ヒダマルのアニメ日記。

アニオタ・元保育士・隠れアスペルガーと、三拍子揃ったヒダマルがお送りするアニメ感想ブログ。アニメ関連の雑記や分析なんかもチラホラ。毎日午後8時に更新予定です。

『宇宙戦艦ティラミスⅡ』 第六話その②「BEYOND THE ORIGIN」


 スバル・イチノセが凶弾に倒れ、危篤状態に陥った時。

 遠く離れた独立起動要塞、メトゥス=ゲルメンの内部で、一人の男が覚醒しました……。

 

 

BEYOND THE ORIGIN

「ッ!?」

 スバルの危機に呼応したのか、鋭い痛みを感じて倒れたスバルB。
 彼はスバルのコピーであり、フェイ・キャラウェイと同じ人工ユニヴァース感覚者なのです。いわばスバルの分身です。

 


「どうした」

 彼を監視していた研究者が、強化ガラスを開けて接近。
 すると、

「スバルB、ぐっ?」


 スバルBは瞬時に背後へ回り、首を絞めました。

 浅黒い肌に白く濁った長髪を持つ青年は、凶悪な笑みを浮かべて。


「これからボクのことは『ビヨンド』と呼べ。ボクはオリジナルを超えた存在なんだ……。いいかい? スバル・ビヨンドだ……」

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〈アニメ『宇宙戦艦ティラミスⅡ』公式サイトより引用 © 宮川サトシ 伊藤亰・新潮社/「宇宙戦艦ティラミス」製作委員会〉

 

 

「待つんだビヨンド! ハーデス・デュランダルはまだ試験段階なんだ!」

 研究者さん、柱に縛られてしまいました。
 やっぱ、人の手で生み出した生命は人の手に余るってヤツですね。SFあるあるですね。フランケンシュタインコースですね。


「ボクの力はどんどん膨らんでいるんだ。より大きな手足を必要とするのは、至極当然のことだろう……?」

 聞く耳を持たず、ハーデス・デュランダルなる機体へ侵入したビヨンド。ハーデスといえば「冥界の王」、名前からして強そうな新型機体です。

 

(さぁ行こうか、ハーデス・デュランダル……)


 あふれ出る力と興奮を抑えきれないビヨンドは、人を食った笑みのままコックピットへ到着しましたが、


 コックピット、馬鹿みたいに巨大でした。

 


 え~っと縮尺がおかしいな。
 座席の上でフットサルできそうだな。

 この違和感、「車のシートに、レゴブロックの人形を座らせた感じ」って言えば伝わるかな。

 

 

「な~~~~るほど・こう来ましたか……。ふふっ。楽しませてくれるじゃない」

 けれども、うろたえないビヨンドさん。
 このビジュアルでオロオロしてるのは似合いませんからね。

 


「さっさと出撃したいところで・す・が。ふふっ……。これだけ馬鹿デカくちゃねぇ~」

 イスズお兄ちゃんが軟化してる現在、ラスボスの座も狙える位置にいるキャラですし。しっかりしてもらわんと。

 

 

「……入ってきたところを戻って外に出るって、そんな情けない話ないよねぇ? そ・れ・にぃ。あのシート登るには無理がある」

 どこか悲し気にシートを見上げるビヨンド。

 


「おまけにぃ。このコックピットか・な・り・冷えてきた……」

 体育座りで身体を温めるビヨンド。

 

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〈アニメ『宇宙戦艦ティラミスⅡ』公式サイトより引用 © 宮川サトシ 伊藤亰・新潮社/「宇宙戦艦ティラミス」製作委員会〉

 

(あ~マジでどうしようかなぁ~……)

 心は正直なビヨンド。

 

 

(ひとまず隙間に入ってみますか……)

 座るトコと背もたれの間にうずまるビヨンド。

 


(中あったかぁ~……)

 感動するビヨンド。

 


(あ~……、これいいかもしんない……。程よい圧迫感がやけに落ち着くというか……。なんだろ……、もうこのまま、)


「なんてボクが言うとでも思ったかい?」


 ひとり相撲をはじめるビヨンド。

 


「ボクは既に打開策を思いついたのさぁ。スラスターのペダルさえ踏めば、前には進める。問題はどれくらいの深さがあるかってこと」

 そろそろとシートの崖に向かうビヨンド。

 


「でもぉ♪ それを知るのも簡単なこと」

 さっきから独り言の多いビヨンド。

 


「また後でねぇ……」

 己のブーツに別れを告げつつ、下へ落としたビヨンド。
 耳をすましますが、

 


「ういっ!? 誰じゃ馬鹿たれがぁ! 靴放ったのは! 降りてこいボケがぁーーっ!!」


 怒声が響いてきました。

 

 

 

「俺の昼飯、どうしてくれるんや、馬鹿たれがっ!」

 怒っているのは作業員のおっちゃん、彼のお弁当にブーツが投入されてしまったそうです。あらら。


「どこの所属だっ! 名前はっ!」
「スバル・ビヨンド……」
「あっ!? 聞こえんっ! スバル・なにっ!?」
「ビヨンド! です……

「お前みたいな若ぇもんが、ホワイトカラー気取ってよぉ!」
「パイロットスーツが白いのはたまたまで……」
「そーゆー意味じゃねぇよ馬鹿たれぇ! あれか! 宇宙ゆとりか!」

 うるうるしちゃうビヨンド。

 

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〈アニメ『宇宙戦艦ティラミスⅡ』公式サイトより引用 © 宮川サトシ 伊藤亰・新潮社/「宇宙戦艦ティラミス」製作委員会〉

 

「なんだ。泣いてんのか……? わかったわかった、宇宙ゆとりは言い過ぎた……。あそこから、外に出られるから」

 ヒヨコみたいな若造を泣かしちゃったことに、毒気を抜かれるおっちゃんです。


「あまり、叱られたことがないか?」
「うう……」
「まぁええわ。次から気ぃつけたら。勉強になったな」

 おっちゃんに肩を抱かれ、励まされるビヨンド。
 大丈夫だ、君は若い。


「ちょっと待っとれよ。……ほれ。好きな方、飲んでええぞ」

 ブラックコーヒーとおしるこを差し出してくれるおっちゃん。
 いいひとだ。

 

 

 覚醒したビヨンドは、おしるこを飲みながら、ハーデス・デュランダルの完成を待つことにしたのでした……。

 

 

まとめ。

 スバル・ビヨンドとして覚醒したスバルBでしたが、やはりイチノセの血を受け継いでいるみたいです。

 オリジナル同様、引きこもりになる日は近いのか。


 EDの駄弁りはスバルとビヨンドですが、この二人は戦ったことはあっても顔を合わせたことはありません。

「次はボクの番だよ、スバル。ふっ! ……くっふっふっふ! ついに手に入れたぞ! これこそが切り札! すべてを終わらせる悪魔のカード! ジョーカーだっ!」
「コイツ……、ババ抜きのルールを分かってないっ!?」

 

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