝右衛門邸・門構え編】

地元な話。 その⑤【旧伊藤伝右衛門邸・南棟編】